自動車の比較・評論・メーカー別評価スズキ

2023年記事 全2ページ

ワゴンRスマイル試乗レポ「2」
運転感覚・走行感覚

間違いいっぱいの自動車選び。ワゴンRスマイルの試乗レポート。

2ページ目です。

「長所も短所も!乗り心地・ハンドリング・走りやすさ」

スズキ
  • グレード:“ハイブリッドS”
  • 年式:2023年式
  • 車両価格:147万円
  • デビュー年:2021年9月
ワゴンRスマイル・インパネ1ワゴンRスマイル・インパネ2

スズキ・ワゴンRスマイル、グレード:ハイブリッドS(2023年式MX91S)。試乗したのは147万円の中間グレードです。


  1. スマイル「1」特徴概要とエンジン
  2. スマイル「2」走行感覚と乗り心地、静粛性
  3. スマイル「3」内装(フロントシート)
  4. スマイル「4」燃費と内装(リアシート)
  5. スマイル「5」燃費と小さな長所短所

試乗:運転感覚

ワゴンRスマイル:ハンドリング

ハンドリングとステアフィールはさらっと。気楽に運転できて、質感という評価じゃわからない良さがあります。

緩いけど緩いなりに上手なまとまり

ハンドルは分厚いゴムを挟んでるかのような回し心地に、緩く曖昧。SAT(中心に戻そうとする力)だって強い時もあれば弱い時もある。

ステアリングそんな感じなんだけど、走りにくいと感じないまとまり。もちろんそこには軽自動車サイズというのもある。

なんでも立派を求めたら価格はどんどん上がっちゃう。
それとは違う方向で、違和感を感じないハンドリング。

違和感を感じないつまり、筆者はそんな悪いと感じないけど如何でしょ?

低速時と高速時

ヘッドライト点灯低速時はどっこいしょと向きを変える感覚。

速度上がると「1」で頭上がムズムズっと反応し、「2」で向きを変え始める

ハイト系としては背が低いワゴンRスマイルだけど、動き方はハイトワゴン系です。

気楽で出番増えそう!

フューエルリッドとテールライトカッチリしてシットリして運転次第でいくらでも滑らかに走れるクルマ。

軽自動車だとN-BOXや2代目キャンバスからそうした印象を受けるけど、逆にグラグラさせちゃえばそれはドライバーの責任。

滑らか走行最優先と意識が高ければ、ワゴンRスマイルくらいの方が気楽かも。
多少ミスしてもクルマの揺れに隠れるから、いい意味で適当に運転できる

むしろダランと運転するくらいが、スマイルの特徴を活かせると思います。こんなところから、セカンドカー用途だったら、気楽で出番増えそうです。

ブレーキのフィール

ワゴンRスマイル:フロントタイヤ

軽くてストロークが長いブレーキペダル。アクセルペダルとの位置関係は、筆者の好みです。

チカラ入らずのブレーキペダル

ペダルレイアウト筋力に自信がない方でもしっかり踏める!そんなブレーキペダル。
軽くて助走も長いような踏みごたえですから、軽くグッと踏めます

筆者みたいなタイプには不満。でも、主たるユーザーを考えた味付けだと思います。

真面目に運転すれば、踏むのに難しい

踏むのに難しい。ストロークが長いため、どのくらい踏んだらどれだけ減速するかという関係が掴みにくい。
ので、例えば停止線にピタッと一発の踏力で...そんなふうに止まろうとすると難しいです。

抜くのに簡単

抜くのは簡単。ブレーキペダルが踏みやすい位置にドラポジが取れる。それもあって、抜くのはラクに滑らかに操作できます。

ぐっと沈んだフロントをじわっと伸ばしつつ、コクンという挙動を出さずに止まるのが簡単。
アイドリングストップを使用していても、タッチの変化が気になりませんでした。

 


※内容は辛口評価です。試乗時に確認したいポイントを重視!

