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ヴィッツ・スペアタイヤの後付

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スペアタイヤ後付、パーツと作業内容の確認

「元お車整備士」がお届けするカーオーディオと用品取付コーナー
ヴィッツにスペアタイヤを後付。純正パーツは高いので、安価にパーツを集めて純正位置に取り付けます。

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パンク修理キットが標準のヴィッツに、スペアタイヤを後付します。

  1. スペアタイヤ後付P1・作業の概要

クルマはこのヴィッツ(NSP130)。

他のトヨタ車でもクラスが近い車種なら同じように取り付け出来ると思います。

当記事の著者: / 

作業内容の概要

スペアタイヤなど必要なモノを集め、純正位置に取り付けます。

  1. 標準のパンク修理キットを下ろします。
  2. 衝撃吸収用のゴムを取り付けます。
  3. スペアタイヤを固定具を使用して固定します。

使用する工具、ケミカル

  • 脱脂剤(シリコンオフやブレーキクリーナー)。

1.使用するパーツはこんな感じ

スペアタイアです。想像よりよほど軽量です。

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価格はディーラーで注文すると、4〜5万円と高価です。車種によりますが、ネット通販やオークションだと、1万円前後で販売されています。中古品ですと4000円位〜見つけられます(2020年現在)。

スペアタイヤにもサイズがあります。3代目ヴィッツの場合は同世代のアクア・シエンタ・ポルテ等と同サイズでした。

別のクルマ(カムリ)では、新車注文時にオーダーすると、パンク修理キットとトレードオフの形で、プラス1万円と説明されました。


スペアタイアの固定具です。

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純正部品・品番:スペアホイール キャリアASSY 品番「51931-24010」

価格:2134円


トランクボードを支える支柱です。

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純正部品・品番:スペアホイール クッション 品番「64777-52040」

価格:900円


スペアタイヤの緩衝材(ゴム)です。

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純正部品・品番:スペアホイール プロテクタ 品番「64778-52110」

価格:800円x3個

ゴムの緩衝材を自作する

純正品の緩衝材は高価というか割高なので、D.I.Y.されるのも良いかもしれません。

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必要な材料はゴムと両面テープ。

どこのホームセンターでも簡単に手に入ると思います。

必要なご予算も、500円〜600円くらいでしょうか。

材料(ゴム版)のサイズ

購入するのは、「厚さ5mm」の素材がベストだと思います。

必要な緩衝材は3つ。縦80mm x 横32mm。これを3つ切り出します。

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写真では、左側が純正品です。

中央と右がD.I.Y.したモノです。

心配なのは両面テープの質と粘着力ですが、重力に逆らうわけではないので、粘着力はそれなりで良いと思います。

質は、車内の温度に耐える必要があるので、100円均一の商品などですと不安が残ります。

2.取り付け準備

トランクボードを持ち上げ、取り外します。
そしてパンク修理キットなどが収められている、発泡スチロール風のボックス全体を取り外します。

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スペアタイヤを収納するスペースが、出てきました。

ヴィッツ・トランクボード

※このヴィッツはトランクボードが2段になっているタイプがあります(グレード別オプション装備)。

3.スペアタイヤを取り付ける

3-1.緩衝用のゴムを貼り付ける

トランクフロアとスペアタイヤが接触する部分、3箇所に準備しておいたゴムを貼り付けます。

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貼り付け箇所は盛り上がっているので、場所は簡単にわかります。

また精度が求められる場所ではないと思いますので、ブレーキクリーナー等で脱脂してサラッと貼っちゃいましょう。

3-2.スペアタイヤの固定

後はスペアタイヤを乗せて、固定するだけです。

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最初に青い固定具(スペアホイールキャリア)でスペアタイヤを固定します。

手でネジを締め込んでいくだけです。

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次にコーン状の支柱(スペアホイールクッション)を、上で締めた青い固定具(キャリア)の上に置きます。

大雑把に言って、乗せるだけです。

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トランクボードを乗せ、荷物を元に戻したら完成です。

4.工具も忘れずにどうぞ

スペアタイヤを搭載しても、工具がなくて脱着できないとなったらシャレになりません。

タイヤレンチ(1000円〜)にコンパクトな油圧ジャッキ(2000円程度〜)を用意してもいいですし、純正のパンタグラフジャッキ+工具でも作業できます。

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パンタグラフジャッキを使用する場合は、写真のような工具がないと厳しいです。

ホイールレンチを兼ねる、ジャッキを回すツールです。

より本格的に?

アマゾンなどで「ツールロール」という工具袋が販売されています。価格は概ね1000円。これを用意すれば完成度は一段と高まります。

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回す工具の形状が曲者なので、形状と巻く方向がポイントになります。入らなかったら丸めて締め付ける感じかな。

ジャッキもご確認をぜひ

そしてこの3代目ヴィッツは、特殊な位置にパンタグラフジャッキが搭載されています。

ヴィッツ・助手席シート

場所は、助手席シート下のフロアです。

リアシート側から覗き込むと、確認できると思います。グレード別装備かもしれませんので、どうぞご確認を。


今回の作業、パンクにあたり、2種類の輸入タイヤを購入し、使用しました。下記ページに使用感をまとめています。

5.スペアタイヤの必要性

パンク修理キット全盛の今、あえてスペアタイヤを搭載する理由はなんだろう?とか思いますよね。

そもそもスペアタイヤって、タイヤとしての機能は最小限。重量的にもサイズ的にも、通常タイヤとの差は大きいです。なのでほんとに、非常用。

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乗ればすぐわかるけど、見た目でもわかりすぎますw

筆者が思うスペアタイヤの有用性
  • 突然のバーストや突発的なパンク、ホイールからのタイヤ脱落時の対応。
  • サイドウォール損傷時の対応。
  • タイヤローテーションが自宅で対応可能。

早期発見ならラクラク修理

パンクってよくあるのがスローパンク。例えば釘やネジが刺さった場合など、このスローパンクが多いように思います。
1ヶ月かそれ以上かけてゆっくり空気圧が下がっていきます。クルマ好きユーザーでないと、早期発見は難しいかもしれません。

05-12タイヤ空気圧が低いとタイヤが損傷する確率が上がり、バーストに繋がったりします。

筆者は釘の刺さったタイヤに空気を継ぎ足しながら使用した事もありますし、パンク修理キットで修理したタイヤを寿命まで使用した事もあります。

もちろんオススメできませんw 空気圧の異常低下に気付いたら、パンク修理キットを使用する前に、タイヤ屋さんでの修理が最適だと思います。

バースト(破裂)時はスペアタイヤが安心

空気圧低下に気づかないで走行していると、バーストや脱落などスペアタイヤがないと走行不能の状態になる可能性が上がります。

先日も知人が、「軽く縁石に乗ったらタイヤが破裂した」と言っていたんですが、空気圧低下に気づかなかったんじゃないかって気がします。こうした場合、スペアタイヤでの対応が確実です。

続いてサイドウォール(ホイール面)の損傷

これも、いたずらで切られたという話を聞きました。パンク修理キットでは修理不可能かなと思います。

そして最後、付加的なメリットです

スペアタイヤを使用する事で、タイヤローテーションが可能になります(筆者はやりません)。ローテーションとは、前後もしくは左右のタイヤを入れ替えます。

前輪駆動車だと特に、前後で減り方や減る量に差が出ます。なので、タイヤを美味しく使い切るにはローテーションさせることが理想です。

お店でやってもらうと、2〜3000円の料金がかかります。メンテナンスを楽しみたいという方は、ご自身でD.I.Y.されるのも良いかもしれませんね!

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