間違いいっぱいの自動車選び。ハリアー・ハイブリッドの試乗レビュー。
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トヨタ・ハリアー・ハイブリッド(2024年式AXUH80)グレード「G」の試乗レポート。
ハリアーといえば内装!インパネからリアシートまで立派。これで文句言ったら選べるのはレスサスくらいでしょうか。あとは好みだけです。
ワイドに大きく、奥行き深く立体感を持ち、夜間は間接照明で彩る。ここが大きいと立派に見えるという文法通りの内装。コンソールも前方がワイドに膨らみます。
金属(アルミ)と思われるシルバーパーツは、表面の艶が適度に抑えられ、質感アップ。
スタートボタンを含むスイッチはシフトセレクター前方に集合し、まさにクラスター。使いやすいです。
センターコンソール(左右シートの仕切り)や助手席前の内装は、これでもかってくらいにツヤが抑えられ、テカテカしない上質さを伝えてきます。
300万円スタートのモデルとして、不満のふの字もでないであろう内装でしょう。
ナビとエアコンパネル周辺、オーバーヘッド部のみ光沢がもたされています。
先代ハリアーの方がわかりやすい魅力・質感があって価格も安かったわけですが、車体的なクラスが異なりますし、ガソリンモデルでは新しいエンジンを搭載。
もっともっと価格アップしそうな中で、80ハリアーの内装、これで文句言ったら買うクルマなくなっちゃうよ、みたいなね。
ドアトリムは先代ハリアーほどギラついてませんが、それでも加飾しっかり見どころしっかり。
スイッチパネルは模様がプリント。上部は艶の消されたソフトパッド。ワンポイントとしてステッチとアルミパネルも前後に走ります。
リアドアはフロントドアほどは飾られてはないです。
ハリアークラスになっても多少は、フロント優先という部分はあるみたい。
先代60系ハリアーのドア内装。前方の飾りは今でもすごい!
コントラスト強く攻撃的にシャープ。わかりやすい。今ならスバルがこうしたノリかな。レヴォーグなど強いコントラストとエッジが効いたデザインでイメージ近いです。
照明で夜に美しく、よく使うスイッチは大きくデザイン。見た目良くて使い勝手でも優れるエアコン操作パネルです。
よく使う「AUTO」と「OFF」が右側のダイヤルに。
いつの間にかDUALになってしまったのを解除する「DUAL」と、こだわる人には必須の「AC」は左側のダイヤルに。
大きいスイッチと小さいスイッチのメリハリと、風量調整は中央。明確でわかりやすいです。
ナビ(ディスプレイオーディオ)の画面でETCカードの情報が確認可能。
試さなかったけど履歴が表示できるし、確実なカード挿入が確認できて安心。
複数台を所有していたり、逆向きに入れてないか不安を感じる方、ETCカード刺したらココ見るといいです。
※内容は辛口評価です。試乗購入時のお役に立てれば幸いです。
クッション材が詰まったフロントシート。グレード「S」とは異なる「G」の魅力です。
大きく張り出し、体が常に触れるだけタイトに作られるサイドサポート。筆者が使っている緩いレカロシートよりタイトです。
でもそれだけじゃなくて、サポート部位もパンパンに詰まっていて、高級車のシートだね!という感触。
手で揉んでみると、隅っこまで詰まっているのがわかります。
よくあるのは見た目に立派で、でも触るとフワフワというサイドサポート。これは見た目と乗降性の両立がされています。
どっちが良いかは別にして、上級車種のシートほど、サイドサポートの隅まで、詰まってしっかりしています。
座面のサイドサポートも一緒。太ももが上に乗ってしまうことはなく、効果的にサポートしてくれます。
パワーシートは滑らかな動きだけど、細かくは動いてくれず。こだわる方にはもうちょっとというか、トヨタのパワーシートらしい感触。
内装、助手席側。座っただけでなく助手席でのドライブもしています。
シート高は適度な高さで、シートを最大まで後ろに下げて座れる助手席だから、乗降性も良いです。
クロカン系だと、ハンドルを掴める運転席のほうが良かったりもするけどね。ハリアーの助手席はスマートに乗り込めます。
小柄なおばあちゃんだとどう感じるかな?母親を乗せて感想聞いてみようと思いました。
着座高が高いこともあってスペースは余裕です。オットマン的に足を伸ばせるなにかがあっても、筆者の身長(172cm)ならスペース不足にはならなそう。足用クッション置きたくなるw
開放感や圧迫感という面でもほどほど。ミニバンと比較すれば上半身が浮いてる感覚は弱く、頭上の圧迫感も筆者なら感じず。
敢えて言えば視覚的に、ルーフ先端の近さが気になるかも。ルーフが乗員寄りから始まります。
内装リアシート、主にシートと着座感について。
単純に、シート立派だよね!と思うリアシート。大きさあってギャザー風に縦溝も見える。
座面の長さも、数値にしたら僅かに大きいくらいだろうけど、見た目でわかる。
座り心地はふかふかというわけじゃなくて、むしろ硬い部分が目立ちます。クルマ全体で統一されているようなスポーティ感覚がリアシートも。
座面の先端は硬い。座面長が長く先端が硬いので、足の長い方に向いています。
右の写真はサイドの盛り上がり。盛り上がって硬くて、足を開き目に座ると、ここに太ももが乗っちゃう。そして感触が悪いとなっちゃう。
足の長い方が内股に座ると考えると、人を選ぶかも。
背もたれも手放しで良いという部分と、好み分かれそうな部分が同居。
背もたれ下部は盛り上がっていて、腰を支えてくれる。まるでよく出来たフロントシートのようです。
もう一つは縦溝。山あって谷あって、飾りではなくボコボコしてます。
これが短時間では背中にゴツゴツ感を伝えてきて、ある程度時間が経つと気にならなくなる程度の硬さ。
機能的には体の横揺れを支えてくれて、役割をしっかり感じられます。
ハリアーのラゲッジスペースについて。撮影時は忙しくて満足に撮影できなかったので、別の車体の画像も混ざります。ごめんなさい。
ラゲッジは横幅ある方が使いやすく、普通に使うなら高さより床面積が重要。なわけですが、ハリアーなら両方持ち合わせます。ハリアーだけでなくSUVの魅力ですよね。
写真でも広さがわかりやすい。
ラゲッジボードは手前だけ外して、アンダートレイにアクセス可能。
テールゲートは高くて重いので、パワーテールゲートが望ましいところ。
テールゲート(バックドア)のスイッチはトヨタエンブレムの真下。中央だからわかりやすい。
そして荷物を平置きで積んでみる。
トノカバーなければ奥まで手が届き、無駄なく使えます。
セダンでこれだけ奥行きがあると、奥に転がっちゃった荷物は取るの大変。こうした部分もSUVの魅力。
開口部は高くフラットに近く、腰を折らずに荷物を出し入れできる感覚。
リアシートを倒すリモコンはみあたらず。メジャーを当てると、中央部で奥行きは1m弱。99.5cmくらい。
開口部とラゲッジフロアの段差は適度に設けられていて、登り坂にクルマ停めても荷物が滑り落ちない安心感!あまり言われませんがここ重要です!
評価評論「間違いいっぱいの自動車選び」。一部の画像は拡大します。
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違いを感じる練習、試し失敗した経験、一貫性ある運転で試乗レポート。
受け売りでなく、カタログ的でない。紹介ではなくレビューです。
評論家さまとの違いは、率直な表現と自由度の高さ。辛口といえば辛口です。
評価評論・比較レビュー「間違いいっぱいの自動車選び」。