自動車の試乗比較、中古車選びにも・ホンダ

2024年記事 ホンダ
 & 

フィット(e:HEV RS)試乗
「2」ハンドリングと乗り心地

間違いいっぱいの自動車選び。フィット(マイナー後E:HEV RS)の試乗レポート。

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「ステアフィール楽しめて、刺激もあって、乗り心地もいうほどきつくない」

ホンダ
  • グレード:“e:HEV RS”
  • 年式:2023年式
  • 車両価格:245万円
  • デビュー年:2022年10月(RS)
フィットの内装インパネフィットの内装2

ホンダ・フィット(4代目GR3)マイナー後「e:HEV RS」です。


  1. e:HEV RS「1」RSの特徴
  2. e:HEV RS「2」ハンドリングと乗り心地
  3. e:HEV RS「3」試乗時燃費と加速感

関連ページ

  1. フィット(MC前ハイブリッド)試乗レポ
  2. フィット(MC前ガソリン)試乗レポ

試乗:ハンドリング・ステアフィール

フィットe:HEV-RS・ボディデザイン(フロント夜間)

情報を伝えてくれるステアリングや、全開でも内に入れるハンドリング。コンピューターというより人間が煮詰めたと思える感覚で、楽しい!

飛ばさなくても感じられる魅力

フィットe:HEV-RS・内装

 

ステアフィールがいい!

ステアリング1回す重さは舵角を増すに従って重くなり、奥の方はスポーティモデルみたいにズッシリ。

戻してくる時は適度な反力で戻してくれて、中心のコブシ1個分くらいは抜けている

本革ステアリングの革が滑らかなタイプなので、グリップ感はほどほど(ウレタンよりは全然いい)。

インフォメーションが感じられる!

ステアリング2クルマがどっちに行きたがっているか、わかりやすい
ドライバーはハンドルにかかる抵抗の変化や、シートを通じて感じられます。

これは運転しやすいクルマ、楽しいクルマの必須要項です。

ついでに車線逸脱アシストの介入もわかりやすいし、ACC+LKAで走行中もいろいろわかりやすい。

元気に走れば、魅力をより味わえる

フィットe:HEV-RS・内装インパネ

 

加速の山でヤンチャな挙動も味わえる!

左前の見切りタイミングはアクセル踏んで1秒後、加速の山が盛り上がる瞬間。

低速での全開加速や、コーナー中盤から全開にすると、ハンドルを取られそうになったりわずかに軌道が変わったりして面白い

車体やタイヤを若干不安定にさせるトルクの盛り上がりが楽しめます。

全開中でも応答性が高い!

バッテリー残量ドライブモードセレクター上記の後は、アクセル全開でもハンドル応答性が良いです。ここがスポーティモデルっぽい。

常識的な速度内なら、全開中でも操舵フィールは曖昧にならず、ハンドルが効く。
つまり内側に入っていくチカラも出せます。

ロール剛性が高い(ロールしにくい)ので、多少の修正蛇ならグラつきなく行えます。

車線逸脱アシストは4段階から選択可能

路外逸脱抑制システム、デフォルトは「早め」か「標準」だと思うんだけど、終始介入してきます。細い道でも低速走行でも、小刻みにハンドルにチカラが加わります。

せっかくステアフィールの良いフィットe:HEV RSが、これだともったいない。よほど不安でなければ、変更されることをおすすめします。

路外逸脱抑制システム1路外逸脱抑制システム2

筆者のおすすめは「遅め」
車線内をキープしている限り、余計な介入は感じられませんでした。全然普通に走れ、いざという時はアシストしてくれるはずです。

「早め」に設定すると、アクセル全開でコーナーから立ち上がってる最中も、ググッとハンドル回されます。

ホンダコネクトナビを装着してない場合は、メインメーター内で設定できるそうです。

動画:ドライバー想いYesとNo

フィットに乗って感じるドライバー想いと、そうでないと感じた部分。動画でまとめました。

フィットRS・ドライバー想い

 


※一部画像はクリックで拡大します(横長画像など)
※内容は辛口評価です。試乗時に確認したいポイントを重視!

試乗:ブレーキ(減速)時の印象

フィットRS・リア、テールライト

フィットe:HEV RS、ブレーキの印象。姿勢制御がイイからブレーキがイイ!

