試乗比較、中古車選びにも・メーカー別「フォルクスワーゲン」
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2015年記事 ザ・ビートル・ターボ
著:元自動車整備士&ヒラリー男爵

VW ビートル試乗評価「4」

評価評論「間違いいっぱいの自動車選び」。通称ザ・ビートル、VWビートル(16CPL)「ターボ」の試乗レポート。

当ページは4ページ目です。

「内装(リアシートとラゲッジ)、評価総合」

VW
  • グレード:“ターボ”
  • 型式:16cpL
  • 年式:2014年式
  • 車両価格:370万円
  • デビュー年:2013年10月(追加)
ザ・ビートル内装1ザ・ビートル内装2

比較と評価は、日常で利用しているVWシロッコRや5型、6型ゴルフを始め、7型ゴルフRやポロGTIあたりを対象にしています。


  1. 分割 - ビートル・ターボ「1」快適性(乗り心地等)
  2. 分割 - ビートル・ターボ「2」エンジンやミッション
  3. 分割 - ビートル・ターボ「3」走行感覚
  4. ここ - ビートル・ターボ「4」内装質感と評価総合

試乗:内装(フロントセクション)

ビートルの内装・運転席

「地味&古ぼかしい」という印象と、「派手だね」という印象を両方感じるのがザ・ビートルのダッシュボード。ちなみにザ・ビートルでは一輪挿しは廃止とのこと。

内装からも高いレトロ感

エアコン操作部サブメーター

画像左はセンタークラスター下部のエアコン操作部。

ノッペリ感が強く、20年前のパーツをそのまま流用しているみたいに思えちゃう。カッコ良く表現すればレトロチック。未だに根強い人気を誇る昔のビートルの影響だね。

右の画像は3連メーター。スポーティというよりレトロなデザインのアナログメーター。

メインメーターもイメージ一緒

メインメーター

メインメーターのデザインもレトロチック。レトロかつドイツ車らしさが強い

グラフィカルな液晶表示部が現代のクルマをアピールするものの、全体ではデザインはシンプルさを強調。

大きなサイズでセンターに座るスピードメーターは、国産コンパクトカーのシンプルさも思い出す。

ダッシュボード素材感・遮音性は立派

ダッシュボード軟質パネルだから高級なんていうつもりはありません。

立派と感じるのは走行中に振動しにくいという部分。物には固有振動数というのがあって、振動しやすい周波数があるわけだけど、走行中のノイズを考えればダッシュボードは重量があった方が耳障りなノイズになりにくい。音=振動ね。

国産車の低〜中価格モデルでは往々にしてダッシュパネル素材が軽く、薄めの場合が多く、走行中に遮音しつつもスピーカーになっている。
簡単に言うと、走行ノイズ拡声器だね。奥行きある立派な内装デザインのクルマほどその傾向が強い。

助手席前のパネル、実は制振材塗布で効果の高い場所だったりする。D.I.Y.なら鉄板よりパネル裏にがんばるとOK。

ビートルでは、ここはレトロ感を演出せず、質感向上とお見受けしました。面積が小さいのも関係してるはず。輸入車の内装は質感高いという評価は、こうした見えにくい取り組みも評価されてるんだと考えています。

光沢パネルは積極的に評価したい

内装の光沢パネル

左の画像は助手席前〜ドアトリム。

レトロチックが目立つザ・ビートルのダッシュボード、最大の特徴はビッグサイズの光沢パネル。

曇りの日に、しかも木陰で撮影した写真なんだけど、かなりの光沢なのがおわかり頂けると思う。乱反射防止って何??みたいなね。

ザ・ビートルターボに試乗して始めに感じたこと。
この光沢パネルはスゴイ!商品化して発売するVWがスゴイ!

映り込みなにそれ?みたいな清さ

ドアトリム

実際に運転すると、目障りなのは想像の通り。パネルは上に向かって角度がついてるし、盛大に景色が流れる。

でもね、そんな問題はガマンすれば済むこと。ビートルはある種のジョーク車であることを忘れちゃダメ。無くなったって困るクルマじゃないし、逆に遊び心が抑制されれば、つまらないクルマが増えるばかり。

