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2023年版・コンパクトカー比較。ハイブリッドもガソリンも合わせて比較と評価。
「間違いいっぱいの自動車選び」まとめページです。
※2019年夏・執筆。 著者・ヒラリー男爵 Bセグメントと呼ばれる「全長4000mm前後」クラスから、アクア、ノート、フィット、ヤリス、マツダ2、スイフトを比較。
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内装より別の場所にチカラが入れられたような印象。車両価格はアクアと近いものの、インパネはそっけない。
逆に言えば、細かい事を気にせず使えるという気軽な魅力。道具は大事にしちゃうと便利じゃなくなりますから。
ヤリスとの差別化を最大目標にしたような、あちこち逆のデザイン。ドアトリムの関係もそう。
インパネは個性的ながらも質感はなかなか。ヤリスより立派な印象を受けます。
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現在の国産コンパクトカーで最も先進的と感じるのがノートの内装。新しいインパネ造形にタブレット状のメーター、2階建てセンターコンソールに電子制御シフトセレクター。
表面的な質感とは異なる、新しさという魅力。
まるでミニバン?と思うほどフラット感高いダッシュボード。そしてメインAピラーの前方のサブピラーが配される視界。
太いAピラーは手前で立っている方が正解と答えをくれて、なおかつ外から見ると滑らかなピラーに見えるという独創的なアプローチ。
感想はノート同様、表面的な質感とは異なる、新しさという魅力。
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緻密で高機能的。メーターデザイン含めドイツ車的な上質感。作り込まれたという印象がたまりません。
先進的じゃないです。かっちり系です。きっと乗車するたびに特別な気分を味あわせてくれる。
あえていえば、大味な感のあるボディデザインと統一感という部分で今ひとつ。
イメージはイタリアンコンパクト。上部の軽快感と下部の安定感でバランスされるインパネ内装。
ロングセラー、未だに変わらぬ魅力はスイッチの操作感と押し心地。上級車的な操作感が最廉価グレードでも味わえます。
趣味的な品質感が魅力だけど、ナビモニターが古っぽくてもったいない。
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ベーシックなグレード(ハイブリッドX)だと、シンプルな2眼メーター。
グレードによって単眼x2個のタイプもあるけれど、見やすいのはこっち。情報の視認性と光の反射に差があります。
ちょうどよい写真がなくてごめんなさい。デジタルの速度計と燃費表示が大きな文字で標示されます。
趣味的な質感というより、実用的な良さを連想させるメーターデザインです。
タブレットをポンッと置いたようなフルデジタルのメインメーター。オーラほどじゃないけど情報が大きくグラフィカルに標示されます。
写真で写っている円形メーターは、充放電のパワーゲージ。
タブレットを置くだけじゃ雑い?そう考えられたようなデジタルメーター。主要部分が液晶表示で、左右が透過ライトでのインジケーター式。
おしゃれに差別化したような台形形状、志の高さを感じる一方で、お世辞にも質が高いとは思えず。当たるとめちゃくちゃ良い個性がホンダの伝統だね。
オーソドックスに質感高い!ここが好きなのでスイフト好きです、まであるかも。
スピードメーターは220kmスケールで上が150km、タコメーターは下が0rpmで上が5000rpm。チューニングカー的なメーターです。
写真は都合からディーゼルモデル。グレードによっては中央にタコメーターがレイアウト。直径の大きなアナログメーターは、動きが細かく、しかも大きく、楽しいです。
逆に写真のタイプは、デジタルのセグメントタイプ。細かく上下するわけじゃないので、慣れないと違和感はあるかも。
どんなクルマでもそれなりのスペースは欲しい=コンパクトカーはスペース効率が重要。
単純な広さだけでなく、乗り心地、座り心地も比較時に見逃せない部分。そして、スペース効率を追求すると、何かが犠牲になってると感じることもあります。
ドライバーの足元やハンドル位置、シートポジション合わせて余裕を感じるのはマツダ2。
さすがメーカーが、ドラポジにこだわるとアピールしてるだけの事はあります。それをコンパクトクラスでも追い求めているのが素敵です。
見方変えると、他車から乗り換えると、ペダル位置に違和感を感じるかも。
良くない意味でコンパクトらしさを感じるのが、スイフトのドラポジ。
ハンドルは、テレスコピック付いていて、手間に引けます。でも、座面角度と背もたれ角度からみると、まだ遠い。
軽自動車でドラポジ取りにくいと感じたことがある方でしたら、同じ様な感じです。
座面は前上がりで背もたれ起こしての窮屈な姿勢、もしくは足を妥協して狭く操作しにくく、どっちか選択しなければならない妥協です。
足元、かかと周辺のきつさは、先代スイフトからは改善。でももうちょっと余裕が欲しいところ。
助手席は、どれだけ後ろに下がるか、もしくは足元横方向のスペースが余裕に繋がります。
筆者的には、足を放り出して座って、足裏がペタンとつかなければベスト。もしくは右足のつま先を無造作に置けるスペースが基準。
そこで比較。シートがどれだけ後ろに下がるかって部分だけど、ほぼ横並びかと。
正確に言えばギリギリと感じたのを覚えているのはスイフトとノート。逆に少し広いかなと感じたのはマツダ2とヤリス。ただ、来てる服や履いてる靴も異なるので、正確な比較じゃないです。
外に向かって広がるダッシュボードは、それだけで魅力。
乗る瞬間に良さを感じられますし、座れば開放感と、ドリンクホルダーの使いやすさが両立されています。
広さだけでなく、着座感も含めてこそ、リアシートの快適性です。
広さも、シートクッション性も、着座姿勢も、乗降性も、全て良いのがフィットのリアシート。
横幅狭いと贅沢言いたくなるほど、コンパクトクラスでは抜けています。
同時にコンパクトハイトワゴンと比較すれば、走行中の快適性で有利。
センタータンクのメリットである、シート下の足元が空いている長所、実際に体感すると感動です。
先代ノートほど、広さはなくて、アクアより狭いかもしれないけれど、サイドウインドの大きさや、乗降性の良さで魅力あり。
走行中の乗り心地を基準にした快適性だと、アクアを1番としても同じか近いくらいのレベル。
なんだけど、総合的な快適性で勝ります。
ヤリスから50mm延長されたホイールベースは、リアシートに当てられている様子。というのは建前で、ボディデザインと差別化のためと思ったりも。
トヨタ様はもちろん確信犯でしょうw リアシートが重視されてはいないです。
サイドウインドウは小さく上方に位置し、ドア後端は後ろまで張り出し、乗車時に頭をぶつけそうになる。加えて廉価グレードのフロントシートはモノフォルムタイプで圧迫感強い。
体型大きな方ならちょうどよい設計。でも、大きな方には狭いスペース。3番手に上げたけど、誰を想定した設計かわからず。評価が難しいアクアのリアシートです。
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意見ハッキリ!特徴と長所短所をわかりやすく!
違いを感じる練習、試し失敗した経験、一貫性ある運転で試乗レポート。
受け売りでなく、カタログ的でない。紹介ではなくレビューです。
評論家さまとの違いは、率直な表現と自由度の高さ。辛口といえば辛口です。
評価評論・比較レビュー「間違いいっぱいの自動車選び」。