間違いいっぱいの自動車選び。タフト(G)の試乗レビュー。
3ページ目!
ダイハツ・タフト(2024年式LA900S)グレード「G・クロムベンチャー」の試乗レポート。ターボなしNAモデル。
関連ページ
タフトの内装、フロントシートで感じるのは特別感。単なる道具的な利便性以上に、タフトならではの世界観が溢れています。
タフトのルーフはかなり前方から始まります。これによってサンルーフも前方から始まる。
つまりフロントシートに座っていても乗員は、サンルーフの恩恵を受けやすい。
ルーフの高さ的にも低く、フロントウインドーが小さいです。座ると圧迫感を感じるくらい。
これも逆に、運転中常にサンルーフが視界に入ってくる設計と感じられます。
サンルーフ位置、大きさ、着座位置、これら合わせてサンルーフの恩恵を余すことなく受けられれます。
ガラスは通常重い。タフトではサンルーフによりプラス5kg程度とのこと。
重い物質は振動しにくい。つまり低い音域のノイズを遮音する性能が高いということ。
一方で、インシュレーターという防音材を使うことができません。これがトータルでの防音性能でどうなるか?
試乗中、サンルーフ内蓋を開けたり閉じたりしてみて、ノイズに変化は感じられませんでした。
多少不安なのは雨の日。鉄板より響きの少ないノイズが期待できますが、実際はどうだろう?
ガラスの厚みは叩いてみた感覚から、サイドウインドーよりはよほど厚そうです。
サンルーフのスモークは、リアサイドウインドーと同程度。そこまで濃くはない印象です。
選択肢は内装を開けるか閉じるかの2択。
今回の試乗は2025年1月。真冬の1月に朝から晩まで走っていました。
そしてけっこう、日差しがしっかり。助手席に固定した動画用カメラが1回、熱で停止したほどでした。
冬は暖かさという面でも効果絶大でした。
タフトで特別感を感じるのはサンルーフだけじゃない!
着座感、見える視界、スペースの使い方、シート表地の色や模様。いろいろな場所でタフトならではと思える特徴が感じられます。
タフトにはハッキリした区切り、センターコンソールが備わります。
(コンソールとは区切りの意味)
これによって明確に助手席との境目ができますから、男性二人でのドライブで良さを感じました。
プライベート空間ハッキリ。アームレストを同乗者が占領する場面など特に、コンソールのありがたさを実感します。
逆に狭さを感じる一面もありますし、包まれ感的な上級車感覚も受けます。
シート表地、前後で模様は同じで、色が異なります。
フロントシートはダークグレー、リアシートはライトグレーです。
タフトって背が高そうに見えて、そこまで高くない(全高1630mm)。
合わせてフロントシートも、想像より低く足を伸ばして座るスタイル。つまりシート位置は、後ろ寄りにセットすることになります。
こうした着座位置や着座姿勢に特別感を感じます。昔で言うところのスペシャリティ感覚。
運転席に座って前を見る。フロントウインドーの形状やピラー位置角度、インパネ。これら合わせて実用車離れしています。
最後にインパネ中央部。「機能やスイッチが集まる=クラスター」ということでセンタークラスターと呼ばれます。
タフトの内装でも特にセンタークラスターが独創的。ひと目でタフトと分かるデザインがされています。
※内容は辛口評価です。試乗購入時のお役に立てれば幸いです。
タフトの内装、助手席での印象。
タフトは運転したくなるクルマです。神経使わず走りやすいからね。でも圧迫感など感じたら、助手席がラクで心地いい。
フロントウインドーが小さい、コンソールが邪魔、シートを寝かせて座りたい。
シートを一番うしろまで下げて座れば、サンルーフだって一段と味わえます。
タフトの内装、リアシートは2の次的な印象。フロントシート優先で、必要ならスライドドア系買ってね、という感覚です。
足元や頭上などスペースは、狭くはないです。ただ軽自動車全般で平均点の高い部分なので、タフトでは広いとは感じられず。
ここはライバルであるハスラーの方が、リアシートいいね!と思えます。
タフトできついのは、リアシート座面と背もたれが作る着座姿勢。
まずサイズ。座面も背もたれも、シートをコンパクトにしてスペースを稼いでいる印象。体とシートが触れる面積が少ないです。
そして角度。座面は前方が盛り上がり、背もたれは立っていてリクライニングはできず。
そのうえで、座面先端が硬い。凄く硬いというレベルで張っています。
つまり太もも裏への攻撃性が高い。お子様だったらもっとキツそうです。
タフトのラゲッジスペースについて。使いやすく作られています。
ハッチの開閉は軽いです。軽く叩いてみると、その響きから樹脂製と思われます。軽いので開閉がラクで、作動も滑らかです。
弱点としては修理が必要になった時、ぶつけた時の修理に限界があり、全交換になる時も多そうです。
ダイハツの軽自動車のほか、カローラのワゴンタイプなどでも使われています。
開けたハッチを閉める時、掴む場所は左右に2箇所あります。ちょっとした気配りです。
ラゲッジ床面のフロアボード。タフトには15mほどの高さがあるアンダートレイが用意されます。
スペアタイヤは積載できなそうな作りの代わり、上も下も同じような面積があります。
フロアボード(デッキボード)標準の状態では、大きな荷物が出し入れしやすそうな、開口部がフラット形状です。
奥に見える紐を掴んで持ち上げると、さっと立てられます(溝があります)。
ああ
これによって、開口部に段ができるので、ハッチ開けた瞬間に転がり落ちたら困るような荷物、ハンドバッグやお買い物袋などを入れるのに最適な形状になります。
リアシートはラゲッジ側から倒すことができて、戻すのもラゲッジ側から可能。
倒す時は、シートバック脇のレバーで。ハイトワゴン系ではもっと簡単にできるように工夫されているので、簡単さはそれなり。
戻す時はシートバックが小さいから、簡単に手を伸ばして起こせます。チカラも入りません。
評価評論「間違いいっぱいの自動車選び」。一部の画像は拡大します。
タフトの内装で、伝えたい部分、長所短所、質感など感じたことを述べています。
準備中です。
系列サービスです!
法人、個人事業主の「ETCカード」。複数枚契約が可能。
セディナなど法人ETCカード
系列サービスです!
「自動車保険一括見積り」の比較。見積もりはメールか郵送で安心。
保険一括見積りサービスの比較サイト
ネットでバッテリー価格を確認
国産車バッテリー
ヒラリー男爵。自動車販売の経験あり。同僚のおクルマ整備士と試乗やメンテナンスを行い、レビュー記事にします。
経験や特技は豊富。現在は会社経営しながらYoutube動画の制作をしています。
少々変わった人生、かも。詳しくはプロフィールページで!著者:ヒラリー男爵
違いを感じる練習、試し失敗した経験、一貫性ある運転でインプレ。
受け売りではなく、カタログ的ではなく、レビューです。
評論家様との違いは、率直な表現と自由度の高さ。辛口といえば辛口です。
評価評論・比較レビューを展開中。