間違いいっぱいの自動車選び。タントカスタムの試乗レポート。
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ダイハツ「タント・LA650S」カスタムRS ターボエンジン搭載車です。
2019年にデビューした4代目タント。ダイハツのハイトワゴン系軽自動車です。今回は大変更が感じられ、今までの長所を弱めた代わり、新しい長所を身につけてきました。
タントの上級グレードがカスタム系です。
ベーシックなモデルと差別化されることが多く、「タントカスタム」と一般的に呼ばれるほど、絶対的な存在になっています。
例えば、スイフトに対するスイスポ、以前のスカイラインに対するGT-Rのように、別の存在くらいの、特別さや差異が期待されていると思います。
やっぱりね、軽自動車のカスタム系って特別だよね!と、自分も期待しちゃいます。
今回の試乗車は、2020年式タント。グレードは「カスタムRS・ターボエンジン搭載車」。
2013年にモデルチェンジされて3代目となったタントのカスタム系。車両価格は185万円。
(ベーシックなモデルは124万円〜)
このクルマのオドメーターが示す距離数は1700km台で、新車から各部が馴染んだもっとも美味しい時期。試乗は都市部を離れ田舎道メインで2日、試乗してきました。
※内容は辛口評価です。試乗購入時のお役に立てれば幸いです。
タントカスタムに乗り込み一見、そして思う。残念感が止まりません...。
先代タントカスタムは、べた褒めさせて頂きました。オーラが半端ない!
今度のタントカスタム、オーラが半端なくありません!
軽自動車メーカーが必死に育ててきたであろう、カスタム系というブランド力。ギラギラともいわれますが、華やか、キラメキ、高級感etc.
そうした魅力が一瞬で理解できるわかりやすさ。
まさに、指名買いで衝動買いという悪魔の魅力。
今度のタントカスタム、内装も外装も、そうしたカスタムらしさが弱い感じ。特に内装、「落ち着いた」ではなく、「質感が低い」と感じます。
カスタムに憧れを抱く方、頑張ってお金貯めてる方、申し訳なくて自分が謝りたくなるくらい。
一方で、クルマの本質的な部分は大幅に進化しています。
具体的には乗り心地に関する部分、致命的にきつかったターボエンジン搭載車の乗り心地は、革命的に改善されました。
合わせて、夜間のオートハイビームですが、走る部分であるここに、カスタムらしさを感じました。
立派さ高機能さ誇らしさ。軽自動車初のアダプティブハイビーム(LED配向タイプ)です。
ベーシックなタントは、サスペンションの動きが悪く、シートもそれなり、さらにボディはビシビシが気になり、あまり快適とは思えませんでした。
124万円〜という価格は非常に魅力的ですが、質を重視されるならここは...。
タント買うならターボ系が正解!とも思いました。
「ギラツキだけがカスタムじゃないよ」と、今までとは異なったアプローチをしてきました。
筆者は自分的には好みです。大きく見えてディテールの質感も十分。
でも人気のデザインかと言われれば、そうではないでしょう。それはアルファードとベルファイアの関係を見ればわかりますよね。
通好みっぽい部分でいうと、このボディカラーが素敵でした。
コントラストが強くついて、日差しが強い日とか美しさが際立つと思います。
(売却査定はちょっと不安です)
また、窓の大きさやベルトラインの高さから、親しみやすさを感じます。
そういった部分でいうと、カスタムよりも素のタントで良さが引き立つデザインかとも思いました。
N-BOXやルークスがカスタムありきだとすると、タントはアダルティ。
以前タントカスタムのキャッチフレーズは「男のタント」でした。今度は「わしのタント」と呼びたくなっちゃいますw
先代から走行的質感は大幅アップ、カスタムらしさは大幅ダウン。カスタムはタントの上級グレードです。
評価評論「間違いいっぱいの自動車選び」
一部画像はクリックで拡大します(横長画像など)。
タントのカスタムらしい部分、と感じたのは、高性能なオートハイビーム。
いわゆるアダプティブタイプ。LEDの配向タイプで、Hi-Lo切り替えというより細かな配向切り替え。対向車やステアリング角度などによって照らし方を変えてくれます。
なんと軽自動車で初装備とのこと。便利というだけでなく、誇らしいと思える機能です。
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タント・カスタム
LA650S - KF 660cc 2019年〜
確認中
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国産車バッテリー
エンジン質感 | |
ターボらしさが弱く、スロットル特性も大雑把。静粛性はまずまず。 |
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駆動系質感 | |
CVTの調教がなってなさすぎ。 |
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足回り質感 | |
フロントサスの動きは良い印象。 |
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内装質感 | |
チープでしかも、カスタムらしさが皆無。 |
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外装の質感 | |
まとまり良くカッコよし!でも自己主張弱め。カスタムらしさ弱い。 |
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快適性 | |
Bピラーレスの弱点があまり目立たない。 |
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お買い得度 | |
割高な金額を出すのはこのクルマじゃない感。 |
違いを感じる練習、試し失敗した経験、一貫性ある運転で試乗レポート。
受け売りでなく、カタログ的でない。紹介ではなくレビューです。
評論家さまとの違いは、率直な表現と自由度の高さ。辛口といえば辛口です。
評価評論・比較レビュー「間違いいっぱいの自動車選び」。