間違いいっぱいの自動車選び。ダイハツ・ミラトコットの試乗レポート。
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ダイハツ「ミラトコット・2023年式LA550S」グレード「G SA3」の試乗レポートです。
ミラトコットはダイハツの軽自動車。ベーシックすぎる存在ですが走るととても良いです。
乗り心地は固いってほどじゃないけど、ゴツゴツ感はあります。もっと柔らかい軽自動車や、しなやかと言える軽自動車もありますが、標準的なレベルといえます。
これを「乗り心地が悪い」といわない理由は、走る良さに繋がっているから。
上級な軽自動車って、シートで乗り心地を稼いでいることがよくあります。
それが質が高いシートなら問題ないけど、単純に柔らかさで稼いでいるクルマもあります。
ダイハツで言うとキャスト。助手席に座る分にはいいけど、運転するとクルマとの一体感が希薄です。ミラトコットは逆というわけです。
こうした乗り心地だと、長時間乗車しても、体にフワフワ感が残りません。試乗時は最大で100km、連続で走行しましたが、体はスッキリしてました。
降りた後にフワフワが残るクルマもあります。
車内の静粛性はうるさいです。エンジンルームからのノイズは目立ちますし、リアシートはそれ以外のノイズが大きめです。
静粛性はクラスなりという面があるので、仕方なしという部分でしょう。
ハンドルやペダルに伝わってくる振動は大きいです。微振動というより振幅の大きな振動。
走りの良さや低燃費からの影響と思われます。
※内容は辛口評価です。試乗購入時のお役に立てれば幸いです。
試乗中は雨が続く3日間。雨中の燃費は、20km/Lが標示されている時間が長かった。乗車人数は最大で大人3人。
燃費を意識して走った約100kmは、24.3km/L。
条件はAC-on、雨、大人二人乗車。交通量は少ないけど単独では走れない程度の道。
仮に雨で5%、ACと乗車人数で5%燃費悪化したとすると、26km/Lあたりで走れそうと予想。
最新の軽自動車ってどれくらいの燃費が出るのか?
一般道・国道・距離50km。大人2名乗車にACもオン。荷物積んでアイドリングストップはOff。
この条件で燃費目標30km/L。チャレンジしてみました。
ミラトコットのエンジン型式はお馴染み「KF型」。その中でもキュイーンと音のするタイプでした。
エンジン自体に特筆すべき点はありません。それでも、飛び出し感なくかったるさもなく詰められたスロットル特性(アクセル特性)は好印象。
加速力自体は遅いんですが、ハーフスロットルで走る領域はびっくりするくらい、よく調教されています。
「速いとか遅い」という性能の差は、アクセル全開にして初めて意味をなします。アクセル制御は、出力を抑えるのが約目ですから、「少し踏んで速い」は、調教が今ひとつという評価になります。
CVTはギクシャク感を感じませんでした。
最新のD-CVTと比較すれば、D-CVTとターボ車の組み合わせは、日常発進時に気になるショックを感じました。
ワイドなカバーレシオという特徴を除けば、こっちのほうが良いんじゃない?
減速中は、多少カコカコしますが、停止前に作動するアイドリングストップの方が、車体を揺らします。
ミラトコットのボディ見切りと車両感覚の取りやすさ。
Aピラーはそこそこ立ち気味で専有面積は小さそう。位置的には遠め、斜め前が気になる時はありました。
コーナーでちょうど奥を見たいところが、斜め前。そこにピラーがあるって感じです。あと後ろのCピラー、見たい位置に被ってくる。
悪いってほどじゃなくて普通です。
でも、取り回し性能がアピールされるトコットだから、もっとを望みたいところ。アピールポイントなら限界まで頑張って!と。
ピラー位置はプラットフォームの関係があるだろうから、角度や内張り形状など、できる限り詰めて欲しかった!
前方はちょっと覗き込むと、ボンネット先端近くまで見えます。
ヘッドライト〜バンパー、フェンダーと、スクエアな形状です。
評価評論「間違いいっぱいの自動車選び」
一部画像はクリックで拡大します(横長画像など)。
ステアフィールほどじゃないけど、ブレーキも普通に良かったです。条件はアイドリングストップを切った状態ね。
エンジン状態によってブレーキフィール変わるから、停止前にエンジン止まると、車体が揺れたり減速感が変わります(電動ブレーキブースターは別)。
アイドリングストップ中はメーターに、「10秒で1ml」節約してると表示される。
つまり1分で6ml、10分で60ml、60分で360ml。
ほんとにそんな消費してるの?いやそれくらい消費してるよね!って思いました。
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違いを感じる練習、試し失敗した経験、一貫性ある運転で試乗レポート。
受け売りでなく、カタログ的でない。紹介ではなくレビューです。
評論家さまとの違いは、率直な表現と自由度の高さ。辛口といえば辛口です。
評価評論・比較レビュー「間違いいっぱいの自動車選び」。