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ヴィッツ/メンテナンス・ステアリング交換「3」

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パーツ移植と新ステアリングの取付

「元お車整備士」がお届けするメンテナンスと用品取付コーナー
ヴィッツのステアリングを交換。パーツはエアバック搭載タイプをチョイス。見た目だけでなく操作性も変わる機能パーツで、操縦感覚も変わってきます。

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運転席エアバックを取り外すことでハンドルが取り外せます。交換用ハンドルに必要パーツを移植し、逆の手順で取り付ければ、ハンドル交換の完成。面倒な作業が無いので、取り組みやすいD.I.Yです。

クルマはこのヴィッツ(NSP130)。

他のトヨタ車でもクラスが近い車種なら同じように取り付け出来ると思います。

当記事の著者: / 

4.必要パーツを交換用ハンドルに移植

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画像は交換用ステアリングと、外した純正ステアリング(クリックで拡大)。

ご覧頂けるように、交換用ステアリングにはステアリングスイッチなどが付いていません。これらのパーツは、純正ステアリングから外して交換用ステアリングに取り付けます。

移植するパーツはスイッチ、ステアリングシェイクダンパー、エアバック固定用のピンといったあたりです。

4-1.スイッチや重りを取り外す

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ステアリングスイッチと、ステアリングシェイクダンパーと呼ばれる重りを外します。

スイッチはシルバーに塗装されている部分を止めているネジを外すことで取り外せます。

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ステアリングシェイクダンパーは中央上部に取り付けられている重りです。グレードや年式の違いにより付いていない場合もあるかもしれません。

付いている場合はこれも外して移植します。

ただこを固定しているネジが、とっても固いです。まるで構造体とか思えるほどのトルクで締まっていました。

全力で押し付けながら回してもダメな場合は、貫通ドライバーとハンマーを使用して衝撃を与えるとか、浸透性の高い滑走剤などを吹き付けるなど工夫して下さい。

非常時備えて用意しておきたい工具

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ネジを舐めてしまった場合の救世主的存在が、このネジザウルスという工具。1500円程度で販売されていて、ホームセンターでも売られていると思います。

これはネジヘッドがつかめるペンチ。丸いネジヘッドでも写真のように掴んで回せます。
細いドライバーよりチカラが入れやすかったりもしますし、押し付ける方向にチカラが必要ないため、想像するより全然いけます。

舐めてしまったネジをなんとかするツールはいくつか購入してきましたが、手軽で真っ先に試してみるのがこのネジザウルスです。

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4-2.エアバック固定用のピンを移植する

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エアバックを固定するピンを外し、交換用ステアリングに移植します。画像のようにツメを外して抜きます(画像はクリックで拡大)。

これを3箇所、同じように行います。

4-3.スイッチや重りを取り付ける

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外したステアリングスイッチやシェイクダンパーを交換用ステアリングに取り付けます。

6.完成と雑感

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外した時と逆の手順で、ステアリング本体とエアバックを取り付けた後、バッテリーを接続して作業完了です。

ヴィフォーアフター

交換前後の車内イメージです。

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ヴィッツのキャラクターに合っているかはさておき、印象は大きく変わりました。
違いは木目調の部分のみならず、スポーク太さと、大きなサイズのパンチングが目立ちます。

機能面では、手のひらが滑りにくくなりました。木目調の部分にある透明な樹脂は滑りにくく、軽く握って操舵できる事でクルマの応答性が良くなったように感じられます。安心感もあがります。グリップ力が向上したわけです。

グリップ力向上を体感するのは、どこを握って運転するか?により変わってきます。
シビアな運転をすれば場所によるグリップ感の変化に違和感を感じるかもしれません。

またグリップ力は高ければ良いわけでもないのは、サーキット用のドライビンググローブが多少は滑るように作られている事が多いことからも想像できます。

心配ならどこかの新車ディーラーで、このようなコンビタイプのステアリングを採用している試乗車を運転してくるのも手ですね。

取り付け後の試乗その1

交換後すぐに試乗した感想は、太い(笑)
実際は少し太いくらいなんでしょうが、スポークが丸材というより角材に近い形状をしています。

もちろん角はかなり丸いですが、握るとやっぱりゴツゴツ。これは慣れが必要そうです。

なるほどなって思ったのが、レザーの部分を固い握り心地にしてあること。

木目調の部分は弾力があるといっても一言で表せば固いです。それでその固さに合わせたかのように、レザーの部分を硬く調整してあるように感じました。

触る場所によってグリップ力が異なるのは純正のコンビステアリングでも一緒。このように少しでも握り心地に統一感をもたせようとしてくれるのは好感度高いです。

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