自動車の試乗比較、中古車選びにも・ダイハツ

2021年記事 ダイハツ タントカスタム
著:元車整備士&ヒラリー男爵

タント(カスタムRS)試乗「4」
内装・フロントシート

評価評論「間違いいっぱいの自動車選び」。「カスタムRS」ターボエンジン搭載車の試乗レポート。

当ページは4ページ目です。

「インパネなどフロントシート内装」

ダイハツ
  • グレード:“カスタムRS”
  • 年式:2020年式
  • 車両価格:185万円
  • デビュー年:2019年7月〜
タントカスタム・インパネ1タントカスタム・運転席

2020年式 ダイハツ「タント・LA650S」です。

先代から走行的質感は大幅アップ、カスタムらしさは大幅ダウン。カスタムはタントの上級グレードです。


  1. タントカスタム試乗「1」特徴、カスタムへの期待
  2. タントカスタム試乗「2」乗り心地など快適性と走行感覚
  3. タントカスタム試乗「3」エンジン、CVT、細かな長所短所
  4. タントカスタム試乗「4」フロントシート内装
  5. タントカスタム試乗「5」リアシート内装とラゲッジスペース
  6. タントカスタム試乗「6」燃費、評価総合

内装質感

タントカスタム・内装

カスタムらしさが薄れたと感じる一番の要因は、内装の質感です。便利機能は十分にしても、立派!と思えるポイントはわずかでした。

わかりやすい魅力が薄い!

高いお金を出して、わざわざカスタムを選ぶ理由はなんだろう?

内装(センタークラスター)

今までは、「わかりやすい内外装の魅力」かなと思ってました。

少なくても「RS」みたいなグレードじゃないから、走りの良さじゃないよね。

今回のタントは落ち着いているといえば簡単だけど、「お金使う所、間違ってない?」という感じで質感が低いです。

立派な部分もちょいちょい

パッと見で立派と思える部分もなくはありません。

エアコン操作部は定番の光沢ブラックパネル。特に夜間がいい感じです。質感高いホワイト照明で上級感あります。

内装(エアコン操作部)内装(夜間照明)

安直にブルー照明や多色照明に走ってないのが好感度高いですね。

内装(エアコンルーバー)

続いてエアコンのルーバー。ここの操作感は高品質を感じさせます。

絶妙な抵抗と滑らかさがあって、「レスサスと共用してる?」なんてイメージをしちゃうほどです。

質感の低さが目立つ

内装は、例えばシートのスライドとか、ハンドルのチルトとか、可動部の渋さで質感の低さを感じさせますが、ここでは目に見える部分。わかりやすい部分についてです。

内装(小物置き)ドアトリム

写真左右:キルティングやブランド品で、ダイヤキルティングなんて呼ばれる模様があしらわれた部分。

硬質樹脂に模様が付けられていますが、ミライースみたいな質感。
おもわず、イースカスタムだったらこれでOKって印象を受けちゃいます。

エアコンダクト内装(メーター周囲)

写真左:グレーイッシュ(灰色っぽい)ブルーが配色されたエアコン吹出口。デザイナーはグレーの内装色と一体感を求めたのだろうけど、あまりに地味です。質感もチープ。

よくあるのは彩度の高い色を差し込んで、わかりやすい魅力を出すパターン。タントもせめて、ツヤが欲しかった。

写真右:メーター周りのパネルが、ダッシュボードより質感低いパネルになっています。
ザラつきなくてツルツルでもない表面が、とてもプラスティッキーです。

写真ではわかりにくいけど、終始目に入る部分なので気になります。

先代のタントカスタム

先代タントカスタム、ターボRSの内装です。

タントカスタム内装(先代)

ボリューム感の高さや造形の美しさは写真でも伝わると思います。

実際に試乗すれば、パネルの質感も含めて上級車ライク。この試乗車はナビを取り外していたけれど、それでも立派に見えちゃうと思います。

シートは立派!

フロントシートは見た目もサイズもクッション性も立派です。

シートの質感シートバックサイズ

助手席のスタッフは身長172cm、運転席は182cm。シートバックやヘッドレストの位置を見ると、サイズは十分。体と接触する面積も概ね良好です。

コンパクトカーと同じかそれ以上のサイズ感があります。

リアシート、シートバック

リアシートのスタッフだって普通に余裕。ウェイクには少し負けちゃうかもしれませんが、不満ないサイズです。

なおヘッドレストは、しっかり伸ばさないときちんと座れません。

 


※内容は辛口評価です。試乗購入時のお役に立てれば幸いです。

便利機能はさすがタント!