後ろが伸びずに安定のブレーキ

ボディリア(夜間)フロントサスは縮み、減速感を視覚からも感じられる。
リアサスペンションは伸び側減衰力が高く、直進性が安定

この車体の動きから速度調整がやりやすく、強めのブレーキングも安心感が強い。

フロントの荷重オーバーになりにくいし、リアタイヤは浮きにくいし、適度に潰されたフロントタイヤはフラつきにくくてガッチリしてます。

ペダル踏力と剛性

ペダルの踏みごたえは軽く、効きは手前から効く。ホンダのハイブリッドらしいタッチです。

少し重くしてくれれば扱いやすいと思うんだけど、難しい面もあるのでしょうね。誰が乗っても限界まで踏めなきゃいけないからね。

可能だったらブースターを弱めてくれたりしたら、ハンドル重さや足の硬さと統一感が出ると思います。

ブレーキオートホールドの停止と発進

ブレーキホールドの発進は滑らかです。
一方で停止は、条件によって食いつきが早くて感触は今ひとつ。

ホンダコネクトナビ具体的にはソロっとブレーキを掛けていて、ゆっくり時間をかけて停止する時。完全に停止する直前にカチンと止められる

ワイヤーを巻き取ってる音もするから、そういうことね。

フロントが縮むくらいで減速してきて、スッと停止する時は気になりません。

試乗:乗り心地とサスペンション

フィットe:HEV-RS・ホイールとタイヤ

ベーシックラインナップのフィットe:HEVと比較すれば硬いし、動きが制限されて質も感じにくい。
でもね、特別不快ってわけじゃない。先代(3代目)フィットのガソリンモデルと同じかそれより快適か、記憶をたどるくらいのイメージ。

いうほど硬くない

タイヤとホイールちょっと前までのホンダって、だいたい何乗っても硬かった。それから考えても考えなくても、硬いっていうほど硬くない。

スポーティグレードと考えれば予想より柔らかいくらい。いや硬いんだけどね、コンパクトカーだとヤリスなどはベーシックグレードでも硬いから、そうした印象に。

カッチリ過ぎない優しさ、というのもある

衝撃はドカっと伝えた後は多少ゆっくり減衰。意外とこれくらいの方が不快感を感じないかもしれない。

カッチリしたクルマって言葉にすれば聞こえはいいし、高性能と感じられるけど、あんまりビタッ!ビタッ!と収められると、それはそれで不快です。

足の質感は適度

フィットRS・センターコンソール

理想は大きな入力(段差)で動いてくれるサスペンションだとすると、そういう足じゃないです。乗り心地に関しては動きにくい足。

これがスポーティ感ともいえるし、ベーシックなフィットe:HEVが動きやすくしなやかな事を考えると、両方を望むのは難しいのかなと。

モデューロの仕事も考えられてる!?

スイフトスポーツは高級なアフターパーツみたいなダンパーを使って、自身の評価を高めている。フィットRSはモデューロの出番を残しているのかもね。

試乗:静粛性など快適性

フィットRS・センターコンソール2

1日走り続ければ疲れちゃうけど、そうでなければゴロゴロが気になるくらいの静粛性。

タイヤのゴロゴロ感は目立つ

ちょっとでも路面がざらついていると、ゴロゴロゴロという音が響きます。

ショックアブソーバーかサスペンションブッシュ、の動き出しの動きにくい部分、もしくはタイヤの硬さで、ざらついた路面が苦手です。
ハイグリップタイヤを履いているようなノイズが聞こえます。

舗装の良い路面は問題ないし、昔の筆者はこうした音にワクワクしてました。スパルタンな感じがそそるのよね。

 


評価評論「間違いいっぱいの自動車選び」一部の画像は拡大します。

メーター(夜間)内装(夜間)

動画:楽しい!って感じる理由

フィットe:HEV RSに試乗して感じた楽しさ、どんな部分からそう感じるのか。価格と乗り味というテーマと共に動画にしています。

フィットRS・楽しいって感じる理由

ホンダ フィット

ホンダ

fit (フィット)

  • 試乗グレード:“e:HEV RS”
  • 年式:2023年式
  • 型式:GR3
  • 新車価格:245万円

エンジン概要

  • 排気量:1500cc
  • 型式:LEB
  • WLTCモード燃費:27.2km/L

その他概要

  • ボディサイズ:4080×1695×1540mm
  • 車重:1210kg
  • 発売開始時期:2022年10月(RS)
試乗レポ・ライター

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