自動車の比較・評論・メーカー別評価スズキ

2023年記事 全4ページ

ハスラー(2代目)試乗評価「2」
ハンドリングや乗り心地

間違いいっぱいの自動車選び。2代目ハスラーの試乗レポート。

2ページ目です。

「運転感覚・乗り心地・静粛性」

スズキ
  • グレード:“ハイブリッドG”
  • 年式:2022年式
  • 車両価格:139万円
  • デビュー年:2020年1月
ハスラー・インパネ1ハスラー・インパネ2

スズキ・ハスラー(NAエンジン搭載車) グレード:ハイブリッドG、2022年式MR92S)。2020年1月登場の2代目です。


  1. ハスラー「1」特徴概要
  2. ハスラー「2」走行感覚と乗り心地、静粛性
  3. ハスラー「3」内装
  4. ハスラー「4」燃費と小さな長所短所

試乗:ハンドリング印象

ハスラー:乗り心地やハンドリング

ハスラーNAエンジン搭載車でのハンドリングについて。ターボ付きですと印象異なる可能性が高いです。

駐車ペースでは従来の軽自動車らしさ

フロントシート駐車スペースなど低速で大きくハンドル操作する時は、軽自動車らしいフィーリング。

クッと反応するポイントがあったり、グワッと戻る瞬間があったり、回し心地も従来ながらという印象。

どっちが良いんだろう

軽自動車は軽自動車らしい方が良いのか?普通車らしい方が良いのか?

ここにコダワリを持たれるのであれば、ホンダやダイハツの一部車種の方が、普通車に近いです。

シフトセレクター一方で、ハスラーや日産/三菱で感じる、そうした操縦感覚を自然と評価される方もいらっしゃるはず。

同じサイズで同じように車内スペースを重視しているのだから、根本的な部分は似てると考えられます。
そこで普通車らしさを表現すれば、何かを失っているかもしれません。

どっちが好きか、乗った瞬間の直感が教えてくれると思います。言葉で表現しようとすると、たいへんです。

特定場面でキラリと光る!

ハスラー:ハンドリング

特定場面で光るのは、上手に曲がり始められた時のハンドリング

ステアリングスゥっと曲がり始め、リアサスペンションもバランスよく、一体感もってコーナーエイペックスへ。

そしてハンドル戻す角度と速度に合わせ、ロールが収束し、クルマは直進姿勢に。
これが気持ち良い!

たまだからこそ、良いねって思える魅力

フロントタイヤいつでも味わえるわけじゃありませんでした。

試乗時だと、リアシートに乗員がいて、時速60kmを超えるくらいのスピード、そんな時が最も気持ちよかったです。

たまに味わうからこそ、特別魅力的に感じる良さ。こうした長所だってあります。

直進性など

リアタイヤごく低速時と、特定状況での気持ちよさ、これを除けば普通の印象です。

直進性もそう。スズキ流スズキの軽自動車といったところでしょうか。

概ね想像通りといった直進安定性でした。

 


※内容は辛口評価です。試乗時に確認したいポイントを重視!

試乗:エンジン&トランスミッション

ハスラー:エンジンとトランスミッション

ハスラー「G」、NAエンジン搭載車。エンジン型式は「R06D」型です。

上り坂で力強い!

シフトセレクターよくいう「トルク感」が強いエンジンです。

わかりやすいのは上り坂の途中で速度調整する時。
わずかにアクセルペダルを操作するだけで速度を増すことが可能です。

そしてその際、エンジン回転数をグワッと上げない。これがトルク感強い!という印象に繋がります。

振動は感じにくい

乗員に伝わってくるエンジンからの振動は、アイドリング時を除くと最小限

走行中のハンドルやシート、ペダルへの振動は、気にならないと言ってもいいくらい。

音は豪快

ボディデザイン・リアアクセルを大きく開けて加速時、エンジンノイズは豪快です。
平たく言えばうるさいという意味ね。

音質的には仕方なしといったところ。でもリアシートでは、音質的に滑らかに聞こえ、フロントシートより良い音に聞こえます。

高回転は使いたがらない

タコメータートルク感強いという印象は、ほんとに低中回転重視のエンジンなのかもしれない。
他メーカーの軽自動車と比較して、高回転を使いたがらない感じです。

トルク感が強いというのは、速いという意味じゃないです。速さでいえば高回転にパワーが集まってる方が速いでしょうから、ほどほどです。

出だしでギクシャクする時がある

最後はCVTに起因するであろう部分。いつもじゃないんだけど、出だしでギクシャクすることがあります。
ダイハツのD-CVTも滑らかさを欠く瞬間があると述べてますが、ハスラーの方が目立ちます。ガコンというより、クルマが前後にユラユラと。

