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間違いいっぱいの自動車選び。ムーヴ試乗レビュー。
ダイハツ・ムーヴ(2025年式LA850S)ターボなしNAエンジン搭載車です。グレード「X」。
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2025年6月に登場したムーヴ。今回はスライドドアが採用されるという大変更を受けています。
万能的で多くのユーザーを狙い撃ち、一方でクルマ全体の統一感でいえば、万能なのか中途半端なのかと悩む部分もある。ここは後でハッキリと言及します。でも人気ということは、丁度いいという意見が多いわけです。


もうひとつ、スライドドアを採用しながらオーソドックスに凛々しいフロントマスク。ベーシックグレードからシャキッとしているクルマは少ない。
やはり丁度いいというか、こういうモデルを待っていた方は多そう。全体的にはオーソドックスで細部に個性。派手じゃないけどボディデザインがムーヴの魅力と思えます。
試乗車は2025年式ムーヴ。グレード「X」。
オドメーターが示す総走行距離は1000km。まだ新車の車体です。
グレード「X」は4つあるグレードで下から2番目、149万円です。
ムーヴは135万円スタート。今回のグレード含め価格的には安価ですが、装備的にはそこそこ。充実した装備を求めれば最上級のRS(190万円)になりますし、全般的にタントみたいに便利装備が充実しているわけではないです。
+10万円でタントを選ばれる方も多そうですから、ムーヴはそれとは異なる価値観で選ばれているのだと予想します。
※内容は辛口評価です。試乗購入時のお役に立てれば幸いです。

2025年6月登場、スライドドアになったムーヴです。
運転席から手を伸ばせば、ルーフ先端に手が届き、ルームミラーもすぐ近くに。サンバイザーだって普通のサイズ。
ムーヴは背が低いというのもあるけれど、こうしたサイズ感がとっても気楽です。全高よりもルーフの位置とか、頭上のスペースとか、こうした部分で気楽に使えるクルマと感じやすい。
必要なくてもちょっとそこまで、ジュースを買いに行きたくなる感覚。
これこそ楽しい感覚。加えて、フロントシートの乗り心地が良いです。ドライバーに伝わる細かなコツコツ感は相当に少ない。サスペンションバランス的にも、フロントシートの快適性が高くなっています。
ムーヴは特化した特徴より万能的な特徴が持ち味だと思います。多くの人に受け入れられる万能タイプ。代わりに、チグハグな部分も出てくる。例えば...。
ダイハツ車だとタントなら便利機能に極振り。これでもかってくらい統一感がある。またキャンバスなら可愛らしさと柔らかい乗り心地。タフトならサンルーフ標準までする絶対的な特別感。
いずれもクルマ全体でわかりやすい統一感があり、それでいてムーヴとの価格差は大きくない。
それらと比較するとムーヴの魅力・特徴を言葉で表すのは難しい。けど人気ということはスライドドアの魅力は絶対と思われます。
リアシートの試乗とか、ラゲッジじっくり確認とか、普通はしないでしょ?乗り味や機能性で、予想外という反応が起きやすいかもしれません。
ご検討中の方は続くページをぜひご覧ください。

2025年6月登場、スライドドアになったムーヴの価格とグレード。
「L」は実用上選びにくいくらいに装備が簡略化されます。「X」は現代的にみて最小限といえる装備。「G」は電動パーキングとオートホールドが付いて、「RS」のみターボエンジン。
軽自動車でターボ付きグレードとなると、概ね7〜10万円の価格上昇。ムーヴだと開きが大きいです。


装備表見ると、お買い得感高そうな値付けな分、標準装備は簡略化されています。またメーカーナビを選ぶと34万円とお高い。
そんなところから「L」や「X」は価格で選びやすく、「G」や「RS」はタントやキャンバスの方がお得感を感じます。便利装備や車格感の差です。
190万円といえば、タント・ファンクロスターボと同価格。これでもかってくらいの便利機能がわかりやすい差となっています。
スライドドア系の乗用軽自動車で、最安だろうというのがムーヴ「L」136万円です(2025年)。
ちょっと我慢すれば走る部分は一緒。割り切れればオトクな選択肢。というよりこういうラインナップがないと、クルマの価格はもっともっと上がっていってしまうはず。
そしたら割り切るのはどんな機能かといえば、運転席シートリフター、チルトステアリング、スライドドアのイージークローザーなど。
具体的にどんな感じか、下の動画で取り上げています。
タントの動画ですがムーヴも概ね一緒です。気付きにくいけど省かれる、大きな点をまとめています。

シャッキっとしたフロントマスクにスライドドアの組み合わせ。ムーヴのボディデザインで思うこと。
端正とか伝統的とかクルマらしいという言葉が連想できるムーヴのボディデザイン。これが人気の理由として、大きな部分を占めていても不思議じゃない。
人気車って、シャープなフロントマスクか、丸めで可愛いか、どちらかが多いと思います。


ムーヴってシルエットにすればオーソドックス。そしてヘッドライトはキリリと。
合わせてボディのプレスラインも、どこかで見たことあるような、普遍的なライン。


ウエストライン下はヘッドライトからテールライトに繋がりシャープに。
ドアパネル下部はミニバン等で見受けられるタイプ。目立たずさり気なく立体感を演出。

個性は細部に見受けられます。


ルークスやデリカミニと近いリアクォーターパネル。次の世代のルークスではここがオーソドックスになるので、ムーヴの個性ということに。
もうひとつはサイドまで回り込む樹脂ブラックのパーツ。前後ともに回り込むデザインです。


フロントはフォグライトが入るとそれを映えさせるブラックパーツでしょうし、リアはソナーの黒が目立ちにくくなっています。

最近のダイハツ車らしく、フューエルリッド(給油口の蓋)はプッシュ式です。
ドアロック連動でロックアンロックし、開ける時は押し込む。レバー操作は必要ありません。
マイカーとして実際に使うと、メリット大きいです。
評価評論「間違いいっぱいの自動車選び」。一部画像は拡大します。

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エンジン質感 
音や振動が燃費優先的。燃費性能高い
駆動系質感 
ダイレクト感より穏やかさ、だけどたまにショックを伝える
足回り質感 
フロントの質は高い。リアは普通。
内装質感 
上級グレード以外では省かれる機能や便利装備が多い。
お買い得度 
安い開始価格は魅力!一方でタントなどとの価格差も小さい















ヒラリー男爵。自動車販売の経験あり。同僚のおクルマ整備士と試乗やメンテナンスを行い、レビュー記事にします。
経験や特技は豊富。現在は会社経営しながらYoutube動画の制作をしています。
少々変わった人生、かも。詳しくはプロフィールページで!著者:ヒラリー男爵
違いを感じる練習、試し失敗した経験、一貫性ある運転でインプレ。
受け売りではなく、カタログ的ではなく、レビューです。
評論家様との違いは、率直な表現と自由度の高さ。辛口といえば辛口です。
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