試乗比較とレビュー、間違いいっぱいの自動車選び・ダイハツ

タフト「NA車/1」
豊富な特徴を端的に

間違いいっぱいの自動車選び。タフト(G)の試乗レビュー。

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「エンジン印象、特別感強いタフトの特徴概要」

  • グレード:“Gクロムベンチャー”
  • 年式:2024年式
  • 車両価格:167万円
  • デビュー年:2019年10月〜
タフト・内装(昼)タフト・メーター

ダイハツ・タフト(2024年式LA900S)グレード「G・クロムベンチャー」の試乗レポート。ターボなしNAモデル。


  1. タフト/特徴とエンジン印象
  2. タフト/乗り心地・静粛性・ハンドリング
  3. タフト/内装(フロント&リア)
  4. タフト/小さな長所短所と評価総合

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試乗車概要:タフト(NAモデル)

タフト:レイクブルーメタリック

2021年5月に登場したタフト。ブランニューの新しい軽自動車として、SUVテイスト、サンルーフ標準装備、弱点感じない走り。

濃い設計!濃すぎる企画!

単なるラインナップとは到底思えない企画デザイン。タフトからはそれを感じられて、濃い1台になっています。

単なる道具的な利便性以上に、タフトならではの世界観が溢れています。

試乗したタフト

ボディ・リア斜め試乗したのは2024年式タフト。グレード「G・クロムベンチャー」
オドメーターが示す総走行距離は1000km。

「クロムベンチャー」は特別仕様車で、167万円。タフト自体は138万円〜ラインナップされます。

価格的なお得感高すぎる!

タフト:ボディデザイン、フロント

加飾のない「G」161万円でも装備は充実。サンルーフ標準、アダプティブハイビーム標準、電動パーキング&ブレーキホールド、本革ステアリング、シートヒーターその他

これでもかってくらいの充実装備です。

ハンドル左ハンドル右

ACC(クルーズコントロール)のみ、Gターボは標準、Gはオプションです(写真はGターボ)。

さらにじっくり述べていくハンドリングやブレーキの上級感だって、下手なコンパクトカーを超える質感。素晴らしすぎます。

 


※内容は辛口評価です。試乗購入時のお役に立てれば幸いです。

タフト、特徴概要

タフト:サンルーフ

タフト(NAモデル)で感じた特徴印象を端的に。

走りの質感が高い!

フロントタイヤよく動くもフリクションを感じるショックアブソーバー、これのコツコツ感を除けば、走りの質が高いです。

SUVスタイルにおんぶに抱っこってわけじゃない。乗って良いです。

 

  • ステアフィールは上々で、ハンドルに伝わる衝撃は抑えられ、回し心地も落ち着いた上級感。
  • ハンドリングは軽自動車のボディサイズを活かし、舵角小さく操舵スピード抑えて走れば、良いところが十分に味わえる。

さらにアクセル特性やブレーキ特性も、丁寧に調整された印象。無駄なく操作しやすい。乗り心地に多少の不満あれど、運転に関しては全然いいです!

個性、特別感も高い!