ダイハツのNAエンジンと組み合わされるCVTだと、滑らかさをキープします。

ハスラーはモーターによるアシストが、CVTロックアップ中に作動すると思われるので、こうした影響かもしれません。

ハスラーのハイブリッドシステム

名称はハイブリッドですが中身はキャパシターともイメージが被ります。

ドリンクホルダー

通常走行時の余った電力を蓄え、高負荷時の発電ロスを低減
もしくは、減速時に充電し、加速時にアシスト

発電とアシストはISG(発電機、モーター機能付きオルタネーター)が行い、リチウムイオンバッテリーで充電します。

アシスト時間は最大30秒、またISGは始動用モーターも兼ね、アイドリングストップからの再始動でキュルキュルと音がしないのがわかりやすい魅力
ただ、ハイブリッドと明記するのは...やったもの勝ち...じゃなければ良いですね。

試乗:快適性(乗り心地や静粛性)

ハスラー:乗り心地と静粛性

ハスラーNAエンジン搭載車での乗り心地や静粛性。ターボ付きモデルですと印象異なる可能性が高いです。

乗り心地の印象

ハスラー:乗り心地

乗り心地はSUVらしいとも言えるんだけど、上下に揺れるし、細かなコツコツも目立つし、段差での衝撃もそれなりに目立つ

シートの衝撃吸収性も並で、シートを通じてコツコツした感触が伝わってきます。

あれた道「しっとりしなやか」とか「フラット感」を期待していると肩透かしを食らうと思うので、ほどほどにね。

写真に見える、内側の段差。これ踏んだらどのくらい揺すられるのか、動画で撮影しています。
よろしければ御覧ください。

初代よりは断然いい!

先代ハスラーはどこ走るクルマなの?ってくらいゴツゴツが強かったので、それよりは断然いい乗り心地です。

でもこの2代目も、どこを狙った乗り心地なのか気になります。

初代ハスラー1初代ハスラー2

もしこれを「ハスラーらしい乗り心地」なんて考えれば、「らしさそのままにレベルアップ」。それなら初代から2代目への代替ユーザーにはビシッと刺さるでしょう。

※ターボモデルではサスペンションが変わっていて質が高い可能性もあります。

静粛性の印象

ハスラー:静粛性

静粛性もそんなに良いほうじゃないと思える感覚。大人二人が乗車して、撮影機材積んだ状態で、ゴーゴーした低音域が目立ってました。

リアシート何をもって静粛性低いと言っているかといえば、10年近く経過するミラココアとの比較。タイヤだって輸入タイヤです。

ハスラーとココアで同じ道走って、うるさく感じたのはハスラーの方。

低周波の車外ノイズ、エンジンノイズ、荒れた路面でのロードノイズこのあたりが厳しかったです。

※上級グレードだったら、静粛性に違いがあるかもしれません。

試乗:ブレーキ印象

ペダルレイアウトブレーキは手前側が弱く、途中で効きが強まるポイントが。慣れるまで時間を要しました。

これは個体差かもしれませんし、oddメーター4000kmの車体だったので、劣化しているという事もないと思います。

良かったのはメーター内モニターにブレーキ踏力がグラフ表示できること。減速力でないため、実際の滑らかさを図れませんが、逆に停止中だってグラフが表示され、暇つぶしや操作の練習になります。

youtube動画で映しています。

ハスラー・メーター昼ハスラー・メーター夜間

動画:価格とJスタイル2

ハスラーの価格とグレード、お得な特別仕様車「Jスタイル2」について動画にしています。

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内装質感と使い勝手

スズキ ハスラー

スズキ自動車

ハスラー

  • 試乗グレード:“ハイブリッドG”
  • 年式:2022年式
  • 車両型式:MR92S
  • 新車価格:139万円

エンジン概要

  • 排気量:660cc
  • エンジン型式:R06D

その他概要

  • ボディ:3395×1475×1680mm
  • 車重:810kg
  • 発売開始時期:2020年1月
  • 車両価格帯:128万円〜
試乗レポ・ライター

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