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2023年執筆のノートとノートオーラの比較。
上質をアピールするノートを、より上質に仕立てたというオーラ。でも実際は、違う特徴が感じられたり、面白い関係です。
※2023年・執筆 この記事を書いたのは?著者:ヒラリー男爵
アダルティで上級クラスからのダウンサイジングにも納得。そんな質感を感じるオーラのインパネ〜コンソール。
木目調パネル、夜見ると良さが引き立ちます。複雑な局面と光の反射で、高級感に繋がります。
昼と夜と、カメラまで使い分けて撮影できるのは、自分達の強み。どのクルマも全力で、気合い入れて取材してます。
こっちはノート。見出し用にレンズフィルター(暗くする)使った記憶あり。光らせず明るく撮りたいけど、撮れない時もあります。ごめんなさい。
脱線しました。オーラとノート、助手席前の加飾はお好みでって思います。茶色い木目とツイードは好み分かれますしね。別に白いメイプル調の木目もあります。
上がオーラで下がノート。
オーラはエアコン表示部が大きかったら良いなと、無い物ねだりしたくなる質感。
ノートはスタンダードな仕上がりでも、要所を押さえて立派。クルーズコントロールないとステアリングが寂しいのと、センターコンソールが弱点。
加飾の違いが大きい部分。夜間、アンバーの照明があたった時も綺麗です。夜間の様子は動画でぜひ。
ピアノ調パネルと、木目調、ツイード調で構成されるオーラのセンターコンソール上部。調が続くけど、見た目の質感は立派です。
大きく造形は立派なノートのセンターコンソール上部。「コンソール」って「わける」という意味だから、機能はしっかり。手元見なければ立派な位置にシフトセレクターがあります。
せっかくなので取り上げたい部分。
質感って表面の材質がわかりやすく効果的。例えばメッキ・木目・塗装・レザーなど。
でも質感ってそれだけじゃない。隙間の狭さや均一性だったり、面の揃い、傾き、プラスティックの歪みなど。工作精度とか組み付け精度ともいえる部分。これだって内装質感の大きな要素です。
ノート2台、オーラ1台を見た限りだと、シフトパネルの処理に違いを。
オーラは上手く処理され、ノートは隙間大きく不揃い、面もズレあり。多くを求めればコスト増。日産だって百も承知でデザインしているのだと思います。
オーラの方がグラフィカルで、ナビ表示ができたり、オープニング画像もリッチです。でもノートだってフル液晶モニター。価格からするとこれだけで立派と思えます。
詳しくは動画を見て下さい。
ベーシックなノートと上級志向のオーラ。試乗して乗り味を比較します。
センターアームレスト、写真のオーラではついてないけど、2022年秋の小改良で、オーラは標準装備になりました。それ以前はレザーセレクション以上で装備されます。
それ以外で異なるのは、シートのクッション性。高級化の文法通り、オーラは立派なシートにグレードアップされます。
見た目もあるけど構造的な違いが大きな差です。
オーラは前席後席同じように、多段構造のクッションだと思われます。表面に薄く柔らかい層があって、下に固い層。前席はもしかしたら3段構造かもしれません。
オーラの方が良いんだけど、固めなのも事実。質感は普通だけど固さを感じないノートのシート。体重軽い方には向くかもしれません。
なお、長時間乗って体にフワフワが残らないのはオーラでした。
ボディ寸法は横幅が40mm異なり、フェンダー周辺の形状が異なります。
またフロントやリアのデザインもわかりやすく差別化されています。
オーラのボディフロント。
ノートのボディフロント。
ヘッドライトのサイズが異なり、バンパー形状も異なります。
存在感高いのはやっぱりオーラ。ヘッドライトとグリルが立派で、適度なアクがたまりません。オーソドックスでないと感じるところに、高級を感じます。
オーラのボディリア。
ノートのボディリア。
オーラのバンパーがカラードタイプで、ノートは分割式っぽく無塗装パートが取り入れられます。
スルッとしていて質感高いのはオーラ。でも同僚に聞くと、ノートが方がカッコいいという意見も聞きました。
一番は、SUVっぽく見えるカッコよさ。たしかに、低くワイドなオーラに対して、重心が高く見えるSUVっぽさはあります。
ノートの後ろを走っていて、低いクルマから見ればなおさらでしょう。
もうひとつは、中央のレーシングカーで雨の日に光られせるライトみたいな作り。中央だしマフラー風ともいえるかな。
必ずしも高級感だけが、魅力の要素でないという例ですね。高級は魅力の一要素。なんでもそうだと思います。
どちらもピックアップ鋭く加速してくれ、反応良好!でも比較すれば、様々な違いを感じます。
最大加速力はオーラの方が伸びやか。時速100km超まで加速すると違いを感じられます。
これはカタログ上のスペック差としても出ています。
カタログに出ない違いは、アクセル全開にした時の滑らかさ。
オーラは素早く全開にしても、段付きが感じられず、滑らか。逆にノートは、全開にすると一瞬遅れて、段付きのように加速力を増します。
そんなノートも段付き以前も力強く、大きな段ではないですが、オーラと比較すると違いを感じます。アクセル開度8割くらいで加速するのが気持ちいいです。
オーラ凄いです。加速力は瞬間的に立ち上がるのに、車体を前後にゆすりません。
ボディ小さければ物理的に揺れやすいはず。
なのに、前後に揺すらずに加速を開始、アクセル緩めれば揺すらずに減速を開始。
常識的にレベルで叮嚀な操作をしていれば、縮むとか伸びるを気にせず、加速減速できる姿勢制御。踏んで戻してが異常なくらいに容易です。
それと比較するとノートは、フロントが少し伸びて、リアがしっかり沈みながら加速。
オーラよりはジワっとアクセル踏む必要がありますし、加速からの減速は、いったん加速も減速もしない状態に操作してアクセルを抜く意識がポイントです。
ワンペダルでの減速も、ブレーキシステムによる減速も、オーラのほうがダイレクト。
ノートのほうが少しオブラートで包まれる。
そんな印象です。
同乗者に快適な運転を突き詰めようとすると、ノートの方が簡単です。ほんのわずかな唐突感をゴムブッシュ等が吸収してくれます。
正確には、そこまで求める人はほとんどいないであろう滑らか運転をしようとした場合の、アクセル離す瞬間とか、ブレーキを抜いてくる瞬間に違いを感じました。
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