間違いいっぱいの自動車選び。タントカスタムの試乗レポート。
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ダイハツ「タント・LA650S」カスタムRS ターボエンジン搭載車です。
広いのは当たり前という中で、Bピラーレスはそのまま、リアシートは乗り心地も静粛性も座りやすさも進化してきました。「広い」というよりは「座りやすい」リアシートです。
広くて便利!という部分が大きく取り上げられるハイトワゴンですが、このタントカスタムは快適性もなかなか良好です。1時間以上のドライブにも対応してくれます。
段差での衝撃はそこまで不快ではありません。先代のタントカスタム(ターボ車)からは、全く想像できないほどです。
理由は明確で、サスペンションが硬すぎないからでしょう。フロントサスペンションの方が立派な質感を持ってストロークしますが、リアサスだって良い感じです。
LA650というこのモデルになり、最も嬉しい進化と思える点です。
こうしたボディサイズ、ディメンションのクルマですが、揺すられ感は想像より弱かったです。
これも乗り心地に好影響を及ぼしていると思います。
サスペンションがガチガチのクルマだって、揺すられ感が強いことがあります。
なのでこの辺はシャシーやジオメトリーが、乗員に揺れを伝えにくい設計が予想できます。
ハイトワゴン系って、「広いけど座りにくい」クルマが多い印象です。リアシートたたむ都合というか、シートアレンジの都合というか、そんな部分でしょうが、広さはあるのに座りにくい姿勢をされられちゃいます。
そこがこのタント、かなり良いです!最も良いと感じたのは、フロアから座面の高さ。
身長172cmの自分が、ちょうどよく座れます。
一世代前のタントとかデイズルークスとか、こんな感じ。大げさじゃないですw
膝を抱えるような姿勢なので、落ち着かないし、お尻が痛くなっちゃいます。
内装のミシミシ、ギシギシ、走行中は気になる時間が長いです。
乗り心地がガタピシしているわけじゃないけど、内装やどこかからの音が気になります。
タントに限ったわけじゃなく(例えばアイシス)、Bピラーレス車らしい微振動もしくはミシミシ感はノイズ的な部分で残っています。
※内容は辛口評価です。試乗購入時のお役に立てれば幸いです。
広いのは当たり前になりました。便利なのも当たり前。すると次に望まれるのは、快適な広さでしょうか。
フロントシートが大きくスライドするのは非常に嬉しいポイント。でも同時に、シートレールがじゃまにならないかと心配にもなります。
確認してみればご覧の通り。ご安心ください。
最近はフロントシートのスライド量が広いクルマが増え、シートレールが邪魔なクルマも多いですが、タントは大丈夫!
あえて言うなら、指挟んだり、ハダシだったら足の指もね、そうした心配もわずかにといった感じです。
ドア側の腕がキツかった軽自動車も、最近では腕を逃せるスペースを持つのが当たり前になりつつあります。
するとそこに、快適とか不快とか出てくるわけでございましてw
このタントの場合は、スペース的には十分。ただちょっと、尖っている部分から腕への刺激が強いです。
気になったら、タオルとか何かで蓋をしちゃったら良いかもしれませんね!
以下全て、タントに限ったことじゃありません。
このへんが異なるクルマは、超絶評価させていただきます!
センタータンク方式のN-Boxを除き、かかとの位置の出っ張りが邪魔です。
座りにくいし、乗り降りもしにくいです。
仕方ないんでしょうが、だったらこんな後ろまでスライドできなくても良いかなって思います。
伸ばさないと座りにくいヘッドレストと、最後端まで下げるとリアガラスが近いリアシート。
後ろまで下げなきゃ良いだけなんだけど、下がるなら下げちゃうでしょ?やっぱり。ガラスまでの距離は手寸で15cmくらいです。
衝撃吸収ウレタンとか、ガラスに貼りたくなっちゃいますw ていうか、ヘルメットの装着義務とか出来ちゃったら最悪ですよね!
ドアを開けるには、フロントシートとの狭い隙間に手を入れなければなりません。
軽自動車のスライドドア車は知る限り大体、こんな感じです。
構造的に仕方ないのかな。
ハッチ(テールゲート)が軽く開閉できて、タントのラゲッジスペースはかなり使いやすいです。
使いやすいラゲッジスペースはダイハツ車の特徴だと思っています。
たしかにね、N-BOXと比較したらフロアはちょっと高いけど、そんなに大きく変わるわけじゃありません。
その差が大きいと感じるのならば、N-BOX一択でしょう。
左の写真:リアシート最前端。
右の写真:リアシート最後端。
撮影中、ここに置いておいたカメラが地面に落ちました。
開口部が低い方が評価されがちですが、フロアと開口部の段差は適度にあったほうが、安心してモノがおけます。
リアシートを前に寄せれば、ダンボール箱売のジュースなども置けると思います。
でも自分だったら、リアシート足元に置いちゃうかな。
リアシートをパタンを倒すだけでも、それなりのスペースができあがります。ハッチ開ければ足を伸ばしてくつろげます。
この状態だと、段差は大きいです。それからシート可動部が渋く、始めて味わうくらいに操作が大変でした。
ハッチ開けるスイッチの場所、ナンバープレートの上辺りですが、スイッチのある部分にマークがあります。
慣れたクルマでないと迷っちゃいますよね〜。どれも中心にあるわけじゃないですから。
そんな時に便利なマーク。全車共通にしてほしいくらいです。
ハッチの開閉が軽いです。これでこそ、ハッチバック車の価値があるってもの。手放しで褒めたいポイントです!
こうした軽いハッチ、先代タントやカローラで分解したことがあるんですが、金属より樹脂系パーツが多用された構造をしていました。
軽いだけでなく、防音/遮音にも優れていそうです。
クルマによってはダンパーの動きが滑らかで、開閉が楽なクルマもあります。
先代から走行的質感は大幅アップ、カスタムらしさは大幅ダウン。カスタムはタントの上級グレードです。
評価評論「間違いいっぱいの自動車選び」
一部画像はクリックで拡大します(横長画像など)。
※タントに限ったことじゃないです。
何用かハッキリしないポケット。ありますよね〜。
穴が開いてるだけで、それも小さい穴だと、何に使ってよいか悩んじゃう。
せっかくならね、例えばドリンクホルダーのように、「こう使ってね!」って提案があったほうが、無駄じゃない気がします。
車検証入れとかメンテナンスノート入れとか、専用サイズであったら嬉しいです。
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違いを感じる練習、試し失敗した経験、一貫性ある運転で試乗レポート。
受け売りでなく、カタログ的でない。紹介ではなくレビューです。
評論家さまとの違いは、率直な表現と自由度の高さ。辛口といえば辛口です。
評価評論・比較レビュー「間違いいっぱいの自動車選び」。