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2025年執筆、CX-5とハリアーのガソリンモデル比較。
2024年式どうしの人気SUVで、燃費と乗り味の比較。
※2025年執筆 著者:ヒラリー男爵
マツダ・CX-5とトヨタ・ハリアー。共に2000ccガソリンモデル、2024年式です。
マツダ・CX-5「20Sスマートエディション」。291万円。
トヨタ・ハリアー・ガソリン「S」。312万円。
すみませんボディカラーが被ってしまいました。それぞれの記事には別のボディカラーも写真を掲載しています。
小さな写真は別の車体も混じります。写真準備の都合です。
CX-5とハリアー、2024年式どうしで燃費の比較と、乗り味を比較します。
モデル・グレード | CX-5 | ハリアー |
---|---|---|
「20S スマートエディション」 | ガソリン「S」 | |
全長 | 4570mm | 4740mm |
全幅 | 1845mm | 1855mm |
全高 | 1690mm | 1660mm |
ホイールベース | 2700mm | 2690mm |
車重 | 1540kg | 1530kg |
※ネット調べ。2WD。
ハイブリッド「G」とガソリン「S」。ともに2024年式で、試乗した2台を比較した時の印象です。
グレードと価格その他、価格からの印象。
価格291万円「20Sスマートエディション」〜。
次期モデルが噂され、モデル末期に入ってきたCX-5。2025年は価格値下げや装備充実でお得感を増しています。
ハリアーのほかZR-Vまで含め、価格的なお得感が最も強いのはこのCX-5。
オーソドックスな内装が見慣れてきたことを除けば、乗り味はしっかり熟成モデルといえるもの。なので安さがそのままお得感に繋がります。
2025年式は、最廉価の「20S iセレクション」281万円。2500ccのスポーツアピアランスは358万円。
価格313万円「グレードS」〜。
ガソリン「S」は313万円スタートで、中間の「G」は350万円。
デビュー当時から見れば若干値上がったとはいえ、ハリアーのブランドイメージからすればお得感高い価格設定。
CX-5やハリアークラスになれば、最低限欲しい装備は大体標準。ナビも標準。クラス落として上級グレード狙うより、コスパ的なお得感は優れることが多いです。
CX-5とハリアーのエンジンやトランスミッション、加速感と減速感。
ハリアーのパワートレーンは、低回転で大人しく、高回転でヤンチャに盛り上がる。CX-5は低回転で繊細に音を聞かせ、高回転はエンジン音良く聞き疲れしない音量。
全くの真逆で、逆の魅力があります。
ハリアーは多くの時間を過ごす日常でスッキリ。CX-5は高回転キープしてもマイルドで疲れない。
渋滞中などごく低速時、ごく低回転。こんな領域でも、ほんのわずかなアクセルペダル操作にも、反応を返してくれます。
返してくれるというのは、音の変化や小さなトルク変動。微小な操作だってクルマからお返事をくれる。だから運転が楽しい。渋滞中だって細かなアクセルワークが楽しめちゃう。
踏めば音も振動も一気に盛り上がり、豪快にパワー感を演出してくれます。シートやペダルはピリピリ、加速力は2000cc以上と思わせる力強さ。
豪快に盛り上がりますが、エンジン音が荒っぽいということはなく、高音域がプシュンと響く刺激的なタイプです。
CX-5がステップ式の6AT。ハリアーが低速側に固定ギヤを持つCVT。
より小排気量クラスでは異なりますが、2000ccになるとATの滑らかさが味わえます。
ハリアーのCVTは、繊細な操作をしようとすると、小さなギクシャク感があり、ここで差があります。
MTモードを使って走る時は、CX-5は素早く歯切れよくショックなく、スパッと心地よく変速可能。ここも優れます。
6ATはある程度、「これだけ踏んだらシフトダウン」「これだけ緩めたらシフトアップ」と、感覚を掴んでおくとスムーズ。
CVTはそんなこと気にしなくても、より柔軟に変速。燃費も、減速しないギリギリまでアクセル緩めれば好結果。
これがCX-5のATだと、メーター読み60km/hで6速にギリギリ入らなかったり。その場合は62km/hに上げるか、一度MTモードにして6速にするか。ちょっとしたコツが必要。つまりドライバーによる差が出やすい傾向です。
上がCX-5、下がハリアー。
CX-5は直線的にボリューム感が強調され、力強い印象。ハリアーは直線的なダッシュボードに、曲線的なセンターコンソールの組み合わせ。
CX-5はオーソドックス故に特別感は感じにくいという面も。スイッチ数が多いコンソール上部は立派に感じられます。
ハリアーはグッと艶が消された内装パネルが魅力。素材的な質感が高いです。中央のシルバーパーツも適度にツヤが消された鈍いツヤになっています。
そして見せ場はセンターコンソール。艶はグッとグッと消され、形状は曲面が美しく、カップホルダーの口もラウンドしています。
上がCX-5、下がハリアー。
エアコン送風口やエアコン操作部はハリアーの方が洗練されているように思います。
ハンドルやシフトセレクターの革は、どちらも質が高いスムースタイプ。実際の触り心地には違いがあります。
内装が微妙と言われるトヨタ車の中で、ハリアーは歴代、内装にチカラが入れられたモデルです。
どちらも上級グレードではまた印象を変えますが、ハリアーの「G」は写真とレビューがあります。
リアシートやラゲッジの様子は、それぞれのページでご覧ください
当HPのYouTube公式チャンネルで、CX-5とハリアーの比較動画を公開しています。
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次のページは「燃費、乗り心地、走行フィール」です。
次のページ!2ページ目、燃費比較と走行フィールの違い
意見ハッキリ!特徴と長所短所をわかりやすく!
違いを感じる練習、試し失敗した経験、一貫性ある運転。
受け売りでなく、紹介ではなく、レビューです。
評論家との違いは、自由度の高さ。辛口といえば辛口です。
評価評論「間違いいっぱいの自動車選び」。