自動車の試乗比較、中古車選びにも・ダイハツ

2017年記事 ダイハツ タント
&桃花

タント(カスタムRS)試乗「3」
内装、インパネ〜リアシート印象

「間違いいっぱいの自動車選び」。2016年式タント(カスタムRS)の試乗レビュー。

当ページは3ページ目です。

「内装質感と使い勝手」

ダイハツ
  • グレード:“ターボRS SA3”
  • 年式:2016年式
  • 車両価格:170万円
  • デビュー年:2013年10月〜
タントカスタム・・コクピット1タントカスタム・・コクピット2

ダイハツ「タント・カスタムRS・SA3」、LA600S型ターボエンジン搭載車の試乗レポートです。


  1. タントカスタム「1」特徴、エンジン質感
  2. タントカスタム「2」乗り心地など快適性とドライビングフィール
  3. タントカスタム「3」インパネとリアシート、内装
  4. タントカスタム「4」ラゲッジスペースと燃費
  5. タントカスタム「5」快適性とドラポジ
  6. タントカスタム「6」細かな長所短所と評価総合

※関連ページ

  1. 次の世代のタント!
    LA650Sタントカスタム試乗レポート

試乗:内装

タントカスタム内装

初めて乗車した時からこのインパネデザインにはビックリした記憶は今でも鮮烈に残る!そして試乗後、タントカスタム最大の魅力はインパネなどフロントシートからの見える内装かなと思いました!デザインその他すごいすごい。

ボリューム感高いインパネが立派

ステアリング何が凄いって、もっと大きなミニバンみたいに見えるインパネデザイン。ここでいうデザインとは全体の形状。軽自動車の弱点である横幅の狭さを広く見せているのが凄い。

パッと見の質感では、加飾パネルの使用箇所などが多いN-BOXカスタムの方が上なんだけど、筆者としては”大事なのはそこじゃない”と思う。

N-BOXカスタムが低価格車の上級グレードらしい仕上がりなのに対して、タントカスタムはミドルクラスミニバンのミドルグレードっぽい仕上がり。

これは偶然か緻密な計算かw 出来上がったものがよければどっちでも良いよね。

メインメーターもでかい!

初めて見た時にビックリしたのはインパネだけじゃない。センターに位置するメインメーターのでかさには思わず唸ってしまったw

メーター(夜間)フロント・ドアトリム

サイズがデカイというか文字がデカイというか、緻密とは逆の方向性を持つ立派感。ここだけみれば軽自動車らしさは全く感じない。

ドアトリム形状も立派

ドアトリム(ドア内張り)のデザインも立派だ。軽自動車のドアトリムといえば、限界まで薄べったいか、平らでノッペリしているのが当たり前。

でもタントは違うよ。起伏があり、膨らみとクビレでセクシー。軽自動車という枠組み限定で評価すれば、全然良いよね。

普通は見えにくい妥協箇所も目に入る

”中級車=よく目が行くところだけ立派”。”高級車=見えにくいところまで立派”。これは仕方がない事実。

フロントシート(助手席から)タントは軽自動車だから当然というか、見えにくい部分は割り切られているのは仕方ないんだけど、開放的なミニバン風車内のためどこもけっこう目立つ

例えば足元付近、カー用品店で販売されている商品を利用する手もある。ペダルとかフットレストとかレザー調シールとか。

今回の試乗車は、多分純正アクセサリーだと思うんだけど、フロアマットがバンみたいなタイプだった。こうした部分は購入後のさり気ない楽しみとして考えるのも良いかもね。

細部の長所短所、試乗してみて分かった点など、次のページで取り上げます。

内装のシボ(模様)が立派!

パネル質感

パネルは当然ながら硬質なプラスティック。軟質ウレタンとかソフトパッドといわれるものじゃない。

だけどね、「だからなに?」って思えるだけの質感がある。そう、触らなければ十分すぎる質感。
よく見れば溝は浅く最小限。でもそれもね、だからどうしたw って感じ。見せ方が上手いよね。

模様としてはヴィトンのエピみたいな横貴重。写真では全く伝わらなくてごめんなさい。実車確認をぜひ!

助手席足元が広い!