運転席がリアシート直前までスライドできます。これによって、ウォークスルーみたいな使い方が可能です。

助手席ドア助手席ドア

便利さはどこにでも書かれてますよね。当サイト的に付け加えると...。

ホンダがセンタータンクを武器にするならば、ダイハツはリアタンクを武器にしてやろう、みたいな機能。

筆者はずっと望んでました!早くやってよって。
次回は助手席側も期待してます。

助手席ドア

余談です。
憧れのF1ポジション!って感じで座れます。

※ 後ろにスライドしたままシステムONにすると、メーター内に警告が表示されます。

このままじゃ走れないかもしれません。

助手席スペース

タントカスタム・内装・助手席

助手席もシートが立派で座りやすく、シートのスライド量も大きいです。

助手席ドア助手席シート

たとえBピラーレスじゃなかったとしても、良い助手席と評価できるはずです。

気になる点はやっぱり、インパネやドアに目が行った時の、質感の低さ。お世辞にも立派な内装とは思えません。

夜間はあまり見えない上に、照明はキレイなので立派に見えます。

足元のスペース

Aピラー右Aピラー右

シートを後ろまでスライドさせると、足元は必要十分なスペースが確保できます。多くのユーザーが、バルクヘッド(エンジンルームとの仕切り)に足がつくこともなく座れることでしょう。

逆に、リアシートにゲストをお招きして、助手席足元に荷物を置くのも使いやすいです。

荷物が動きにくいようにシート位置を調整すれば、ドライバーはいつでも荷物にアクセス可能。

シートスライド機構は渋い

フロントシートもリアシートも、ステアリングチルトもそうなんですが、可動部分が渋いです。一人で動かすのは大変なくらい、渋さを感じます。

もし、コストダウン推進による劣化だとしたら、日本車らしい長所を失いつつあります。新しい便利装備のために、基本部分が不便になっちゃう

個体差の可能性もあります。試乗の際はどうぞお試しください。手や足を挟まないようにね。

ボディ見切りと車両感覚

ドライバーから見て、クルマのボディ4隅の掴みやすさ、またはタイヤ位置のわかりやすさがボディ見切りとか車両感覚。

Aピラーは視界良好

Aピラー左Aピラー右

軽自動車としては大きなボディで、不安を感じる方がいらっしゃるかもしれないけれど、全然大丈夫。視界はもちろん良いし、見切りに不安を感じることもありません

写真で写しているのはドライバー視点のAピラーです。これが邪魔になるクルマも多いんだけど、タントは問題なし。視界良好です。

フロントの見切りは並

フロント左前フロント右前

ボディ前方は普通に座っていると見えません。

でもタントの場合は、超広い頭上スペースを活かし、身を前に乗り出すと、先の方まで視認できます。

写真はグイッと前を覗き込んだ写真です。

左横の車両感覚は、並〜ちょい悪

左後ろの視界

左側は、ボディ横幅が絶対的に狭い事から、基本的には手が届きそうな感覚です。

それでも、着座位置が高くなるとわずかですがタイヤまでの距離は遠くなります。

こんなところから、ミラトコットやムーブと比較するとわずかに劣ります。

同様に真横も、シートが立派だからかな?それとも軽自動車だからかな?シートや同乗者によって見えにくい場面があります。

ドアミラーは見やすい位置

ドアミラー

ドアミラーの位置は、筆者にとって良好でした。普通と言い換えてもいいです。

クルマによっては、見下ろすような位置についていたり、見にくいと感じることもあります。

タントは普通に見やすく、ボディからの出っ張りも最小限かなと思いました。

タントカスタム・メーター(昼)タントカスタム・メーター夜間

ルーフはやっぱり高い!

ハイト系がハイト系らしい部分。良い意味でも悪い意味でも相変わらずです。

ルームミラーサンバイザー

左の写真はバックミラー(ルームミラー)。位置がドライバーの視線からしてかなり高いです。

意識して見ないと視界に入ってこないので、後方確認の回数は減りがちです。
実際に「ハッと」することもあります。

右の写真はサンバイザー。同様に位置が遠く、とっさに下ろすには向いてません。見えない〜っと思ってからだとタイムラグが気になるので、時間帯に合わせ前もって下ろしておく方法があります。

実はタント、気配り上手

なんと!素のタントとタントカスタムで、ルームミラーの取り付け位置が異なるそうです。

もし、想定するユーザーの身長に合わせて...だったらとても嬉しい気配り。
おもてなしを考え続けた歴史の現れでしょうか。

注)ほんとの理由はわかりません。

ダイハツ タント(カスタム)

ダイハツ

tanto (タント)

  • 年式:2020年式
  • 車両型式:LA650S
  • 試乗グレード:“カスタムRS”
  • ミッション:CVT
  • 新車価格:185万円

エンジン概要

  • 排気量:660cc
  • エンジン型式:3気筒KF型

その他概要

  • 新車価格帯:185万円〜(カスタム)
  • 発売時期:2019年7月〜
  • ボディサイズ:3395×1470×1750mm
  • 車両重量:920kg
  • ホイールベース:2460mm

車両型式

  • 6BA-LA650S - 前輪駆動
  • 6BA-LA660S - 4WD
  • 5BA-LA650S - ターボ前輪駆動
  • 5BA-LA660S - ターボ4WD
試乗レポ・ライター

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