間違いいっぱいの自動車選び。タント・ファンクロス試乗レビュー。
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ダイハツ・タント・ファンクロス(2024年式LA650S)グレード「ファンクロス・ターボ」の試乗レポート。
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タント登場から3年後、2022年10月に追加登場したタント・ファンクロス。見た目の違いが大きいけど、実はそれだけじゃない特徴がもたらされています。
ベーシックな標準車はもとより、カスタムともけっこう異なるファンクロス。便利機能も飛び道具的な機能も豊富で、どういう場面で使おうか想像するだけで楽しくなります。
まずは大きな特徴と感じた3点を挙げていきます。
大きな特徴その1。「ユーチューバーが喜ぶ便利機能が超豊富!」レビューが簡単しかも見てもらいやすい。機能満載です。
大きな特徴その2。「ハッチバックは合理的!」という言葉の意味が、よ〜くわかる車内設計。限られたスペースをどこでどう使うか?仕切りの位置が変わるお部屋のように使えます。
大きな特徴その3。「ハンドル周りは高い上級車感」。電動パワステの良さはダイハツらしい魅力。本文では短所も取り上げていきます。
試乗車は2024年式タント・ファンクロス。ターボエンジン搭載車。
オドメーターが示す総走行距離は1000km。
グレード「ファンクロス・ターボ」は、お値段190万円。
タントの中でも、また軽自動車の中でも、高級な部類と思う価格です。純正ナビも、うおっと唸る価格。
電動パーキングブレーキその他、現代的な装備は揃っていて、注意点は本革ステアリングとACCくらい。
本革ステアリングはターボ車のみ。ACCはオプションです。
※内容は辛口評価です。試乗購入時のお役に立てれば幸いです。
タント・ファンクロス(2024)で感じた特徴を端的に。
ファンクロスを撮影していて思ったのが、撮っても撮っても終わらない便利機能の数々。なんと助手席ドアにイージークローザーまで標準装備。すごいです。
そんなドアに関する機能、車内スペースに関する機能、照明や電源ソケット、ラゲッジまわりのアイデア機能。その他便利機能がこれでもかってくらいに詰め込まれています。
これも撮影機材を積んで、人も乗って気付いた特徴。限られたスペースを効率よく使う工夫がものすごく感じられる。
具体的には大きく動くシートのスライド量。どこを削ってどこを広く取るか、状況に合わせて大きくアレンジ可能。
ハッチバックが合理的という言葉がハッキリ理解できます。
タントは今まで何台も試乗してきてますが、そこまでメリットを感じなかったBピラーレス設計。だからといってデメリットもそこまで感じてきていない自分たち。
厳密にいえば長所も短所も感じます。個体差が出やすいという印象もある。
ただこれ、短所に気づくユーザーがどれだけいるのか?という話。10人に1人だったら無視していいわけで、短所は目立ちにくいといえます。
ハンドル操作をアシストするのがパワーステアリング。電動なのでモーターがアシストしますが、単純に軽くする、反力を打ち消すだけでなく、衝撃や微振動、ふらつきを抑えるなど出来ることは豊富。
このパワステが苦手隠して長所を伸ばす。特に日常走行で感じるフィーリングとしては、もっとも影響強く、クルマの印象に関わってくると思います。
タントだけでなくタフトもそう。軽自動車の弱点を消す感触が、クルマの体感的なレベルを引き上げていると感じます。
タント・ファンクロスのラインナップと価格、ボディデザインについて。
NAとターボが用意されて、それぞれにアイドルストップ非装着車が用意されます。
価格は2025年価格。タントはファンクロスとカスタムが価格近く、ベーシックの中心グレードですと160万円程度です。
ベーシックなタント「X」と比較して、ファンクロスでは外装加飾と装備充実が挙げられます。プラスしてラゲッジの作りが異なります。
ライバルとの価格比較ではN-BOXジョイ、デリカミニがほぼ同価格で、タントファンクロスが数万円安価。スペーシアギアは10万円上がります。
見やすい+使いやすい+現代的な、タントのナビ&モニター。すごく良いけどお値段見てびっくりです。
この10インチナビ、純正オプションでおよそ40万円!正確にはドラレコセットが40万円、ドラレコWi-Fiセットが43万円。ナビ更新は5年間。360度モニターは別っぽい。
軽自動車の税金優遇ってなんなんだ?って言う人が出てきても不思議じゃない。YouTube見れてミッキー仕様まである、贅沢品です。
でも当然、使うといいよね。大きくてわかりやすい。
2024年モデルはCDなどディスクが入る!
タブレット状のモニターが前方にスライドする様子は、懐かしく新鮮。
※2025年モデルからディスク不可の可能性があります。
加飾とは飾りを付け加えるという意。ファンクロスでは特にフロントマスク。選ぶか選ばないか?なんだかんだで一番の理由になると思います。
ベーシックなタント、カスタムのタント、それらと比較して差別化が大きなタントのファンクロス。
グリルやバンパーだけでなく、ヘッドライトの形状が異なります。
樹脂ブラックのバンパー加飾、ルールレール、サイドガーニッシュなどファンクロスの特徴です。
実は個性的なのは、サイドガーニッシュ(ドアの黒い部分)が光沢ブラックという点。
練り込みブラックに光沢ブラック。黒いAピラーやルーフレール含め、ボディカラーによる違いが大きく、選ぶ楽しみが広いと思います。
リアはサイドまで回り込む樹脂パーツが個性的。テールライトあたりは通常と共通です。
テールライトは可愛く光ります。動画撮影してきましたので詳しくは動画でぜひ。
タントのカタログ見ると、カスタムはアダプティブハイビームとなっていて、ファンクロスはオートハイビームとなってる。ヘッドライト違うかと比較してみました。
まず見た目。ヘッドライトユニットのケースが、形状が異なります。
参考に左はベーシックなタント。
ヘッドライトの形状はこれで3種類存在することになります。
バンパーやグリルの差別化だけじゃないところが、凝ってますよね。
左がカスタムで右がファンクロス。
作りが異なります。カスタムはスッキリ先進的で、ファンクロスは細かい配光用のレンズカットが目立ちます。
評価評論「間違いいっぱいの自動車選び」。一部画像は拡大します。
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エンジン質感
ターボらしさが弱い加速感。振動や静粛性の面はまずまず
駆動系質感
NAタント・ファンクロスの方が印象いいかもしれない
足回り質感
固めな方向で荒い部分ありつつ、ほとんどの場面で質良く。前後バランスもいい。
内装質感
質感は並ながら、便利機能や飛び道具的な機能が詰まってる。
快適性
静粛性が高い。タイヤや車外からの音、しかも低音域がよくカットされる。
お買い得度
ライバルより気持ち安い価格設定。豊富な便利装備は勝ったり負けたり。
ヒラリー男爵。自動車販売の経験あり。同僚のおクルマ整備士と試乗やメンテナンスを行い、レビュー記事にします。
経験や特技は豊富。現在は会社経営しながらYoutube動画の制作をしています。
少々変わった人生、かも。詳しくはプロフィールページで!著者:ヒラリー男爵
違いを感じる練習、試し失敗した経験、一貫性ある運転でインプレ。
受け売りではなく、カタログ的ではなく、レビューです。
評論家様との違いは、率直な表現と自由度の高さ。辛口といえば辛口です。
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