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「元お車整備士」がお届けするメンテナンスコーナー。
トヨタディーラーのサービス、「まるまるクリン」もしくは「まるクリーニング」を試しました。高額なクリーニングサービスはどれだけ凄いのか?予算、内容など。
内装パーツの取り外しも含むクリーニングサービスですが、トヨタディーラーでのサービスということで安心感が違います。ちょっとした不具合も同時に見て貰える可能性も。
トヨタディーラーでサービスされる「まるまるクリン」もしくは「まるクリーニング」を試しました。
掃除内容は「内装のみ」「外装のみ」「両方セット」という3つから選択でき、個人で掃除するには面倒な部分まで念入りに掃除してくれる内容です。
お任せしたのは「ルーム+ボディセット」という内外装セットのコース。お値段はマークXクラスで48000円。
高額クリーニングがどんなものか、ナビの地図更新のついでに試してみました。
室内クリーニングのメニューとして目をひくモノ。
重いし神経使うし、出来ればやりたくないフロントシートの取り外し。
でもシート下っていつの間にかゴミが入るし、思うより目立つ。
市販のハンディクリーナーを隙間から差し込めば多少は掃除できるけど、その場しのぎ程度。
やっぱりフロントシート下って、室内各部の中で最も掃除しにくい場所だと思う。
まるまるクリン終了後は、写真のようにキレイになった。ちょうど乗り降りする時に見える角度ってこれくらいだと思う。
シート表面、個人で掃除する場合はムース状のガラスクリーナーを吹き付けて、ブラシで擦るかタオルで拭き取るかなんだけど、拭き取ったタオルが茶色くなるほど汚れている時もある。
なので、まるまるクリン終了後のシートを見て、茶色っぽい色が無くなったように感じた。
これはプラシーボなんだろうけど、とても綺麗なことには変わりなし。もちろんイヤなニオイも気にならず。
掃除に神経使うのが窓の内側。拭いても拭いてもキレイにならないクルマもあるし、新車だって吹いたタオルがうっすら茶色くなるクルマもある。
内窓が汚れていると、汚れに湿気が貯まって曇るというから、安全のためにも大事なクリーニングポイント。フロントガラスはまだいいんだけど、セダンやクーペのリアウインドは掃除が大変。この内窓掃除も、魅力を感じる部分。
フロアカーペット、シート、窓。掃除をして貰ったのが実感出来る部分。
実際に自分でやるには面倒で疲れる場所ばかり。
このマークXジオはそれなりにキレイにしてたから、一目で良くなったとは感じなかった。
でもこれで、しばらく掃除しなくて良いと思うと気が楽。
クルマ引き取り時はちょっと新車のような保護がされた状態に。自分はこれ、「剥がしちゃってね」とお願いしてから運転します。
エクステリアとか外装とかいうけれど、わかりやすく言えばボディ、ホイール、エンジンルームのクリーニング。
ボディは粘土での磨きとポリッシャーでの磨きが注目ポイント。
自分でやると、効果がわかりにくい粘土掛けは飽きてくるし、一発でピカピカになるボディ磨きだって、均一にボディ全体を磨こうとすれば大変。極細コンパウンドって結構な根気がいる。
ホイール。掃除しにくい細部までピカピカにしてくれる。
ここも自分で掃除するのは大変。複雑な形状をした高級アルミホイールだったらもっともっと満足感高いと思う。
フェンダー内のインナーライナー。黒い樹脂の部分。高圧洗浄機があればとりあえず吹き付けるけど、ココまではなかなかキレイにならないと思う。
というより筆者の場合、こんなとこまで掃除しようと思わないw
まるまるクリンならご覧の通り。
もちろん完璧といっても、どうしても残る汚れもある。
これくらいはしょうがない。クレーム言わないように理解しておいてね。
エンジンルーム内も、ココまでやるか!っていうくらいピカピカ。
サビとかオイルのシミとか、普通に考えて取れない汚れ以外は、新車のようにキレイになりました!わーい
クルマのクリーニングにおいての定石、「黒い部分をピカピカに」。
黒い部分がキレイだと、パッと見でキレイなんだよね。
まるまるクリンのエンジンルーム洗浄でもそれはもちろん。
