間違いいっぱいの自動車選び。ダイハツ・ミラトコットの試乗レポート。
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ダイハツ「ミラトコット・2023年式LA550S」グレード「G SA3」の試乗レポートです。
試乗車は2020年9月デビューのミラトコット。ダイハツの軽自動車で、相当にベーシック、ミラの正統後継車みたいな存在です。
地味で知名度も低いんだけど、乗ったらとても良かった!
運転席優先、ドライバー優先、走りやすさ満点!
軽自動車ってたくさんあるけれど、乗り味はみな異なります。それぞれのコンセプト、世界観があって、優先事項が異なる。
トコットも存在はベーシックといえど、乗ればしっかり、他車以上の長所を感じる部分があります。どれも長所短所あるからこそ、クルマ選びは楽しいです。
試乗したトコットは、2023年式ミラトコット。グレード「G・SA3」。車両価格は125万円。
グレードは2つあって116万円と125万円。どちらもNAエンジンです。
オドメーターが示す距離数は700km。本調子にはまだ早いかな?という新車です。
試乗内容は、当初予定は2日間。でも雨が続いて夜間しか撮影できず。
そうした都合もあり、複数日トコットと過ごしました。走行は数百km、計3人が運転しました。
ボディカラー違いで別の車体にも試乗しました!
こちらも、白が入ったブルー系のボディカラー。上の写真より濃いお色で、水色っぽい感じです。
写真で見るとどうしても、濃いボディ色の方がキレイに見えてしまいます。
※内容は辛口評価です。試乗購入時のお役に立てれば幸いです。
まっさきに言いたいのは、「地味すぎてもったいない」という点。ミラと名前が付く中で、最高の傑作車と感じるくらいです。走ればね。
一方で、あまりに映えない存在。中身が良いだけの動画が伸びないYouTubeと一緒で、「このクルマを見て欲しい!」という熱意にクエスチョン。
熱くアピールされるクルマはいっぱいあります。そんな中で、乗らないとわからない良さって、乗ってみたいと興味を惹かなければアピールさえできません。
誰でも中流階級の時代じゃないです。努力して能力身につけて、全力で頭使って稼いだお金。
今はこだわり持って好きなモノを選ぶ時代でしょう。
「地味だからこその良さ」なんて言ってたら、次期型はなくなっちゃいます。
車名はオシャレで知名度高く、ボディはアクとも思える独自性の高さ。それでお値段はトコットより安い価格設定。
登録台数は2020年のデータしか見つからなかったけど、月1000台vs2000台。ラパン強かった!
白いカラーが取り入れられる内装インパネはオシャレ感あって、でもそれ以外はドライバー優先というイメージが強いです。
走行性能の豪華一点主義ってほどじゃないですが、安くても手が抜けない部分なのでしょう。
逆に例えば、シンプルなシートはドライバーとクルマの一体感が高く、運転のしやすさに繋がります。
先読みできるドライバーなら、手を動かす量はほんとに最小限。びっくりするくらい無駄なく運転できると思います。
下手にあれもこれもと求めてないのが良い結果に繋がっているかと思われます。
アクセス数見込めず、再生数も見込めないこのトコットで、試乗レポートを書き始めた理由。それはこの、走りやすさを知ってもらいたい!
このページ開いて下さった方は、ここでも見てください!あと動画見てください!
一言で表せば、直進性が高い!
パワステは軽く、クセも最小限(後述)。それでいて、クルマはビシッと走ってくれます。わずかな微調整もしやすい。
結果、手を動かす量は最小限!
軽く触れるようにハンドル保持し、この状態で手元はほぼ動かさない。しかも無意識に、こうした運転も可能です。
コーナーでも走りやすい!曖昧さが薄くて、丁寧な操作がぴったりハマるハンドルの回し心地と応答性の良さ。
切る方向も戻す方向も、荒っぽく感じられる部分もありません。
路面からの反力、影響を受けにくいようにパワステで固めているのでしょうけど、回し心地は軽く、パワステに違和感(クルマが行きたがってる方向を押さえつけてる)と感じたのはわずかな部分だけでした。
違和感少なくて曖昧さも薄いとくれば、思った走行ラインが走りやすいとなります。
「走りやすい」と自信を持って言うからには、走りにくいと感じるクルマがあるからこそ。
条件有利な上位車種だって、そう感じるクルマがあります。走りの良さだけでクルマ選ぶわけじゃないんだけどね。
自然なステアフィールと安定性のバランスとか、タイヤサイズに起因するグリップ力、また快適性とハンドリングの総合点。このあたりはどうしても、車体が大きい方が有利な傾向です。
ミラトコットの場合ですと、助手席に人が乗ると、ハンドルの応答性が落ちます。直進性も悪化。
逆にリアシートのみ乗員が乗っている状態ですと、走りやすい。
現状の軽自動車だと仕方なしというか、ここまで気にされる場合は、軽自動車全般で厳しいです。
タントより20cm低く、200km軽い!ある意味認めたくないけど、こうしたディメンションて重要なのかもしれません。
走るに関する総合レベルが上げやすいというのは、きっとあります。
ちなみに上の写真は、けっこうかさ上げされているフェンダー部分。意外でした。
試乗中、雨が続きまして、マンホールの蓋などで、わずかに滑るを楽しめました。
そこでブレーキを合わせてみれば、軽くABSが介入。久々で新鮮でした。
人によって気づかないくらいのほんの少しの滑りなんだけど、好きなら楽しいかも。安全に支障ないと思える範囲内で、低いウェットグリップが長所であって短所でもあります。
評価評論「間違いいっぱいの自動車選び」
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違いを感じる練習、試し失敗した経験、一貫性ある運転で試乗レポート。
受け売りでなく、カタログ的でない。紹介ではなくレビューです。
評論家さまとの違いは、率直な表現と自由度の高さ。辛口といえば辛口です。
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