助手席足もとが広い

N-BOXと比較した際のタントの長所、助手席足元が広い

ホンダのセンタータンクレイアウトって、広いと言われる割に助手席が狭い。軽自動車のNシリーズだけじゃなくて、その上のクラスでも一緒。

もしかしたらフロントシートを後ろに下げないデザインなのかもしれない。考え方によっては無駄に広いといえるリアシート足元より、使用頻度の高い助手席を広くしてほしいものだけど、そう考えるのは少数派なのかな。


※内容は辛口評価です。試乗購入時のお役に立てれば幸いです。
評価評論「間違いいっぱいの自動車選び」

リアシート

リアシート、特に足元が広いのは御存知の通り。頭上も高くて室内で乗員が立ち上がれる様子は、まるでミニバン感覚

リアシート助手席シート

それからタントならではの点といえば、横方向に苦しくない着座位置というか設計。軽自動車のリアシートで当然の弱点が改善されている。このあたり広さに関しては試乗車を見れば誰でもどなたでもすぐわかるはず。

パワーウインドウのスイッチ

タントカスタムターボのリアシートは、乗り心地は悪くシートを見ても質感に特筆すべき点は見つからず

敢えて言えば、ドアトリム(内張り)の構造だろうか。写真はドアトリムでパワーウインドウのスイッチがあるあたり。横に伸びる切れ目の上と下で、パネルの模様が異なっている。

そんなにわかりやすい部分じゃないんだけど、わざわざ部品点数を増している。シボの形状が良いからこそ、意味のある部分。

リアシートの着座姿勢、上半身は余裕あり

タントのリアシートは、横方向に広さがある!軽自動車のリアシートといえば、ドア側の腕がキツイ。これは間違いない事実。でもタントはちょっと違うよ。

リアシート着座姿勢1リアシート着座姿勢2

写真左は、腕がキツイ軽自動車をシミュレートしてみた。最近の軽自動車ではここまでキツくないけど、少し前はこれくらいが当たり前だった。

写真右は、このタントに普通に座った時の腕。写真だとやや大げさかなw そんなにキツくないのはホント。

リアシート着座姿勢2

別角度からの撮影。写真はウェイクのリアシート

腕の下はカップホルダーになっているから、ドリンクを置いていればこうは座れない。男の子ならドリンクはオマタにでも挟んでね。なんならズボンの真ん中に仕舞っておけば、立派さもアピールできちゃうw

真面目な話、無理に3人座るように作られたコンパクトカーのリアシートより快適だったりする。3代目フィットなんか、広いと言われつつ、リアシートの作りは窮屈だ。

リアシートの着座姿勢、下半身は今ひとつ

広いのは当たり前!タントのリアシート。もちろん間違いはないんだけど、ここはちょっと...という部分を一点だけ。

それは、リアシート乗員の着座姿勢「狭いよりは良いのは当然」という前置きの上で、クルマ選びのヒントにでもして頂けたらうれしいです。

寸法的にはわずかな差なのだろうけど...

リアシート着座姿勢3リアシート着座姿勢4

写真左:リアシートスライドを最も後ろに下げた状態。靴の位置を見てお分かりいただけるかな、膝から先を不自然に前に伸ばし、かかとを置く感じになっている。

写真右:リアシートスライドを前に出してみた。すると、膝から下はそんなに不自然じゃない。これでもかかとはギリギリだけどね。

代わりに新しい問題として、太ももの後ろ側に大きな空間ができちゃっている。

写真では太めのコーヒーを挟んでみたけど、字は反対側から手で抑えてないと固定できないほどスカスカ。なのでお尻から前は浮いちゃっている感じ。


購入意欲に直結する立派さと若々しさ。
走行性能や乗り心地より、本能で選びたくなるカスタム系。タントの上級グレードです。

一部画像はクリックで拡大します(横長画像など)。

タントカスタム・メーター夜間タントカスタム・メーター(昼)

着座姿勢、広いのになんで?

リアシート着座姿勢5

上記で取り上げている、着座姿勢に疑問なタントのリアシート。

原因としては、頭上に大きなスペースがあるのに、シート位置が低いんじゃないかと。シートアレンジとか開放感とか重視されちゃったかな。

ってことで、こっちの写真のようにダラッと座るのがピッタリかな。男性限定くらい腰を前に出してます。会社の同僚とか同乗者によってはこんな風には座れないけどね、友達同士ならおっけいでしょw

ダイハツ タント(カスタム)

ダイハツ

tanto (タント)

  • 年式:2016年式
  • 車両型式:LA600S
  • 試乗グレード:“ターボRS SA3”
  • ミッション:CVT
  • 新車価格:170万円
試乗レポ・ライター

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