自動車の試乗比較、中古車選びにもマツダ・メーカー別の特徴

2009年記事 マツダ

アテンザ(2代目)試乗評価「2」

マツダ・アテンザ(GH5FS)2500ccモデル。マツダの上級セダンです。

2ページ目です。

「評価総合、3代目アテンザ&CX-5」

マツダ
  • グレード:“25S”
  • 型式:GH5FS
  • 車両価格:2,460,000円
  • デビュー年:-
  1. アテンザ試乗「1」試乗基本page
  2. アテンザ試乗「2」3代目アテンザ&CX-5と総評

追加されたグレードが魅力

アテンザを買うならこのクリスタルインパネデコレーションパネルの、ホワイトがオススメ。というか買い?
(申し訳ございません。写真はありません)

白い内装が魅力的!

試乗車、展示車ではなかったのですが、内装が魅力的なグレードが追加されました。

シートとドアパネル部分に白色を使ったモデルです。白と汚れた部分が目立ったり、反射が目立ったり。自動車メーカーがあまり使わない色。

2代目アテンザでは「白x黒の内装」を用意されました。インパネ、シフトパネル、ドアのパワーウィンドウのパネルボタンに「カームホワイト」と言う新色を使用し、シートは本革のカームホワイトを使用。

なかなかお目にかかれない、ホワイトを使用した内装は魅力的だと思います。思いっきり興味を引かれます。

トランクスペースが広い!

室内ではアテンザのトランク。十分な広さです。リアシートが狭めな分、トランクは広いのかもしれません。

日々の生活で使われるトランク。いつも1人か2人で運転される方なら、リアシートよりトランクに重点が置かれていた方が嬉しい。アテンザのトランクは広いです。

中古車はとてもお得

走れば個性的で魅力なクルマ、アテンザ。しかしマツダ車の例に漏れず、下取り価格は安い可能性。逆に中古車で購入なら、お得かもしれませんね。

それを踏まえて比較すれば、新車なら「20C」という207万円のグレードがベストバイ。

高価なグレードと安価なグレードを比較すれば、「値落ち率」が一緒なら「値落ち金額」は少ないです。

中古車ならどのグレードも価格的な差は少なくなるので、お込みのグレードそれがベストバイ。でしょう。

試乗3代目アテンザ

ディーゼルエンジンで話題の3代目アテンザに試乗しました。

今回は運転席、助手席、リアシートに座りましたが、30分程度の試乗だけなので、こちらに追記させて頂き、後日詳細なレポートをお届けさせて頂きます。

試乗したのはディーゼルエンジンを積んだアテンザワゴン。アルミニウムメタリック。グレードは「XD」で価格は290万円。

今回のアテンザ、セダンとワゴンで価格が一緒。ディーゼルで一番安いグレードがこれ。

エンジン&ミッション

エンジンとミッションそれぞれのフィーリングについてはCX-5(ディーゼル)のコーナーに試乗レポートを掲載しています。

エンジンは自然な加速力。有り余るほどのパワーではありません。

6ATのミッションは「超」が付くほど気持ちいいモノ。アクセルレスポンス良く、予想外に高回転をどんどん使う。シフトノブの触り心地も十分満足できるモノで、スイッチとしての完成度も文句なし。

欠点は、巡航からの再加速で、ワンテンポツーテンポ待たされる点。変速プログラムに違和感あったけど、ここはドライバーの慣れやメーカーの調整で良くなることに期待

価格と条件

新車購入時の値引き。マツダ車といえば30万円引きから交渉スタートという印象があった。

しかしアテンザで10万円引きワンプラスなど、CX-5から始まった流れで引き締まった。後発のアクセラではデビュー後しばらく、値引きはほとんどゼロというほど。

値引き無しで人気ということを考えると、マツダ車の商品力は一気に高まったと言っていいでしょう。あとは買い取り相場の安定が注力ポイントですね。

短時間試乗での短評、アテンザの良い点と悪い点

  • 立派なボディサイズのセダン&ワゴンが250万円という価格。マークXと比較すれば多少の割高感はあるが、他にはない商品。
  • よくできた6AT。意味もなく触りたくなってしまう(変速タイミングには好みが分かれそう)
  • 自然なドライビングポジション、オルガン式アクセルペダルで運転しやすい。
  • ブレーキペダルはほどほどの剛性があり、踏みやすさもある。
  • Aピラーは寝ているが街角でもじゃまにならない。見切りや取り回し性が良いので、狭いところでもコンパクトカーと変わらぬ感覚で動かせる。
  • ドアを閉めたフィーリング。ホンダと同程度かちょっと負ける程度で、トヨタには勝ち。
  • ディーゼルエンジンが走り始めからうるさい。甘めに評価しても褒められる音じゃない。
  • 乗り心地が悪い。固いだけではなく2代目アテンザの方がストローク感があるほど。3人乗車ならなんとか許容範囲内か。
  • リアシートの静粛性は決して高くない&決して広くない。
  • 内装内張のピンなどがすぐに目に付く場所に露出している。
  • 内装の質感は200万円クラス。ナビはディーラーオプションのみで後付け感が強い。

