ハリアーHV試乗「5」
小さな長所短所

小さな長所短所「1」

ハリアーに乗ってわかった小さな長所短所その1。もっとクルマの話がしたーい！そんな内容です。

デジタルインナーミラーのメリット＆デメリット

画面によるデジタル表示がされるデジタルインナーミラー。純正でなかった時代はみんなの憧れ。筆者も後付品でデジタル化して、満足感高かったのを覚えています。

上級車らしい機能ですが、メリット・デメリットも多少はあります。評判見ても好き不好きが分かれるそう。

ハリアーのこれは、夜間明るい市街地だと、後続車ドライバーの顔が見えちゃうくらいに明るく表示してくれます。

暗部は持ち上げ、明るい部分は下げ、コントラストを弱くすることで眩しくない視認性を確保。コントラストは凄く低いです。
また中央下をパチンと倒すと、下を向いてOFFにできます。

デジタルミラーのメリット

• リアシート乗員がいても後方視界の邪魔にならない。
• 夜間は明るく、通常のミラー以上に周囲の確認が可能。
• 視野角が広く、ミラー合わせの必要性を感じない。
• ミラーの物理的な位置を変えずに、写す場所を動かせる。
• 雨天時の悪影響も、通常ミラーより少ない。

デジタルミラーのデメリット

• リアシートの様子が確認できない。
• 眩しくないといっても光っているのは事実。慣れるまでは眩しいかも。
• 奥行き的な距離感を考えると、もっと高解像度化を望みたい。
• 僅かでも光っている関係から、近くにある感覚。圧迫感も少々。

光るフューエルリッドのスイッチ

ガソリンを入れる時の蓋を開けるスイッチ、夜は光ります。

燃費の良いハイブリッド車だから、この気配りは嬉しい！飾りじゃなくて実用的。

使い方によっては年に数回しかガソリンスタンドに行かないわけだから、位置を忘れちゃうのは全然普通。なので、光って教えてくれるのは嬉しいです。

Off時の動きを設定できる電動チルト＆テレスコ

ハンドルの上下と前後が電動化された、電動チルト＆テレスコピック。ジョイスティックを操作するだけで動きます。

システムをOFFにした時は降りやすくするため、ハンドルが格納されます（シートは後退せず）。

この時の動きを「乗降サポート設定」という項目で制御できます。
上下のみか、前後のみか、両方か。

なんで設定項目？

考えると、１つはハンドルで体を支えて降りる場合。手前にあったほうがいいです。

もう1つは耐久性。筆者は以前、電動チルト＆テレスコが壊れて動かなくなったことがあります。それ考えると余計な動作をさせないほうが良いと、考えることもできます。

もちろん当たり外れの問題なので、20万km乗っても壊れなかったことも経験しています。

動画：小さな長所短所

ハリアーハイブリッドで気付いた小さな長所短所。動画でわかりやすく！

 

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※内容は辛口評価です。試乗購入時のお役に立てれば幸いです。

小さな長所短所「2」

ハリアーに乗ってわかった小さな長所短所その2。もっとクルマの話がしたーい！そんな内容です。

運転支援の設定画面

運転支援に関する設定はメインメーター内で行います。左の写真は、現在の状況を表示している画面。グラフィカルかつ日本語で表示されてわかりやすいです。

「プリクラッシュセーフティ」を「PCS」と訳されるよりわかりやすいよね！リアクロストラフィックアラートなども付いていれば、後ろ側に表示されます。

「LTA」「LDA」は一緒になっている様子。
本来はアシストとアラートですから分けて欲しい気もしますが、この方がわかりやすいという判断なのでしょう。
ステアリングスイッチでの切り替えも、状況によってという感じです。

使いやすくまとまる各種スイッチ

電動パーキングブレーキとオートホールド、ドライブモードに関するスイッチは、シフトセクレター前方にまとまります。

シフトセレクター後方より使いやすく、位置を覚えてなくてもチラッと見て操作できます。

加えて夜間は間接照明が照らしてくれます。

使い勝手に優れるアームレスト＆カップホルダー

フロントセンターのアームレストは角が丸められ、肌触りもよく、前後にスライドする。また幅もあるので、助手席パッセンジャーと2人で使うことも可能です。

コンソールボックスの蓋を開けると、カップホルダーの底を嵩上げするショートパーツが入っています。

写真のようなカップドリンクを置く時は、底を上げると使いやすいです。

CDからブルートゥースオーディオの時代になり、コンソールボックスの役割も変化してます。そこでカップホルダー用パーツを用意するという提案に好印象です。

 

ハリアーHV・特徴10秒チェック

単純明快・簡潔に。長所短所をまとめました。
お手数ですが意味不明な部分は本文でチェックして下さい。

• スポーティ感を意識するサスペンション前後バランス。
• スポーティ感で統一されたような前後シート。
• パワーの出方もキビキビ優先的。
• 方向はスポーティ路線、内装の質感は高いから、全体的にラグジュアリースポーツ的な統一感。
• リアに対してフロント伸びやすい。乗り心地や操作に対する落ち着きはもう少し。
• コンフォート的な柔らかい乗り心地や重厚感、まとまり良い前後バランスなら2024年同年式のガソリンモデルを。
• 美しいボディデザインはアクをアクと感じさせず。
• 美しいボディとサポート性能高いシート。代わりに乗降性と圧迫感は要確認。
• 静粛性高くエンジンノイズの音質も悪くない。

 

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評価評論「間違いいっぱいの自動車選び」。一部の画像は拡大します。

ハリアーハイブリッド評価総合

フロントをグイグイ動かして、ドシッとしたパワステで落ち着かせ、シートのサポート性だって高い。

クーペ風SUVのイメージ通りの乗り味で統一されます。
筆者の好みで言えば、もっと落ち着きが欲しいけどね、とにかく統一感あるのが大事な部分。

かといって乗り心地が悪いってほどにはリアも締められていないところがトヨタ車らしいところ。
トヨタ車らしさでいえば高い燃費性能に装備充実、安っぽくないボディデザインでありながら、割高に感じない価格設定。

ゆったりした上質感や重厚感をお望みなら、2024年式のガソリンSの方が向きます。年式による違いもあるので、気になったら他のレビューも御覧ください。