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「元お車整備士」がお届けするメンテナンスと用品取付コーナー。
ドライブレコーダー、通称ドラレコ。3代目ヴィッツに取り付けました。実際に活躍する可能性はわずかという考えの元、なるべく目立たたない取付を目標に作業しました。
基本、電源を引けば動作しますので、作業は難しくはありません。プラス側はヒューズボックスから取り出し、マイナス側はグローブボックス奥のボルトにつなぎました。
ドライブレコーダーをフロントガラスに固定で取り付けます。
手元に余っていたカロッツェリアのドラレコを取り付けます。ドラレコとしては価格的に高価な部類ですが、必要に迫られてコレを選択したわけではありません。
本来の機能を発揮するのは何かしらのトラブル時。活躍する場面はそうそうある事ではないかと。
そんないざという時に備えた信頼性を重視すれば、耐久性初め内部ソフトウェア的にも安心感の高い1〜2万円クラス、逆にホントに保険と考えれば3000円クラスの商品でも、利用目的としての違いはないと思います。
安い商品から高い商品までドラレコは種類豊富。ということは今、注目度高い商品ということです。
今回はヴィッツにカロッツェリアブランドのものを取り付けますが、他車で使用している他の商品など、使用感はツイッターにアップしたいと考えています。
ドラレコをフロントガラス貼り付けで装着するためには、気をつけたいポイントがいくつかあります。
一つ目は、法令でフロントガラスに何かを貼り付けて良い場所は限られています。
具体的には「上から20%」。イメージ的にはバックミラーが貼り付けられている位置より上という感じでしょうか。
二つ目は、ワイパーの作動範囲内に収めるかどうかです。一般的にワイパー作動範囲内をカメラが撮影するようにと言われますし、経験上もそれがいいと思います。
三つ目は、視界的圧迫感と操作性です。記念撮影などトラブル時以外でも動画を活用される方なら、スイッチなどの使いやすさ最優先が良いでしょうし、そうでなければなるべく視界に入らない=邪魔にならない位置を優先でしょう。ここのバランスですね。
作業内容の主たる部分は、写真にある配線を本体に接続すること。
写真の配線は、電源線。
プラス側とマイナス側の2本が束になっていて、プラス側は助手席前のグローブボックス奥にあるフューズボックスからの分岐で取り出します。
マイナス側はボディに繋がる金属部のボルトなどに接続します。
(マイナスは通常、ボディの金属全体を流れています)
フューズボックスから電源取り出しや、ドラレコ専用フューズ、または作動スイッチなど挟みたい場合はギボシ等で配線を作ります。
今回の作業では、いつもは電源線に使用している配線保護材を省きました。この配線は細いAピラー内を通す関係からです。代わりにごく小容量のガラス缶ヒューズを間に挟みました。
まずはグローブボックス下の内装を外します。助手席に座った時に足の爪先部分にくるあたりの内装です。
フューズボックスへのアクセスだけなら、ここの内張りを外すだけでも可能です。下から覗き込むと天地方向で接地されています。今回はフロントウインドウ方向へ配線するため、グローブボックスも外してしまいます。
次にグローブボックスを外します。
開けると左側にダンパーが見えます。
グローブボックス側との結合部が外れるようになっているので、これを外側に引っ張り、取り外します。
左側のダンパーを外したら、グローブボックス上部のツメを外すことで、取り外せます。
左右1箇所ずつが引っかかっていて、基本としてはグローブボックスを内側に押し込むようにチカラを入れて取り外します。
ただ基本通りに外そうとしても、他のトヨタ車含め、すんなり外れたことはなかなか、ありません。
柔軟性の高い素材なので、写真のようにガシッと掴んでしまう方法もありだと思っています。
グローブボックスの取り外しは言葉にすると難しそうですし、説明書通りに作業するのも上手くいったりいかなかったりで。
実際はいつも、エイヤッとチカラを入れてゴリッと外しています。
車種によってはけっこう固いです。
筆者のチカラならば多少乱暴に扱っても壊れたことはありません。この辺のチカラ加減は慣れと感覚でどうぞ。
グローブボックスを外すと、発煙筒の上辺りに車内用ヒューズボックスが見えます。
ヴィッツの場合は「上側に」「下を向いて」、レイアウトされています。
一般的なレイアウトとはちょっと異なるので、下から覗いて発見してください。また同時に、辛い姿勢での作業を悟って下さいw
ヒューズボックスにはカバーが付いていて、各フューズがどこに使われているかが記されています。
このカバーを外すとフューズとご対面です(写真右)。
ヒューズボックスから取り出した電源線などを、フロントガラス上部まで引っ張っていきます。
そして本体を両面テープで貼り付け、配線して取り付けます。
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