CX-5との違い

パワーユニット、パワートレーンや内装など基本は一緒のマツダCX-5。

車両価格はCX-5が205万円(ガソリン)〜。アテンザは同エンジンで250万円〜。ボディサイズは全高以外はCX-5がコンパクト。

新商品アテンザと、半年を過ぎたCX-5を比較すると、ディーゼル同士ならCX-5の圧勝。

なぜか異なるエンジンノイズ

なぜかって?なぜかCX-5のディーゼルエンジンが静か。もちろんディーゼルらしいエンジン音はするけど。アテンザは走り出しから「ヒュルヒュルヒュルヒュル」と何かの音がする。

まったく静かなエンジンじゃありません。ディーゼルらしいうるさいクルマです。営業マンいわく、「これで正常です」と。

静かって評価はホント??

雑誌等ではディーゼルと気付かないくらい静かといわれているけど、今回試乗したクルマはそうじゃない。CX-5のディーゼルとは全く印象が違うんです。

ボディ形状や遮音性能を考えればアテンザの方が静かでも良いと思うが、なんなんでしょ。

乗り心地の印象

乗り心地は、CX-5のサスペンションの方がストロークするので好印象。アテンザは固くてストロークしてない感覚をドライバーに与える。このショックアブソーバーは棒ですか?

最も、CX-5もデビューしたてのサスペンションは突っ張る上にギスギスして酷かった。当初は当サイト試乗レポートでも酷評している。その後に試乗したモデルで良くなったのを確認。

ガソリンエンジンモデル

静粛性はガソリンエンジンモデルではどっちも同程度か。アテンザのリアシートはもう少し静粛性を期待していたのに残念。

CX-5は205万円という価格を考えれば、かなりの静粛性といえ、4人乗車すれば静かなクルマだね、といえるレベルになる。
(人間は吸音するため乗車人数が多いと静か)

エクステリアデザインが評価

ワールドカーデザインオブザイヤーってご存じでしょうか。これ、ひとつ前の年に発売された世界中のクルマから、世界各国のジャーナリスト・デザインの専門家がエクステリアデザインの美しいクルマを選びます。

2013年のワールドカーデザインオブザイヤー、最終選考の6車になんと!アテンザが入ってます。その6台は...。

  • アストンマーチン・ヴァンキッシュ
  • ルノー・クリオ(ルーテシア)
  • ジャガーFタイプ
  • ランドローバー・レンジローバー
  • マツダ・アテンザ
  • VW・ゴルフ

なんとすばらしい事。トップギアなんかでも日本車のボディデザインは全く評価されていないんですが、アテンザが最終選考にノミネートされています。

デザインの為にボディサイズを使っているあたりが、実用性一辺倒でなくていいと思います。

アテンザは3つのボディバリエーション。セダン・5ドアハッチ・ワゴンがある。

アテンザ評価総合

もう少し安ければ...。そう感じるのがこの2代目アテンザ。ボディデザインそして白い内装はとても魅力的。

ボディデザインでは、セダンに求めたい躍動感溢れるシルエットはバッチリ!

でも、わかりやすいポイントは「細部」というパーツ。ヘッドライトとかグリルとかテールライトとか。ここが問題で、品格とか主張が不足。マツダの上級車種ですからね。

現状なら、あと1割価格が安ければ嬉しい。コストパフォーマンスに優れた、価格のわりに立派なクルマって惹かれます。特にセダンユーザーって価格以上の高級感を重要視するみたい。

コンパクトカーからの乗り換えなら相当立派なアテンザ。試乗したらそのまま契約してしまってもおかしくないほど。しかし評価の厳しいセダンユーザーからは、やっぱりトヨタだねって思われちゃうかもしれません。

マツダ アテンザ(2代目)

マツダ

atenza (アテンザ)スポーツ

  • 試乗グレード:“25S”
  • 型式:GH5FS
  • 車両価格:2,460,000円
試乗レポ・ライター

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アテンザ・セダン。クルマの質感で選べばセダン。価格は2000ccの210万円〜2500ccの250万円。


アテンザ・スポーツ(ハッチバック)25Zというグレードでは6MTが選べる。価格は275万円とちょっとと、それなりに高い。


アテンザ・スポーツワゴン。価格は2000ccで225万円〜2500ccの275万円。

試乗や比較が難しい中古車も、より具体的なレビューでぜひ!
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