タフト:内装

個性はサンルーフ標準だけってわけじゃない。サンルーフの魅力を活かす着座位置、そしてそこからくる着座感。

視界的にはフロントウインドの形状やAピラーの位置形状。さらに助手席としっかり区切られるセンターコンソール。

センタークラスター運転席とサンルーフ

さらにさらに、ひと目でタフトとわかるセンタークラスターのデザイン。

外から内装覗くだけでも、目を閉じて座っても、一瞬で感じるタフトらしさ。実用車っぽくないのが特徴の軽自動車です。

試乗:エンジン質感と加速感

タフト:エンジンルーム

エンジン形式は「KF型」。タフトのエンジン質感、エンジンノイズ静粛性、加速感など。

穏やかでマイルドな特性

エンジンノイズは、まるで一世代前のトヨタ車かってくらいにマイルド。音質的にはガラッとするも、ノイズ音量は抑えられ、角が取れた丸い音質。吸気音も抑えられます

回転上げてもマイルド

穏やかなエンジンノイズCVTのシフトプログラムから、軽い加速でもふわっと高い回転数を使う。流れに沿って加速すれば、4000rpmは当たり前。

そんな特性でも、エンジンノイズの盛りあがりは小さく、快適性に貢献してくれるエンジンノイズです。

トルク感薄い加速感

アクセル全開を続けるときは、軽自働車なりの加速力。日常での発進加速は、トルク感薄い加速感

アクセルを全開にしない時は当然、まだ余力がある状態。ここは出力を抑えてくれなきゃダメなんだけど、フワッと回転数をあげちゃうからトルク感が薄く感じられる。

アクセル踏力は3分の1から2分の1、非常にゆっくりとした加速時にフワッと、ほんとにフワッという感覚で回転だけ上がります

トルク感の意味は、如何に低い回転数で加速できるかという意味で使ってます。トルク感とともにダイレクト感も薄いです。

スロットル特性は滑らかで飛び出し感なし

ペダルレイアアウトアクセルペダルの踏み始めは、飛び出し感ないように調整されていて好印象
よくあるのは速さを演出するため、グワッと出ていく特性。滑らかさを意識すると運転しにくいもの。

ゆったりした操作にはゆったり応えてくれないと困る。タフトはこうした点などから、しっかり丁寧に調整されたクルマと考えます。

試乗:トランスミッション印象

タフト:シフトセレクター

タフトのCVTに起因するであろう乗り味印象。同じタフトでもターボ車に搭載されるD-CVTとは異なり、NAモデルはオーソドックスなCVTが搭載されます。

先進性や効率ならD-CVTながら、このオーソドックスなCVTが普通に良い!乗った感じだけで評価すれば、滑らかなのはこっち。

黒子に徹してくれるCVT

独特の動きを感じることなく、タコメーターは上がったり下がったり。また必要以上に素早いシフトアップが抑えられるから、嫌な動きを感じません。

内装中央部1内装中央部2

変速に起因するであろうギクシャクを感じたのは、1日試乗して10回か20回。30分に1回と考えたら気にするほどじゃないよね。

というか筆者が感じるギクシャク感なんて、より一般的なユーザーなら気にもならないかもしれません。

高めの回転数を好む味付け

ゆっくりした加速でも軽く4000rpmまで上げていくのは前述のとおり。長時間運転していると、疲れます。
同じに加速するのに、どんなギヤ比でどんな回転数で加速するか、同じ軽自動車でもいろいろあります。比較が楽しいです。

各ポジションやPWRモード

SレンジやBレンジ、PWRモードを使用すると、もう一段、高い回転数が使われます。

ステアリングスイッチシフトセレクター

そんな時でもうるさいと感じにくいのは、ダイハツの軽自動車らしい特徴ともいえます。

全開加速中は、試した限りだと一定回転数には張り付きませんでした。100km/h超えたらどこかで、張り付くようになるかもしれません。

 


評価評論「間違いいっぱいの自動車選び」。一部の画像は拡大します。

タフト・内装、サンルーフタフト・内装、運転席

動画:タフトの乗り味を丁寧にレビュー

走行フィールを中心に、価格とグレード。「こんなお得なクルマ他にある?」って動画です。
タフトの魅力を走りながら。ターボ車との比較も含めつつ、弱点的な部分もしっかり触れています。

ダイハツ・タフト「装備も走りも価格以上」
タフト
ダイハツ
MODEL(タフト)
  • グレード:“Gクロムベンチャー”
  • 型式:LA900S
  • 年式:2024年式
  • 車両価格:167万円
エンジン概要
  • 排気量:660cc
  • エンジン型式:KF型
その他概要
  • ボディ:3395×1475×1630mm
  • ホイールベース:2460mm
  • 車両重量:830kg
  • デビュー:2021年5月
  • 価格:135万円〜
試乗レポ・ライター

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比較評価

エンジン質感 比較評価

回転上がるけど静か。アクセル特性に飛び出し感なく、煮詰められた特性が好ましい。

駆動系質感 比較評価

違和感なくギクシャクする場面はわずか。常用される回転数が高い。

足回り質感 比較評価

終始続く弱いコツコツ感。ターボモデルに劣る質感。

内装質感 比較評価

見える景色や着座感覚、内装各部に特別感強い。

ボディ質感 比較評価

非常に個性的ながらそっけないパネルの表情。もっとデザイン性が欲しい

お買い得度 比較評価

サンルーフ標準でハンドリング良くて、車内も凝ってて装備も充実。なのに高くない。







レビューワー・著者情報

ヒラリー男爵

ヒラリー男爵。自動車販売の経験あり。同僚のおクルマ整備士と試乗やメンテナンスを行い、レビュー記事にします。

経験や特技は豊富。現在は会社経営しながらYoutube動画の制作をしています。

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