試乗:乗り心地と静粛性

ワゴンRスマイル:フロントフェイス

ごく低速時に特化したようなワゴンRスマイルの乗り心地など快適性。

乗り心地の印象

大雑把に時速40km以下。低速なら低速なほどに良さを感じられます。

フロントタイヤサスペンションもタイヤも柔らかいところが感じられ、ちょっとした衝撃はみんな吸収してくれます。

逆にそれ以上の速度になると、フラット感低く浮いているような揺れや、入力強くなると突き上げが強まるように。

リアシートの乗り心地がイイ!

低速時に優れる乗り心地は、リアシートだとさらに良さを感じられます。

リアタイヤリアシート座面のクッション性が高く、単純にフワフワというわけじゃないから重厚と感じられる乗り心地に。

ワゴンRスマイルの特等席はリアシートだと思いました。

ウッとくる突き上げは段差手前でドライバーが、少し速度をコントロールしてくれれば大丈夫。

静粛性の印象

最近試乗した他の軽自動車と同じところを走ってみたところ、静粛性は並、でも良いねって感じる路面もありました。

静かだね〜っと感じることもないけど、ゴロゴロしたノイズが気にならず、ざらついた路面でもボリュームが高まりにくい
柔らかいタイヤが効いていると思われますので、タイヤ固くなってきた車体ですと違いが大きそう。

ボディ見切りと車両感覚

ワゴンRスマイル:ボディ見切り

狭いところやコーナーで重要な、ボディ見切りと車両感覚の取りやすさ。

左右Aピラー

ハイト系の作りをしているけど、ガラスの天地方向は小さく、新鮮な視界です。

Aピラー左Aピラー右

Aピラーは少し太めな印象。でも実際に運転して、特別邪魔と思うことはありませんでした。今回の試乗ではね。

細く見えるN-BOXと乗り比べたら、差を感じるかもしれません。

ボディ前方

ボンネットはシートを上げれば少し見えるけど、外から想像できるほどは見えない感覚。

ボンネット左ボンネット右

上げても下げても座れる、ドラポジの自由度が高いと感じるから、下げても走りにくいと感じない。

それでもウエストラインは高いから、タイヤ周辺の感覚はわかりくいと感じた時がありました。

目に入らないワイパーアーム

ボディデザイン斜め

ワイパーアームは低い位置に付いていて、運転席から目に入りにくいです。

筆者の場合だと、最も膨らんだ部分が目に入るくらい。全然気になりません。

ハスラーもそうだったけど、上手に作って運転しやすくと感じられるのが好印象です。

反射が気になるメータースクリーン

メーター

メインメーターの透明なカバー、走行中は終始、映り込みが気になります
周囲の景色とか光の反射とか。

このスクリーンが立体的な曲面を持っていて、着座位置を上げようが下げようが、目に入るチラチラは変わらず

ワゴンRスマイルで最大の弱点と思うのがこのチラツキ。

とはいっても、天下のスズキ様が、丁寧に丁寧にテストされて作られて販売される軽自動車ですから、筆者が敏感なだけかな〜。悩みます。

 


評価評論「間違いいっぱいの自動車選び」。一部の画像は拡大します。

ワゴンRスマイル・メーター昼ワゴンRスマイル・メーター夜間

動画:価格と走行フィール

価格と装備、価格から思うハンドリングや乗り心地の印象を話しています。

スズキ ワゴンRスマイル

スズキ自動車

ワゴンRスマイル

  • 試乗グレード:“ハイブリッドS”
  • 年式:2023年式
  • 車両型式:MX91S
  • 新車価格:147万円

エンジン概要

  • 排気量:660cc
  • エンジン型式:R06D

その他概要

  • ボディ:3395×1475×1680mm
  • 車重:840kg
  • 発売開始時期:2021年9月
  • 車両価格帯:130万円〜
試乗レポ・ライター

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