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フリード、ハイブリッドとガソリン比較「2」

2ページ目です!

比較:燃費、内装、加速と減速

2024フリード・HVとガソリン比較2024年執筆のフリード、ハイブリッド・ガソリン比較

モデル末期でも人気高いホンダのフリード。コンパクトミニバンとしての実用性だけでなく、質感も上々!
乗り味と内装の比較です。

フリード乗り比べ(比較)

「2ページ目・内装、燃費、加速と減速感」

  1. 比較:乗り心地、静粛性、ハンドリング
  2. 比較:内装、ブレーキ、燃費、加速感

※2024年・執筆 この記事を書いたのは?

7.内装(フロントシート)

フリードHV:内装インパネ

ハイブリッドとガソリンモデル、シフトセレクターを除き大きな差は見受けられません。

フリード:内装インパネ

メーターの表示内容とシフトセレクターに違いがあり、アンビエント照明や切り替えできるウインカー音など、付加機能は一緒と思われます。

違いを感じた部分

  • メインメーターのパワーメーターとタコメーター、液晶部の表示内容。
  • シフトセレクターのパターンと周辺の内装素材。

シフトセレクターの違い

上の画像がハイブリッドモデル、下の画像がガソリンモデルです。

フリードHV:シフトセレクター

エアコン操作パネルが立派!

フリード:シフトセレクター

シフトセクレター周辺のパネルは、HVモデルが光沢パネル、ガソリンモデルがマットなパネルですが、質感はどちらも高いです。

ガソリンモデルのシフトセレクターは軟質塗装と光沢塗装、そしてメッキパーツの組み合わせですが、見た目なら本革タイプ以上の質感です。

メインメーターの違い

大きくはパワーメーターかタコメーターという部分が異なります。ガソリンモデルはセグメント表示のタコメーター。ハイブリッドモデルは液晶部にパワーフローの表示ができます。

付加機能は同じ様子

タイヤ角度モニターや燃費計。

ガソリン・メーター1ガソリン・メーター2

メーター内のアンビエント照明は色の選択が可能です。

メーター照明1メーター照明2

エアコンは温度操作に応じて色が変化します。

エアコン照明1エアコン照明2

さらにウインカー音も3タイプから選択できます。

シフトパネル周辺の質感やメーター周辺の付加機能、次期型では価格上昇が予想されますが、こうした部分がどうなるか気になりますね。

比較対象車はこんな感じ

フリードのハイブリッドモデルとガソリンモデル。試乗して乗り味を比較します。

フリード(GB7)HV
新車価格:269万円

ハイブリッド「G」2022年式。

レビュー!フリード(ハイブリッド)試乗レポート

フリード(GB5)ガソリン
新車価格:233万円

ガソリン「G」2023年式。

レビュー!フリード(ガソリン)試乗レポート

8.内装(リアシート)

フリードHV:リアシート6人乗り

ハイブリッドとガソリンモデル、リアシート足元に違いがあります。

フリード:リアシート7人乗

助手席の後ろに座って、足を置きたいところ。助手席下のフロア部分に、無視できない差があります。

座りやすいのはガソリンモデル

ヒップポイントと足の置き場、高さの差から両車で差があります。フリードの2列目シートはシート座面が低い関係から、少しの差が違いとして体感できます。

ガソリン・ボディサイドガソリン・リアシート1

左がHVモデル、右がガソリンモデル。

HVの方は膝が上がり気味になるのと、足がシート下に入りにくい

下はガソリンモデルでの2枚

ガソリン・リアシート2ガソリン・リアシート3

ガソリンモデルはここの膨らみが抑えられ、足が置きやすく違和感ない姿勢で座れます。

一応、ガソリンはガソリンで前下がりと言えなくもない。

予想できるのはここ、走行用バッテリーが搭載されるのかもしれません。それによって差が生まれている可能性。

座面高と足元スペースの関係、大人が座るというよりお子様が着座されることが優先されたのかもしれません。頭上はどちらも余裕です。

7.試乗時の燃費

フリード:試乗時の燃費

試乗時の燃費です。詳しくは動画にしてますので、さらっといきます。

カタログ燃費の差はわずか!

このフリードの場合、HVとガソリンのカタログ燃費ですと差は僅かです。以下2WDモデルでのWTLCモード燃費。

  • HVモデル:20.9km/L
  • ガソリンモデル:17.0km/L

差は4km/Lほど。本格的なハイブリッドモデルとしては差が小さく感じられます。

実際に走ってみると...

