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「ヒラリー男爵」がお届けするメンテとカーオーディオコーナー。
明るいヘッドライトも劣化したら明るくないw HIDもやっぱり劣化します。
安価なHIDのバーナー、いわゆるバルブ的な部分を交換して明るさを取り戻します。
メンテナンスは効果が体感できなければ過剰整備という考え方があるものの、試してみなきゃ分からないという一面も。オーナー自身が暗くなったと感じるヘッドライトは安価に改善できる可能性高いです。
ここまでカバーがめくれたら、主要な交換作業に入れます。
背を低くしてちょっと覗き込めば、ヘッドライトユニット裏側が見えると思います。
こんな感じですね。今回交換を行うのはロービーム側なので、画像でいうところの上側です(クリックで拡大)。
外側のカバーを外します。
回転させることで緩み、外すことが可能です。ネジ部には防水のためと思われる加工がされているので、もしかしたら強くくっついて回しにくいかもしれません。
回す量は少なくて外れますので焦らず、ネバっという感触を感じながら、ゆっくり回して下さい。
カバーを外すと大きなコネクターが見えます。
軽く捻って外します。これがちょうどバーナーの後ろ側になります。
画像はコネクターを外したところです。
バーナーを交換する作業に入ります。
バーナーはフック状の金属ストッパーによって固定されています。
最も下の辺りでフックがかかっていて、ここを外して金属ストッパー全体を上に持ち上げると、バーナーを引き抜くことができます。
ここの作業の多くは手探りでの作業になります。仕組みはハロゲンバルブのヘッドライトなどと同様なので、経験がお有りの方は手探りでわかると思います。
初めての方は可能なら、ボンネット側からバルブ、バーナーを交換できる車種で確認してからの作業が望ましいです。よく見える車種ならすぐ、仕組みがわかると思います。
画像は抜いたバーナーです。
バーナーの一辺に、棒のような飛び出てている部分があるので、バーナーを抜く時にこの位置を確認しながら抜くといいです。
新しいバーナーをはめる時に楽だと思います。
抜いたらハメる。これでバーナー交換が完了です。
取外しと逆の手順で元に戻します。注意点は、プラス側と思われる配線が剥き出しだったりするので、配線に負担を掛けないよう丁寧に考えながら戻していくのが安全です。
左側が新しく交換したヘッドライト、右側がまだ未交換なヘッドライトの画像です。
カメラには自動補正が掛かりますから、見たままの明るさとは異なりますが、バーナー交換後は相当に明るくなっています。
レンズカットの中の光型を見て下さい。左側は広く広がっているのに対し、右側には偏りがあります。
交換後の試乗感は、ビックリするほど明るくなりました。対向車とすれ違う時にも前方が見やすく、狭い場所では足元を照らしてくれる範囲が全然違います。
色温度を表すのが「ケルビン」という数値。これが当社比みたいな感じで予想が難しいんです。この商品は色温度は6000kという割に青っぽいです。予想通りで問題ありません。すぐ慣れます。
別のクルマではベロフのHIDユニットを使っていまして、そうした高級なブランドを選択すれば色温度のケルビン数が信用できると思います。
最後に、切れないと言われるHIDですが、劣化で暗くはなります。
一方で、このスカイラインクーペのように古くなると、ヘッドライト表面が黄ばむ事もあり、黄ばみによる明るさ減少も言われます。
ですが他の照明など考えてもカバーの透過率低下は吸収より拡散という部分も大きいです。つまり明るさ減少はバーナー(バルブ)の劣化の方が大きいと考えます。
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