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「ヒラリー男爵」がお届けするメンテナンスやカーオーディオコーナー。
タッチよく日常領域から奥までコントロール性が高いブレンボのブレーキシステム。ブレーキパッドの交換を行った時の様子です。ブレンボはパッド固定方法が異なります。
ブレンボのブレーキパッド交換。通常のブレーキシステムとはちょっと方法が異なります。といっても方法がわかれば作業自体は簡単。重要箇所なだけに焦らず丁寧に作業を行います。
リアのブレーキパッドを交換します。
用意したのは「スフィーダ」というブランドのブレーキパッド。詳しくはわかりませんがプロジェクトミューの関連ブランドみたいです。
ディーラーで純正品を注文すると2万円!高いのでインターネットで購入しました。
安いパッドは鳴きが心配。超低価格なパッドで経験しています。
このスフィーダは比較的安価という商品で、多少は覚悟の上で購入しました。
ブレーキパッドの交換で最も重労働といえば、タイヤを外す作業w
パッド交換だけなら1輪づつのジャッキアップで十分なので、身近なジャッキを利用して持ち上げ、タイヤを外すのがいいかと想います。
タイヤを外せば作業準備は完了。
キャリパーからパッドを外す工程に進むわけですが、今回のブレンボキャリパーや市販の高性能キャリパーなどは一般的なタイプとは若干手順が異なります。
「パカッと開ける作業」が、「固定金具を外す」作業に変わるイメージです。
ブレーキパッドはパッドピンと呼ばれる固定具と、バネ状の固定具によって固定されています。
固定金具を外す具体的な方法は、R形状の通称”Rピン”を抜き、パッドピンとバネを取り外します。
パッドピンを止めているRピンを抜きます。ペンチでつかめるように、小さなマイナスドライバーでこじって隙間を作ります。
ペンチでRピンを掴んで抜きます。写真でいうと右方向に引っ張ると抜けます。
今回外したRピンはどれも、適度な力で抜けたので、ピンが飛んでいってしまう不安はありませんでした。
ペンチは一応、掴む力が強いものを使用しています。
Rピンを抜くと、写真のパッドピンを抜くことができます。
手間に引っ張ることで抜けますが、十字の金具がバネの役割をしていて、パッドピンにテンションがかかっています。
パッドピンにかかるテンションを抑えるように十字の金具を抑え、軽く抜ける状態で抜いてください。
ペンチでつまんで引っ張ればそのままでも抜けますが、抑えの外れた十字の金具はピコン!と飛んでいきます。
無事に片方のパッドピンが外れたら、もう片方も外します。
パッドピンを抜くとブレーキパッドはフリーになります。あとは新しいブレーキパッドに付け替えるだけですが、ここで注意点が2つ。
ので、リザーバータンクの様子を見ながら、ピストンを押し込みます。ピストンを押し込まないと、厚みのある新しいブレーキパッドが入りません。
ピストンを戻すのに簡単な方法はツールを使うこと。
ピストンの戻し方はキャリパーの種類によって異なりますが、押すことで戻るピストンには写真のツールが便利です。
(工具屋さんで5000円〜。アマゾン等では3000円あたりで販売)
こうしてこの工具を間に入れて、広げていくことでピストンが戻ります。
対抗ピストンなので両側ともに戻さなければ、新しいパッドは入りません。
筆者は古いパッドを挟んだままピストンを戻します。正しい方法かどうかはわかりません。
慣れないうちは確認しながらが安心ですね。ピストンがキャリパーから出っ張らない程度に戻すと、新しいパッドが入ります。
またピストンを戻した量だけ、ブレーキフルードはリザーブタンクに戻ります。つまりあふれる可能性があるわけです。経験上、片輪終わったら多少抜く必要が出てくることが多いです。
ピストンを奥に戻すことができたら、新しいパッドを付けて元に戻せば作業完了。
すべて完了したら、ブレーキフルードのリザーバータンクの確認と、ブレーキペダルを数回踏んだり、サイドブレーキのレバーを引いたりしてピストンを最適な位置に出します。
お楽しみの試運転はそれからですね。
今回、スフィーダというブランドのブレーキパッドを使用し、1ヶ月ほど使用したあとの感想は、気になる鳴きは確認できず。これはあたりでした。
フィール的には普通に評価すれば違いわからず。厳しくみれば初期の反応が若干ゆるやかに。
ブレーキ踏み始めからリアが沈んでいくのがスカイラインの長所ですが、ほんの少し、フロントが沈み始めるのが早くなった感じです。
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