実際に走ってみると、さすがにこれ以上の差を感じました

  • HVモデルで燃費24km/Lくらいの時、ガソリンモデルだと燃費17km/Lくらい。
  • HVモデルで燃費18km/Lくらいの時、ガソリンモデルだと燃費13km/Lくらい。

2名乗車で交互に運転したシチュエーションで、大雑把に5〜7km/L程度の差というイメージでした。

燃費をみながら走行した以外ですと、ガソリンモデルは5km/L台が表示されていた時もありました。
渋滞が多ければもう少し差が開きそうな気もします。

8.加速感

それぞれの加速感、感じた特徴です。

趣味性さえ感じるハイブリッドモデル

フリードHV:

エンジン+モーター+走行用バッテリー+7速DCT。本格的なトランスミッションを持つフルハイブリッド。「i-DCD」と呼ばれるフリードのハイブリッドシステムです。

エンジン主体で駆動し、7段のミッションでトルクやスピードを増幅、さらにモーター駆動のみでも十分走ってくれる。

HV;エンジンルーム燃費や静粛性はしっかり、高回転でシフトアップしていく爽快感、速度調整のやりやすいダイレクト感。

今考えてもクルマ好き狙い撃ちみたいな特徴。趣味性まで感じされるハイブリッドです。

実際は人を選ぶ面も

爽快なステップシフトの裏返しは忙しない。ダイレクト感の裏返しはギクシャク感。

好みやペダルの踏み方によって長所にも短所にもなり得る特徴です。

ただ、i-DCDでギクシャクが気になるならば、ガソリンのCVTだって滑らかとまでは感じられないかもしれません。

素早いアクセル操作で素早く変速される時、カコン!という感じで気になる時があります。

けっこう速い!ガソリンモデル

フリード:

1500ccにして129馬力!平均的な同クラスよりパワフルなスペックになっているガソリンモデル。型式は「L15B」。

速さ感の強いi-DCDと比較すれば普通の加速感ですが、速度計の上がり方を見ているとけっこう速い。

ガソリン・ステアリングスイッチまたDCTは複数段のシフトダウンが苦手ですが、無段階のCVTなら瞬時に最適なギヤ比を使ってくれる。変速しながらだって加速してくれる。

官能性能は希薄なCVTですし、クルマ好きからは消極的選択肢であるCVT。
それでも実用でいえば捨てがたい魅力があります。

※DCT=デュアルクラッチトランスミッション。次のギヤを準備しておくことでシームレスにシフトアップする機構。クラッチペダル操作が自動のMT的なトランスミッション。

減速に関して

ガソリン・ペダルレイアウトブレーキペダルを踏んでの減速。フロントが沈み込むくらいの減速をする時は、HVモデルの方が扱いやすいです。

ここでもゆっくり動くショックアブソーバーが効いています。
沈んだフロントをゆっくり伸ばす、これがイージーです。

ガソリンモデルはHVよりフロントが沈みにくそうで、一旦動き出すと動き大きいです。こっちの方が背が高いミニバン的とも言えます。

渋滞中などゆっくりした減速では、停止直前の扱いやすさはどちらも悪くないです。

9.まとめ

フリード:

実際に3列使えるコンパクトミニバンというと、フリードしかないんじゃないかと。すると、より安価、より普通に走れるガソリンモデルの人気は納得です。

そうなんです。フリードはガソリンモデルのベーシックグレードが人気らしい

このあたりが、大きくて安いという選択肢がなくなり、ボディサイズと車両価格のコスパが悪化した現在を表してます。ミニバンを望み、出費も抑えたい子育て世代からすると、想像以上に厳しいのかもね。
って考えていくと、よりベーシックなフリードが人気なのは納得。

クルマ好きとして支持したいのはi-DCDのHVモデル。一方でクルマの特徴やポジションを考えればガソリンモデルの方があっているのかもね。

上級車感覚の乗り心地をコンパクトサイズでとか、アクセルワークに応えてくれる応答性とか、そこに惚れたらHVかと思います。

動画:燃費比較・HVとガソリン

当HPのYouTube公式チャンネルで、動画を公開しています。

フリード比較・ハイブリッドとガソリン

 

 

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