間違いいっぱいの自動車選び。ワゴンRスマイルの試乗レポート。
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スズキ・ワゴンRスマイル、グレード:ハイブリッドS(2023年式MX91S)。試乗したのは147万円の中間グレードです。
背が低いスライドドア系として登場したワゴンRスマイル。スペーシアの名前違いではなく、窓が小さく背が低い!
乗れば安心感ある頭上スペースに好感をもちます。
またニコヤカになれるフロントフェイス!可愛いって印象じゃないけど、微笑ましい!
ユーザーが笑顔になれるって意味だよねきっと。
そして乗り味。上質感という評価軸では弱め。質感求めれば厳しい反面、130万円スタートという価格は魅力だし、気楽さという面で良さを感じます。
試乗したのは2023年式スズキ・ワゴンRスマイル。グレード「ハイブリッドS」。車両価格は147万円。
グレード名が示す通り駆動系はマイルドハイブリッド。
両側電動スライドドアついて、ヘッドライトはハロゲンというグレードです。
オドメーターが示す走行距離は約6000km。このスマイルで200km走行してきました。
※内容は辛口評価です。試乗時に確認したいポイントを重視!
真っ先に感じるのは、存在感あるボディデザイン。イメージ的には人畜無害的なほのぼの系だったんだけど、実車を見たら全然違いました!
ヘッドライト大きく、窓は薄く、下半身のボリュームたっぷり。
エンジンルーム見ても、ガシッとボリューム持たされているのが伝わります。
走れば得意なのは超低速域。シートやタイヤ含め、柔らかくて弾力のある乗り心地が特徴です。
ここで特に良いのはリアシート。
速度上がってくると苦手箇所も。上下の揺れや突き上げが目立つし、ハンドリングは頭上ムズムズ、挙動はどっこいしょというフィールが目立つ。
ただね、カッチリ&シットリのクルマより気楽!
良いクルマって、揺れを出せばドライバーのせい。ゆるいクルマなら適当に運転したって差がでにくい。
疲れたお仕事上がりにもちょうどよいくらいに思います。
ワゴンRスマイルのパワーユニットは、NAエンジン1本。エンジン型式は「R06D」型。カタログスペックは49馬力。
乗員に伝わってくる振動は少ないです。アイドリング時はフロアが多少ブルブルしているものの、走ってしまえばハンドルへの振動も少ない。
またアイドルストップからのエンジン再始動時も相当に滑らかでしたし、またハンドリングの印象からも、柔らかいエンジンマウントが想像できます。
これは同じスズキの2代目ハスラーと比較しても、わかりやすいだけの違いがあって、低振動なのはワゴンRスマイル。シャキッとしているのがハスラーです。
巡航中はおとなしく、アクセル半分踏んで加速を始めれば、グワァーっと響くエンジン音。迫力満点のノイズを響かせます。
全開ではなく中間領域。この加速から、刺激十分な加速を味わえます。
実際に速いかは別問題。速度計見れば現実に戻る。場合によってはうるさいだけ。でも、体感的に速く感じられます。
いわゆるスロットル特性。ワゴンRスマイルだとアクセル30%踏めば全開近く、みたいに開くのですが、穏やかで飛び出し感のない発進をしてくれます。
力強くトルクが立ち上がり、でも穏やかで扱いやすい。飛び出し感ないというが大事なポイント。
その代わり、大きく踏んでもパワー感は大差ありません。
ワゴンRスマイル、CVTの印象。
CVTは比較的低回転を使いたがります。
アクセル踏んだ際、一気に回転数を上げる動きは弱め。つまりギヤ比的にも、燃費に優れるギヤ比と低回転を多く使って加速する様子。
もしかしたらマイルドハイブリッドを活かすためのセッティングなのもしれません。
エンジンのパワーバンドに入っただろうと感じるのは、時速70kmくらいから。
ワゴンRスマイルではタコメーターがオプション、回転数はわからないんだけど、この速度で加速力が伸びます。
評価評論「間違いいっぱいの自動車選び」。一部の画像は拡大します。
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ワゴンRスマイル
MX91S - R06D 660cc 2023年〜
確認中
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国産車バッテリー
エンジン質感 | |
ノイズ大きくガラガラ感も強め。乗員への振動は少ない。 |
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足回りの質感 | |
低速走行なら良好。それ以上では上下動が目立つ。 |
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内装の質感 | |
反射強いメータースクリーンが厳しい。 |
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外装の質感 | |
天地方向に小さい窓とウエストライン下のボリュームが立派。 |
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個性と魅力 | |
天地方向に小さい窓が、しっかり個性的! |
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お買い得度 | |
130万円というベースグレードにお得感あり。 |
違いを感じる練習、試し失敗した経験、一貫性ある運転で試乗レポート。
受け売りでなく、カタログ的でない。紹介ではなくレビューです。
評論家さまとの違いは、率直な表現と自由度の高さ。辛口といえば辛口です。
評価評論・比較レビュー「間違いいっぱいの自動車選び」。