今回体験出来なかったけど、イルミネーションの中を走ったらきっと反射がキレイだよ。

ビートルは趣味性の高いクルマ

これは特殊なクルマの演出だと考えます。きっと批判もあるでしょう。でもビビらず市販する勢いに惹かれちゃいます!VWの英断には拍手を送らせて頂きます。

※筆者ヒラリー、20代の頃はパネルの塗装をがんばりました。エナメル調の室内とか好みです。

昔、日産のラシーンというクルマでも、反射防止を省いたクリア素材を使用し、レトロ感を演出した例があるという。しかしそれは、あっという間にクルマが消滅。VWは末永くがんばって欲しい。


※内容は辛口評価です。試乗購入時のお役に立てれば幸いです。

内装:リアシート

2シーターだって問題なし!ハッチが開かなくても問題なし!現代のビートルはそんなスペシャリティなクルマ。でも、リアシートは付いてます。ハッチも開きます。

リアシート

リアシート1リアシート2

リアシート、人が乗る場所というよりは荷物置き場。リアシートを利用しようとすれば、フロントシートの乗員が前に寄らなければなりません。ドライバーの後ろは飽きらめた方がいいです。

右の画像はドリンクホルダーです。貴重なスペースを利用してドリンクホルダーが付いてます。

ドイツ人て大柄じゃなかったの?蹴飛ばされない?合理性で考えれば、どうせ乗れないんだから邪魔なだけ。理屈じゃないみたいです。

緊急時の乗車方法、これで走って良い?

リアシート3

リアシートの頭上が不足したら、ハッチを開けちゃえば良いことに気付いた。リアシートの頭上はもう全然ハッチゲートの守備範囲。

昔、ハッチを閉め忘れた1時間のドライブに行ったことがあるんだけど、スモークガラスが無くなり後方視界が良かったのを思い出したw

ビートルももし、ハッチゲートを閉め忘れたとすれば、それは交通違反とかになるのかなぁ。詳しいことはお調べ下さいませ。

内装:ラゲッジスペース

ラゲッジスペースラゲッジスペース・アンダー

意外に使いやすかったラゲッジスペース。おまけというよりは普通に使えるのスペースが用意されていました。

想像以上に奥行きがあり、イコール床面積が広かった。天地方向はそれなり。

ゴルフバッグを積みたい?練習用バッグでも横積みは無理でしょう。リアシートを倒して縦に入れて下さい。

ハッチドアの開閉

ハッチゲート開閉

気になったのはハッチゲートの開閉。いつものVW車らしく、同じ感覚で開けるんだけど、ここのフィーリングが良くない。

キャッチャーのポップアップが弱く、開いたと思えば引っかかってる。締めて開け直そうと思えば、閉まったかどうかがわかりにくい

とりあえず覚えたコツは、丁寧に開けるなんて考えず、一気にガシッと開ける。締める時には育ちの悪さなんて気にせず、力を入れて締める。

ドアの開閉とかハッチの開閉って、育ちや物の扱い方がわかっちゃう大事なポイントだけど、これだとしょうがない。

ザ・ビートル内装3ザ・ビートル(ターボ)のメーター

ザ・ビートルターボ評価総合

ボディデザイン・サイド

ザ・ビートルターボに試乗し、クルマについて連日考える。

たどり着いた結論は、真面目なクルマ選びの主役じゃない。無駄が平気な、ある種の豪快さがある方向けだなって。

同じご予算でもっと立派なクルマも買える。なのにビートルターボを選択する、それは「質感」ではなく「華」にお金を出せると言うこと。

素晴らしい事だと思うし、筆者もそんな選択が出来る人間になりたいと思います。

”遊びクルマ”という言葉がある。走行感覚に個性を持ち、運転が楽しいクルマ。ビートルも一緒。 370万円のオモチャクルマです。ベーシックな1200ccモデルなら余計に、ターボより強いチープ感。前後左右の揺すられ感など。

VWが遊び心を表に出すメーカーとは思っていませんでした

特別な魅力を持つクルマは長く乗れる。ボディデザインだけでなく走りの個性も持ち合わせたクルマ、それがザ・ビートルターボ。ゴルフ7の形状違いではないので、そこはお気を付け下さいませ。

VW ザ・ビートル

フォルクスワーゲン

beetle (ザ・ビートル)

  • 試乗グレード:“ターボ”
  • ミッション:2ペダル自動MT(DSG)
  • 年式:2014年
  • 価格:370万円
試乗レポ・ライター

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ルーフ前寄りについてるルームライトとサングラスホルダー。ホルダーは開閉式ではなく穴が開いてるタイプ。





ゴム製のベルトでホールドするタイプのドアポケット。ジュースがちょうどいいくらいのテンションはあって、緩くはない。



ハッチゲートの開閉はこのように。


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