試乗比較とレビュー、間違いいっぱいの自動車選び・ダイハツ

タフト「NA車/3」
内装質感と使い勝手

間違いいっぱいの自動車選び。タフト(G)の試乗レビュー。

3ページ目

「ゴツい!サンルーフ!着座感だって特別感!内装の印象」

  • グレード:“Gクロムベンチャー”
  • 年式:2024年式
  • 車両価格:167万円
  • デビュー年:2021年5月〜
タフト・内装(昼)タフト・メーター

ダイハツ・タフト(2024年式LA900S)グレード「G・クロムベンチャー」の試乗レポート。ターボなしNAモデル。


  1. タフト/特徴とエンジン印象
  2. タフト/乗り心地・静粛性・ハンドリング
  3. タフト/内装(フロント&リア)
  4. タフト/小さな長所短所と評価総合

関連ページ

  1. ターボエンジン搭載車!
    タフト・Gターボ試乗レビュー

内装:サンルーフが凄い!わかりやすい!

タフト:内装、インパネ

タフトの内装、フロントシートで感じるのは特別感。単なる道具的な利便性以上に、タフトならではの世界観が溢れています。

前方から始まるサンルーフ

タフトのルーフはかなり前方から始まります。これによってサンルーフも前方から始まる。
つまりフロントシートに座っていても乗員は、サンルーフの恩恵を受けやすい

サンルーフ1サンルーフ2

ルーフの高さ的にも低く、フロントウインドーが小さいです。座ると圧迫感を感じるくらい。

これも逆に、運転中常にサンルーフが視界に入ってくる設計と感じられます。

サンルーフ位置、大きさ、着座位置、これら合わせてサンルーフの恩恵を余すことなく受けられれます。

遮音性能、晴れの日は気にならず

ガラスは通常重い。タフトではサンルーフによりプラス5kg程度とのこと。
重い物質は振動しにくい。つまり低い音域のノイズを遮音する性能が高いということ。

一方で、インシュレーターという防音材を使うことができません。これがトータルでの防音性能でどうなるか?

サンルーフ開きサンルーフ閉じ

試乗中、サンルーフ内蓋を開けたり閉じたりしてみて、ノイズに変化は感じられませんでした。

多少不安なのは雨の日。鉄板より響きの少ないノイズが期待できますが、実際はどうだろう?
ガラスの厚みは叩いてみた感覚から、サイドウインドーよりはよほど厚そうです。

日差しは暖かいくらいに入ってくる

サンルーフと日光サンルーフのスモークは、リアサイドウインドーと同程度。そこまで濃くはない印象です。

選択肢は内装を開けるか閉じるかの2択。
今回の試乗は2025年1月。真冬の1月に朝から晩まで走っていました。

そしてけっこう、日差しがしっかり。助手席に固定した動画用カメラが1回、熱で停止したほどでした。

冬は暖かさという面でも効果絶大でした。

内装:実用車というより特別感

タフト:内装、運転席

タフトで特別感を感じるのはサンルーフだけじゃない!
着座感、見える視界、スペースの使い方、シート表地の色や模様。いろいろな場所でタフトならではと思える特徴が感じられます。

こんな部分に特別感

運転席と助手席に区切り

センターコンソールタフトにはハッキリした区切り、センターコンソールが備わります
(コンソールとは区切りの意味)

これによって明確に助手席との境目ができますから、男性二人でのドライブで良さを感じました。

内装センタークラスター内装コンソール

プライベート空間ハッキリ。アームレストを同乗者が占領する場面など特に、コンソールのありがたさを実感します。

逆に狭さを感じる一面もありますし、包まれ感的な上級車感覚も受けます。

前後で色の異なるシート表地

シート表地、前後で模様は同じで、色が異なります

フロントシート・表地ダークグレーリアシート・表地ライトグレー

フロントシートはダークグレー、リアシートはライトグレーです。

後ろ寄りに座る感覚

タフトって背が高そうに見えて、そこまで高くない(全高1630mm)。

合わせてフロントシートも、想像より低く足を伸ばして座るスタイル。つまりシート位置は、後ろ寄りにセットすることになります。

こうした着座位置や着座姿勢に特別感を感じます。昔で言うところのスペシャリティ感覚。

見える景色も特別感

運転席に座って前を見る。フロントウインドーの形状やピラー位置角度、インパネ。これら合わせて実用車離れしています。

Aピラー助手席側Aピラー運転席側

インパネではセンタークラスターが独創的

最後にインパネ中央部。「機能やスイッチが集まる=クラスター」ということでセンタークラスターと呼ばれます。

内装中央部01内装中央部02

タフトの内装でも特にセンタークラスターが独創的。ひと目でタフトと分かるデザインがされています。

 


