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スカイラインクーペ・プラグ交換/メンテナンス「1」

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向かって左側のプラグ3本交換/メンテナンス

「ヒラリー男爵」がお届けするメンテナンスとカーオーディオコーナー
アイドリング回転数が基準値よりも低い!ので、スパークプラグを交換してみました。今まで効果が体感できたことはないんだけど、期待大きく取り組みました。

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メンテナンスは効果が体感できなければ過剰整備という考え方があり、また不具合解消にも部位特定の見込み違いという難しさも。プラグを変えなくてもエンジン止まっちゃうことはないんだろうけど、気になる点があったので交換してみました。

  1. プラグ交換P1・概要とパーツ取り外し
  2. プラグ交換P2・ホース類取り外しと交換

クルマはこのスカイライン(CPV35)。

フェアレディZやフーガなど他のVQ35型エンジンを搭載する車種でも近い部分があると思います。

当記事の著者: / 

作業内容の概要

エンジンのスパークプラグを交換します。

  1. スムーズに作業するためにプラグホール上部の配線やホース類を、避けるまたは取り外します。
  2. V6レイアウトなので、片バンクづつプラグを交換します。
  3. せっかくなのでスロットルバルブのクリーニングも行います。
  4. 外した部品を元に戻します。
  5. エンジンを始動しアイドリングやスロットル特性が不安定な場合は、しばらくそのままにして学習させます。バッテリーを一旦外すのもあり。

使用する工具、ケミカル

  • 基本工具(ドライバーやメガネ、ラチェットなど)
  • プラグレンチのラチェットソケット。
  • 必要な長さのラチェットエクステンションバーと、可能ならソケットをロックできるエクステンション。
  • 必要に応じてキャブレタークリーナー。

1.使用するパーツはこんな感じ

用意したのはHKSブランドのプラグを6本。比較的高価な商品だけど、安価な商品でも効果が体感できる可能性に違いはないと予想。

02-01sプラグ交換で違いを体感できるとすれば、それはよほどの不具合だろうから。

今回、4本は別のクルマ用に購入し、使用前に車体売却で余っていたプラグ。品番が一緒だったので2本だけ追加購入して使用しました。

2.エンジン上部の化粧カバーを外す

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最初にエンジンをかっこよく見せているカバーを外します。初めてだと緊張するかもしれませんが、何も難しいことはありません。4本のボルトが軽めのトルクで締められています。

エンジン停止直後は、ボルト&ナットがエンジン同様に熱くなるので、そこだけご注意を。

3.向かって左側の3本を交換

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スカイラインクーペの場合、車体フロント側から向かって左側の方が手間がかかります。

なので、最初にこちらがわから取り組みます。

3-1.邪魔になる配線や配管を避ける

プラグホールの上部には、プラグを取り外すのに邪魔になる配線などが通っています。これらの配線は動かないように固定されているので、固定箇所のピンやボルトを外し、配線が避けられるようにしてスペースを作ります。

配線を緩めてスペースを作る

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概ねこんな部分で4箇所ほどだと思います。古い車なので、プラスティック製のピンを外そうとすると割れる危険性があります。そのため筆者は可能な限り金属製のボルト部分を外していきました。この辺りは実写を見ながら考えれば大丈夫です。

3-2.プラグ上部の部品を外す

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取り外したいのはこんな部品です。昔で言えばプラグキャップというところですが、イグニッションコイルと呼んだほうが伝わるのかな?正確な名称わからず。

画像右下の先端からプラグホールに刺さり、細い部分はエンジン側に埋まっています。またこの先にプラグがついています。

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丸印の部分がエンジンについてる時の状態です。

この部品は、1本のボルトにより固定され、1つのコネクターによって配線されています。左側バンクにはこれが3つ。実写見ればすぐわかると思います。

写真ではボルト及びコネクターは外れています。

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上の写真にある部品が抜けると、こんな感じでプラグホールとスパークプラグが視認できます。

古いクルマで、もしここにオイルが溜まっていたらキッチンペーパーや整備用ウエスで吸い上げてください。

ヘッドカバーのパッキンから染み出てきたオイルが溜まっていることがあるんですが、無視してプラグを外すとシリンダー内に落ちますw

実害あるかはわかりませんが、水吸ってウォーターハンマーなんて事例もあるので念のためどうぞ。

3-3.プラグを交換する

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ここまで準備出来たら、古いプラグを外して新しいプラグを取り付けるだけ。

プラグホールにプラグレンチ形状のソケットを入れて脱着します。

気をつけたいのは3点
  • プラグホールには深さがあるので、ラチェットにはエクステンションバーを付けて使用します。長さの目安は写真のような感じで25〜30cmあたり。
  • プラグホールにプラグレンチソケットを残してきてしまわないように工夫する。可能ならソケットはマグネット式のタイプを。またソケットをロックできるエクステンションの使用も推奨。
  • 新しいプラグを締めるトルクというか締め込む量は、可能な限り規定値を参考に。多くの場合でプラグが入っている箱やパックに記載されています。

筆者はいつも1つ目のプラグを外すとき、横着をしてソケットをプラグホールに残してしまいます。棒状のマグネットや異なるエクステンションバーを試して救出するわけですが、なかなかに無駄な時間がかかります。

なんでソケットを残してきてしまうかと考えれば、原因は道具の質w ゴムの反力でプラグを保持するタイプのソケットだと、経年変化できつくなることや中でねじれてしまう場合が。また安価なソケットやエクステンションだと、接合部が緩くプラグを引き上げるだけの力に耐えられない様子。

なので理想は、マグネット式のプラグレンチソケットと、ソケットをロックできる小さなエクステンションを組み合わせて使用。

ただしそれなりに高価なので、例えば接合部に接着剤を付けてネジロックのように使用したり、エポキシでエクステンションバー一体型プラグレンチを作ってしまったり、工夫もいいですね。

同様に3本のプラグを交換したら、反対側へ

向かって左側の3本を交換したら、右側の3本を交換します。
配線を避けプラグホールに到達するまでの手間や難易度は、右側の方が簡単です。

次のページは「P2・プラグ交換、エアクリ側3本」

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続いてエアクリ側3本のプラグを交換します。

次ページではプラグ交換と作業後の走行インプレを掲載。それからついでに作業したいスロットルバルブのクリーニングなどもご紹介。

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