間違いいっぱいの自動車選び。2代目ハスラーの試乗レポート。
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スズキ・ハスラー(NAエンジン搭載車) グレード:ハイブリッドG、2022年式MR92S)。2020年1月登場の2代目です。
ハスラー「ハイブリッドG」の内装です。
3つのボックスが左右対称に並ぶシンメトリースタイル。ゴツくてポップで、力強くて可愛くて。質感云々ではなく雰囲気が良いです。
インパネは垂直にデザインされ、ボリューム感あります。ダッシュボード奥より手前側が盛り上がっている造形。
ボックス中央部はナビ収納スペース。9インチサイズのナビが用意され、CDスロット付きも選べるそう。
運転席前はメータークラスラー(メーター集合部)。ボックスの形状は統一されたまま、メーターが上手くデザインされています。
助手席前は小物入れ。筆者的には、アシストグリップやGショックを連想しちゃいました。掴んでみたら頑丈そう。
上位グレードでは蓋が付きますが、こっちに魅力を感じます。
青x白の照明が爽やかなメインメーター。アナログのスピードメーターにプラス、右下がデジタルのマルチインフォメーンディスプレイになっています。
タコメーターは切り替え表示タイプ。燃費情報など表示させると隠れます。
表示させておいても、小さくて位置も低いので、運転中の確認は難しい。ただ、見栄え的にかっこいいです。
フロントシートは前後長が長く、先端は左右にまっすぐ。お姉様方のことを考えたら、もう少し短いか、先端が丸くても良い気がするんだけど、如何でしょ?
ハスラーは足を下に、アップライトに起こした姿勢で座ります。なのでシートが長いと膝裏に圧迫感を感じやすい。
筆者が深く座って膝裏ぴったり。
試乗中は自然にお尻が、前に動いてきました。
シートは幅が大きいのは嬉しいけど、長いのはほどほどが良いです。
フロントシートの間には、ハンドバッグ等が置きやすいように、トレイが配置されます。
主要な機能のスイッチは運転席右下。
メインメーター内で行う車両設定は、照度調整の「+-ボタン」と「infoボタン」を使用して行います。
フロントカップホルダーは、インパネ左右の2箇所。使いやすい位置です。
助手席側は必要な時だけ出せる収納式、運転席側は安定して使いやすい固定式。軽自動車の王道と思える組み合わせ。
ドアポケット(下の写真)にカップホルダーはありません。
※内容は辛口評価です。試乗時に確認したいポイントを重視!
ハスラー「ハイブリッドG」のリアシートの着座感。
リアシート座面は、前側が固く、後ろ側が柔らかい。ステッチもなく1枚布で覆われていますが、見た目ではなく座った時の作りが良いです。
実際に座ると、前側が上がっているように感じられます。このクッションなどによって、お尻の位置がズレにくいです。
クルマによっては、こうしたシートが弱点になることも。
理由は、リアシート頭上が狭いと、お尻を前に出したくなる、つまり設計通りに座れません。
硬い部分が違和感に。
プリウスのリアシートに身長182cmのスタッフが着座したら、乗り心地が悪く感じられた、というのがありました。
前後スペースに不満ないのは軽自動車の常。またハスラーでは、筆者が座って座面高がちょうどよかったです。
フロントシートを後ろに下げても、レッグスペースは余裕。
座面長も長く、着座高も大人が座れる高さがあります。
リア側のルームライトは、頭上の少し後ろ、トランクルーム寄りの位置にレイアウト。
どちらも照らしてくれるので効率良く、リアシートからトランクを覗いた時にも使えます。
ハスラー「ハイブリッドG」のリアシート快適性。
一般的な路面では細かなコツコツ、ウネリや段差では揺すられる。
でも、強い衝撃は限定的。
フロントシートと同じ傾向の乗り心地です。
軽自動車で最も目立つノイズはエンジンノイズ。なので、エンジンルームから遠いリアシートでは静粛性が高く感じられます。
前に座るのとそんなに変わらないでしょ?って思われるかもしれませんが、フロントシートや人間がノイズを吸収します。その効果は大きいです。
話の中心は、リアドアのグリップ部分。
アームレストを兼ねるこの部分、位置が高いです。助手席後ろに座った場合、左肩が上がる姿勢に。
小柄な方ほど腕が置きにくい、肩こりの原因になるような姿勢になります。
理由かもしれないのが、カップホルダーとの兼ね合い。
ドアグリップを下げるとドリンクが取れなくなるという関係。現状だとギリギリ、ドリンクが抜ける状態で、設計者様の苦悩が伺えます。
位置が高くて腕に体重が乗る、にプラスして、体重がかかりやすい作りが気になります。
腕の敏感な部分、その多くが、細くて圧力がかかる部分に乗せることになります。
掴みやすさを優先すれば、穴が大きい方が良いでしょう。一方で、腕を置くことを考えたら穴は小さい方が良いです。
ハスラーの内装から思う印象を動画にまとめました。
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違いを感じる練習、試し失敗した経験、一貫性ある運転で試乗レポート。
受け売りでなく、カタログ的でない。紹介ではなくレビューです。
評論家さまとの違いは、率直な表現と自由度の高さ。辛口といえば辛口です。
評価評論・比較レビュー「間違いいっぱいの自動車選び」。