※内容は辛口評価です。試乗購入時のお役に立てれば幸いです。

内装:助手席での印象

タフト:内装、助手席

タフトの内装、助手席での印象。

運転嫌いなら助手席で良さを味わえる

タフトは運転したくなるクルマです。神経使わず走りやすいからね。でも圧迫感など感じたら、助手席がラクで心地いい。

助手席前助手席足元

フロントウインドーが小さい、コンソールが邪魔、シートを寝かせて座りたい。
シートを一番うしろまで下げて座れば、サンルーフだって一段と味わえます。

内装:リアシートは優先順位低めか

タフト:内装リアシート

タフトの内装、リアシートは2の次的な印象。フロントシート優先で、必要ならスライドドア系買ってね、という感覚です。

リアシートは座りにくさを感じる作り

足元や頭上などスペースは、狭くはないです。ただ軽自動車全般で平均点の高い部分なので、タフトでは広いとは感じられず。

リアシート・スペース1リアシート・スペース2

ここはライバルであるハスラーの方が、リアシートいいね!と思えます。

狭くてきついわけじゃない、着座姿勢がきつい

タフトできついのは、リアシート座面と背もたれが作る着座姿勢。

リアシート1リアシート2

まずサイズ。座面も背もたれも、シートをコンパクトにしてスペースを稼いでいる印象。体とシートが触れる面積が少ないです。

そして角度。座面は前方が盛り上がり、背もたれは立っていてリクライニングはできず

そのうえで、座面先端が硬い。凄く硬いというレベルで張っています
つまり太もも裏への攻撃性が高い。お子様だったらもっとキツそうです。

内装:ラゲッジスペース

タフト:ラゲッジスペース

タフトのラゲッジスペースについて。使いやすく作られています。

軽いテールゲート

ハッチの開閉は軽いです。軽く叩いてみると、その響きから樹脂製と思われます。軽いので開閉がラクで、作動も滑らかです。

ラゲッジ1ラゲッジ2

弱点としては修理が必要になった時、ぶつけた時の修理に限界があり、全交換になる時も多そうです。
ダイハツの軽自動車のほか、カローラのワゴンタイプなどでも使われています。

掴む場所が2箇所

開けたハッチを閉める時、掴む場所は左右に2箇所あります。ちょっとした気配りです。

使えるフロアボード

ラゲッジ床面のフロアボード。タフトには15mほどの高さがあるアンダートレイが用意されます。
スペアタイヤは積載できなそうな作りの代わり、上も下も同じような面積があります。

標準の状態

ラゲッジ3フロアボード(デッキボード)標準の状態では、大きな荷物が出し入れしやすそうな、開口部がフラット形状です。

フロアボードを立てられる

奥に見える紐を掴んで持ち上げると、さっと立てられます(溝があります)。

ラゲッジ4ラゲッジ5

ああ

ラゲッジ6ラゲッジ7

これによって、開口部に段ができるので、ハッチ開けた瞬間に転がり落ちたら困るような荷物、ハンドバッグやお買い物袋などを入れるのに最適な形状になります。

倒す、戻すが簡単

タフト:ラゲッジスペース、リアシート倒す

リアシートはラゲッジ側から倒すことができて、戻すのもラゲッジ側から可能

ラゲッジ8ラゲッジ9

倒す時は、シートバック脇のレバーで。ハイトワゴン系ではもっと簡単にできるように工夫されているので、簡単さはそれなり。

戻す時はシートバックが小さいから、簡単に手を伸ばして起こせます。チカラも入りません。

 


評価評論「間違いいっぱいの自動車選び」。一部の画像は拡大します。

タフト・内装、サンルーフタフト・内装、運転席

動画:特別感強いタフトの内装

タフトの内装で、伝えたい部分、長所短所、質感など感じたことを述べています。

準備中です。

タフト
ダイハツ
MODEL(タフト)
  • グレード:“Gクロムベンチャー”
  • 型式:LA900S
  • 年式:2024年式
  • 車両価格:167万円
エンジン概要
  • 排気量:660cc
  • エンジン型式:KF型
その他概要
  • ボディ:3395×1475×1630mm
  • ホイールベース:2460mm
  • 車両重量:830kg
  • デビュー:2021年5月
  • 価格:135万円〜
試乗レポ・ライター

「ヒラリー男爵」がお届けします
ヒラリー男爵

系列サービスです!

法人、個人事業主の「ETCカード」。複数枚契約が可能。
セディナなど法人ETCカード

系列サービスです!

「自動車保険一括見積り」の比較。見積もりはメールか郵送で安心。
保険一括見積りサービスの比較サイト

 
ネットでバッテリー価格を確認
国産車バッテリー




レビューワー・著者情報

ヒラリー男爵

ヒラリー男爵。自動車販売の経験あり。同僚のおクルマ整備士と試乗やメンテナンスを行い、レビュー記事にします。

経験や特技は豊富。現在は会社経営しながらYoutube動画の制作をしています。

少々変わった人生、かも。詳しくは


間違いいっぱいの自動車選び・トップ

試乗や比較が難しい中古車も、より具体的なレビューでぜひ!
自分の言葉で!研ぎ澄ました感性で!

違いを感じる練習、試し失敗した経験、一貫性ある運転でインプレ。
受け売りではなく、カタログ的ではなく、レビューです。

特徴を明確に!写真もできる限り!

評論家様との違いは、率直な表現と自由度の高さ。辛口といえば辛口です。
評価評論・比較レビューを展開中。

開設23年!最新が最良です 転載はご遠慮ください
総合サイトマップ / 間違いいっぱいの自動車選び / 運営会社