1ページ目です!2024年執筆のフリード、ハイブリッド・ガソリン比較。
モデル末期でも人気高いホンダのフリード。コンパクトミニバンとしての実用性だけでなく、質感も上々!
乗り味と内装の比較です。
※2024年・執筆 この記事を書いたのは?著者:ヒラリー男爵
写真は白さ際立つホワイトがHV、優しげな淡いブルーがガソリンです。
どちらも後期モデルのフリードです。
グレードはどちらも「G」。価格は269万円と233万円。価格差は36万円です。
この差額で得られるものは燃費と走行的質感と趣味性。
一方で、ガソリンモデルのほうがまとまりよいよね!と感じる部分も。
内装は違い少なく、安価なガソリンモデルでも付加機能など同じに楽しめます。
試乗した2台は2列目シートが6人乗りと7人乗りと違いがあったので、その比較も取り上げていきます。
対応グレード同士だと見た感じ、違いはハイブリッドのエンブレムくらい。
この世代のホンダ車らしいシャープなフロントフェイス。フリード人気のポイントかと思います。
写真を撮影するなら、ローアングルからの撮影が見栄え良く撮れると思います。
フリードのハイブリッドモデルとガソリンモデル。試乗して乗り味を比較します。
モデル・グレード | ハイブリッド「G」 | ガソリン「G」 |
---|---|---|
2023年式 | 2023年式 | |
全長 | 4265mm | 4265mm |
全幅 | 1695mm | 1695mm |
全高 | 1710mm | 1710mm |
ホイールベース | 2740mm | 2740mm |
車重 | 1410kg | 1350kg |
※ネット調べ。2WD。
簡単に比較すれば、乗り味はHVモデルが上級車的です。同じレベルでパワーユニットを選ぶというより、走行中の質感に差があります。
乗り心地と静粛性に、気にすれば気になるくらいの差を感じます。お詳しい方だったら、HVモデルに惹かれる、くらいの差だと思います。
乗り心地は端的に言って硬さの差以外の差なので、ガソリンモデルで満足の方が多そうです。
フロントサスペンションの質が高い!と感じるハイブリッドモデル。
全体として柔らかく、ショックアブソーバーが滑らかに減衰力を発揮してくれているので、大きく動く、でもゆっくり動くといったフロントサスペンションです。
反面、リアサスペンションはバタつきが気になる場面があります。
路面に追従しきれず、もしくは柔らかさから動きが早すぎて、パタンと落とされてしまう感覚。
ガソリンモデルに乗ってから思うのは、全体のバランスから仕方ない部分があるのかなと。またフロントが良いからリアが目立つ、それもあります。
HVモデルとは異なり、前後ともにサスペンション質感は普通です。フロントサスはギスギスまでいかないけど、柔らかい中に抵抗感があります。
でもね、リアサスまで含めて評価すると、HVモデルよりまとまりがいい!
厳密にいえば少し固めにセットされていそうで、これによって上下動が少なく感じられます。
設計はクルマ全体で行われるだろうから、フロントに合わせてリアもバランスされる、そう考えたときに、まとまり良いのはガソリンモデル。
言葉変えると、フロントシートで快適なのはHVモデル。といえます。逆にリアサスの一体感まで気になるとえばガソリンモデル。
ここが悩ましいところ。ただね、そこまで気にしなくてもいいと思う。どちらも悪いってことはないです。
フリードの比較では、全般的にHVモデルの方が静かに感じられます。
フロントシートではガソリンモデルでエンジンノイズが目立つので、これが理由です。不快感ない音質だけど、ボリュームレベルは大きいです。
2列目3列目シートではエンジンルームから遠くなるので、ノイズが気になりにくくなります。
ロードノイズに関してははっきり言えるほど明確な差は感じませんでした。
もしかしたら遮音材やタイヤ特性で差が設けられているかもしれませんが、違ってもそう大きな差はないと思います。
乗って感じたハンドリングの印象です。
どちらも穏やかで、より新しいモデルほどには、細かい操作に反応してくれません。
そんな中で、終始穏やかに徹してくれて、運転しやすいのはHVモデル。唐突でないのは好ましいです。
ガソリンモデルは長いコーナー、ハンドル切っている時間が長くなると、内側に入ろうとするチカラが強くなるような印象。
柔らかいのはHVモデルだけど、丁寧に運転しなきゃと意識するのはガソリンモデルです。
大きく、もしくは素早く操作したときにフロントをじわっとロールさせてくれるのはHVモデル。
電動パワステのフィーリングは、どちらも最新モデルとの差が大きく、逆に言うとここだけ、デビュー時期を感じる部分とも思えます。
2024年に登場するであろう新型はここが大きく進化してくると予想できます。
フリードでは6人乗りと7人乗り、どちらも選べます。2列目シートがキャプテンシートとベンチシートと変わります。
どちらもメリットデメリットあって、フリードではキャプテンシートが人気とのことです。
試乗しても良さを感じたのはキャプテンシート。筆者がメリットとして感じたのは、両側アームレストと乗降性の良さ。
スライドドアは内張りがフラットで肘を乗せる部分がありません。そこで外側にも用意されるアームレストが強いです。
乗降性はキャプテンシートの方が優れるのは事実ですが、ベンチシートでも簡単です。
シートは前寄りでも後寄りでもどこでも、レバーを引けば前に倒れます。なので3列目へのアクセスは簡単です。
3列目に座った時の印象では、2列目シートの間に膝を逃がせるキャプテンシートの方が有利です。
あとは体を倒して寝る時。同乗していたスタッフはベンチシートで横になっていました。
それから小さなお子様がいらっしゃる場合は、近くに寄れるベンチシートが優れる場面があると思います。
お父様とお母様で、ご意見分かれそうなのが怖いですw
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評価評論・比較レビュー「間違いいっぱいの自動車選び」。