黒い部分には十分すぎるほどツヤ出し剤が掛かっていた。触るとベトベトするのは中古車販売店に並ぶ中古車以上かも。
このベトベトと、ちょっとした事情から、次にまるまるクリンをお願いするとしたらエンジンルーム洗浄はパスかも。
コレを見る限り、相当に水を掛けてのクリーニングが予想できる。
それで万が一、大きなトラブルが発生すれば納車前に直してくれると思う。
だけどちょっと神経質な、細かい異音などはどうだろう?納車後に「前はどうだったっけな?」とか思うのはイヤだよね。
気になる料金、今回お任せしたのは「ルーム+ボディセット」という内外装セットのまるまるクリン。
お値段はマークXクラスで総額48000円。
所要日数は今回、預け入れから9日後、ディーラー店舗にてクルマ引き取り。
ディーラーの休日と被らなければ、もう1日か2日は早く引き取り可能だった。
ということで、金額およそ5万円、所用日数7日、が金額と日数の目安だと思う。
作業中の代車については要相談。付き合いがあるディーラーでも空きがないと言われることが多い気がする。
車検とセットなら代車用意できたり、緊急トラブル時に合わせた”特別な代車”があるかもしれないから、何かちょっと考えてみるのも良いかもしれない。レンタカーご用意します!じゃ金額アップしちゃう。
本来頼みたかったのは「ナビの地図ソフト更新」。今までのパターンだとトヨタ、夏に最新版を用意することが多いからね。
金額はアフターパーツのナビゲーションより安めの16200円。これでネット会員に登録すると、次回もダウンロードできる。
地図の更新は簡単だろうけど見栄張ってお任せして、工賃は2700円。
またついでに12ヶ月点検も任せる事に。筆者にとってこの点検が必要かどうかは疑問。ぶっちゃけやらなくて良いと思う。
でもこれもね、見栄w なんでもOK!OK!って気持ち良いじゃない。汗水垂らしたお金をそんな風に使うなんて、昔はかっこいい。今はハジ。我ながらナサケナイ。
すべてはまるまるクリンの感想の為にって事で。なんかさ、愛車を大事に扱ってくれそうな気がするじゃないw
まるまるクリンで惹かれる作業内容、まずボディだと、「粘土を利用してのボディクリーニング」から「コンパウンドでの磨き」、それから「アルミホイールのクリーニング」。
内装だとシートを外しての「フロアカーペットクリーニング」と「内窓クリーニング」。この辺かな。
普段から自分で同じようなクリーニングをしていれば、どれも作業自体は難しくない。
自分でやれば寧ろ、丁寧にも過剰にも、やりたいように出来て仕上がりのレベルは高いだろう。
でもどれも、自分でやるには面倒な作業という事実。”やりたいけどやりたくない作業”なわけ。労力が必要だからね。
なので、絶妙な内容と価格だと思う。5万円分残業するか、休日つぶして愛車を磨くか、迷ってしまうw
もしボディコーティング業者で定期的に磨いているなら、それをまるクリンに変えてみるというのは良いかもしれない。
粘土、研磨、保護という業者と、質の差を除けば同じ内容。まるクリンなら内装の掃除まで付いてくる。
今回トヨタディーラーにまるまるクリンをお願いして約5万円。
クルマを引き取った際、この金額に見合った喜びを得られたかというと、残念ながらナシ。やっぱり普段から掃除しているクルマだともったいないよね。
(キャバ的な喜びはあるよw)
「まったく掃除しないクルマ」とか「擦り傷が目立つ濃いボディカラーのクルマ」とかクリーニングで改善される要素が大きいクルマでこそ、価値が有ると思う。
車内で食べ物を食べない、タバコも吸わない、窓が曇ることもない、とか、擦り傷の目立たない白とかシルバーのボディカラーだったりすると、ちょっともったいない気がする。
なにしろ休日出勤数日分のお値段だからね。
ここはディーラー独自のサービスかな。自分のお金から出た頂き物なんて考えちゃダメね。
お姉様の手書きメッセージがウレシイw
ここからわかること、贅沢サービスです!わーいしょぼん
意見ハッキリ!特徴と長所短所をわかりやすく!
違いを感じる練習、試し失敗した経験、一貫性ある運転で試乗レポート。
受け売りでなく、カタログ的でない。紹介ではなくレビューです。
評論家さまとの違いは、率直な表現と自由度の高さ。辛口といえば辛口です。
評価評論・比較レビュー「間違いいっぱいの自動車選び」。