自動車の比較・評論・メーカー別評価スズキ

2023年記事 全4ページ

ハスラー(2代目)試乗評価「3」
内装質感・使い勝手

間違いいっぱいの自動車選び。2代目ハスラーの試乗レポート。

3ページ目です。

「内装・インパネ〜リアシート印象」

スズキ
  • グレード:“ハイブリッドG”
  • 年式:2022年式
  • 車両価格:139万円
  • デビュー年:2020年1月
ハスラー・インパネ1ハスラー・インパネ2

スズキ・ハスラー(NAエンジン搭載車) グレード:ハイブリッドG、2022年式MR92S)。2020年1月登場の2代目です。


  1. ハスラー「1」特徴概要
  2. ハスラー「2」走行感覚と乗り心地、静粛性
  3. ハスラー「3」内装
  4. ハスラー「4」燃費と小さな長所短所

内装:フロントシート

ハスラー:内装

ハスラー「ハイブリッドG」の内装です。

インパネ周辺

3つのボックスが左右対称に並ぶシンメトリースタイル。ゴツくてポップで、力強くて可愛くて。質感云々ではなく雰囲気が良いです。

インパネ01インパネ02

インパネは垂直にデザインされ、ボリューム感あります。ダッシュボード奥より手前側が盛り上がっている造形。

ボックス中央部はナビ収納スペース。9インチサイズのナビが用意され、CDスロット付きも選べるそう。

インパネ03インパネ04

運転席前はメータークラスラー(メーター集合部)。ボックスの形状は統一されたまま、メーターが上手くデザインされています。

助手席前は小物入れ。筆者的には、アシストグリップやGショックを連想しちゃいました。掴んでみたら頑丈そう。

上位グレードでは蓋が付きますが、こっちに魅力を感じます。

きれいな発光のメーター

青x白の照明が爽やかなメインメーター。アナログのスピードメーターにプラス、右下がデジタルのマルチインフォメーンディスプレイになっています。

インパネ05インパネ06

タコメーターは切り替え表示タイプ。燃費情報など表示させると隠れます。

表示させておいても、小さくて位置も低いので、運転中の確認は難しい。ただ、見栄え的にかっこいいです。

フロントシート

フロントシートは前後長が長く、先端は左右にまっすぐ。お姉様方のことを考えたら、もう少し短いか、先端が丸くても良い気がするんだけど、如何でしょ?

シート01シート02

ハスラーは足を下に、アップライトに起こした姿勢で座ります。なのでシートが長いと膝裏に圧迫感を感じやすい。

シート03筆者が深く座って膝裏ぴったり。

試乗中は自然にお尻が、前に動いてきました。

シートは幅が大きいのは嬉しいけど、長いのはほどほどが良いです。

シート間にバッグ等置きやすく

フロントシートの間には、ハンドバッグ等が置きやすいように、トレイが配置されます。

シート04スイッチパネル

主要な機能のスイッチは運転席右下。

メインメーター内で行う車両設定は、照度調整の「+-ボタン」と「infoボタン」を使用して行います。

カップホルダー

フロントカップホルダーは、インパネ左右の2箇所。使いやすい位置です。

カップホルダー01カップホルダー02

カップホルダー03

助手席側は必要な時だけ出せる収納式、運転席側は安定して使いやすい固定式。軽自動車の王道と思える組み合わせ。

ドアポケット(下の写真)にカップホルダーはありません。

 


※内容は辛口評価です。試乗時に確認したいポイントを重視!

内装:リアシート

ハスラー:リアシート快適性

ハスラー「ハイブリッドG」のリアシートの着座感。

お尻がズレにくいシート座面

リアシート座面は、前側が固く、後ろ側が柔らかい。ステッチもなく1枚布で覆われていますが、見た目ではなく座った時の作りが良いです。

リアシート1リアシート2

実際に座ると、前側が上がっているように感じられます。このクッションなどによって、お尻の位置がズレにくいです。

クルマによっては...

リアシート3プリウス

クルマによっては、こうしたシートが弱点になることも。

理由は、リアシート頭上が狭いと、お尻を前に出したくなる、つまり設計通りに座れません。
硬い部分が違和感に。

プリウスのリアシートに身長182cmのスタッフが着座したら、乗り心地が悪く感じられた、というのがありました。

スペースと座面高

前後スペースに不満ないのは軽自動車の常。またハスラーでは、筆者が座って座面高がちょうどよかったです。

リアシート3リアシート4

フロントシートを後ろに下げても、レッグスペースは余裕。
座面長も長く、着座高も大人が座れる高さがあります。

リア側の室内ライト

ルームライト

リア側のルームライトは、頭上の少し後ろ、トランクルーム寄りの位置にレイアウト。

どちらも照らしてくれるので効率良く、リアシートからトランクを覗いた時にも使えます。

リアシート快適性

ハスラー:助手席〜リアシート

ハスラー「ハイブリッドG」のリアシート快適性。

乗り心地は前席と同じ傾向

リアシート5

一般的な路面では細かなコツコツ、ウネリや段差では揺すられる。
でも、強い衝撃は限定的。

フロントシートと同じ傾向の乗り心地です。

静粛性は前席より好印象

軽自動車で最も目立つノイズはエンジンノイズ。なので、エンジンルームから遠いリアシートでは静粛性が高く感じられます。

前に座るのとそんなに変わらないでしょ?って思われるかもしれませんが、フロントシートや人間がノイズを吸収します。その効果は大きいです。

ここがキツイよリアシート

話の中心は、リアドアのグリップ部分。

まず、位置が高い

アームレストを兼ねるこの部分、位置が高いです。助手席後ろに座った場合、左肩が上がる姿勢に。

小柄な方ほど腕が置きにくい、肩こりの原因になるような姿勢になります。

リアシート6リアシート7

理由かもしれないのが、カップホルダーとの兼ね合い。

ドアグリップを下げるとドリンクが取れなくなるという関係。現状だとギリギリ、ドリンクが抜ける状態で、設計者様の苦悩が伺えます。

もう一つ。腕が痛い

位置が高くて腕に体重が乗る、にプラスして、体重がかかりやすい作りが気になります。

リアシート8リアシート9

腕の敏感な部分、その多くが、細くて圧力がかかる部分に乗せることになります。

掴みやすさを優先すれば、穴が大きい方が良いでしょう。一方で、腕を置くことを考えたら穴は小さい方が良いです。

ハスラー・メーター昼ハスラー・メーター夜間

動画:ハスラーの内装

ハスラーの内装から思う印象を動画にまとめました。

スズキ ハスラー

スズキ自動車

ハスラー

  • 試乗グレード:“ハイブリッドG”
  • 年式:2022年式
  • 車両型式:MR92S
  • 新車価格:139万円

エンジン概要

  • 排気量:660cc
  • エンジン型式:R06D

その他概要

  • ボディ:3395×1475×1680mm
  • 車重:810kg
  • 発売開始時期:2020年1月
  • 車両価格帯:128万円〜
試乗レポ・ライター

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