自動車のための試乗比較・メーカー別評価スズキ

2020年記事 スズキ

ソリオ試乗評価「3」
内装質感

評価評論「間違いいっぱいの自動車選び」。ソリオ(2018y)の試乗レポート。

3ページ目です。

「内装、フロント&リアシート」

スズキ
  • グレード:“G”
  • 年式:2018年式
  • 車両価格:157万円〜
  • デビュー年:2015年8月
ソリオ内装1ダッシュボードソリオ内装2

スズキ・ソリオ(型式MA26S)グレード「G」。小さくても広いは当たり前!気になるのは、使いやすさや走りやすさ。


  1. ソリオ「1」概要とエンジン、ミッション
  2. ソリオ「2」乗り心地と走行感覚、ボディ見切り
  3. ソリオ「3」内装質感と使い勝手
  4. ソリオ「4」試乗時燃費と評価総合

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  1. 特集!ルーミーvsソリオ比較ページ

試乗:内装質感と使いやすさ

ソリオ・フロント内装(MA26S)

パッと見は、先代ソリオより質感下がっちゃったかな?とも感じられるインパネ。上級車志向だった先代が素晴らしかったともいえます。

インパネ周辺の質感

今度のMA26S型ソリオは、ミニバン的な形状。素材感は今ひとつだけど、奥行き感が演出されて目の前のスペースは余裕十分。ゆったり感を感じさせてくれます。

内装1内装2

良いと思えるのが高い奥行き感と、シンプルなパネルも角がラウンドしている点。この2点によって、安っぽさを消していると考えます。

わかりやすいのはシフトセレクターあたりのパネル。スペース的にギリギリと思えるのに、角が丸くデザインされています。

もしこの角が立っていたら、素人工作みたいな安っぽさになっちゃいまして、無骨なトラックみたいに感じられることでしょう。

シートとウォークスルー

試乗したソリオは走行距離2万km超。このクラスで2万kmというと、運転席と助手席でクッション性に差が出たり、運転席だけシート表地がたるんでくることも珍しくありません。

でもこの試乗車では、どちらに座っても同じような座り心地なのが好印象でした。
たまたまかもしれないので、間違いだったらごめんなさい。

内装3内装4

ウォークスルーは普通に使える利便性が確保されています。カップルディスタンスはそれなりでも、車内高が確保させているので、使いやすいです。

助手席のスペース

助手席のスペースはフロントウインドまで距離があって開放的です。ただ開放的な上半身から想像するほどには、足元は広くありません
横方向にもう少しスペースがあればと、感じてしまいます。

軽自動車と比較すればもちろん、横方向は断然余裕です。これはリアシートもそう。同じような価格でこの、横方向のスペースの違いは大きいです。

内装5内装6

足組んで座りたければ、リアシートにどうぞ、って感じですね。

また腕の置き場所にちょっと困っちゃうんで、腕組んで座ってても気分悪いわけじゃないです。きっとね。

 


※内容は辛口評価です。試乗時に確認したいポイントを重視!

試乗:リアシート

ソリオ・リアシート(MA26S)

リアシートはソリオの特等席!シートは座りやすいですし、柔らかい乗り心地で快適性もフロントシートより上です。

座り心地と乗り心地も上々!

コンパクトなスライドドア車って、広いけど座りにくいって車種が多い気がします。
腰高感が強くってソワソワ...みたいな感じ、想像できません?

シートアレンジの関係でしょうが、座りやすさが二の次になってしまっていると思うことが多いです。

リアシート1でもソリオのリアシートは、落ち着いて座れます。ホンダのフリードなど、もう少し上位車種と比較しても負けていません。

それでもシエンタと比較しちゃうと、前後方向の揺れの大きさとか条件によっては乗り心地で負けちゃいます。

シエンタはソリオの上位互換というか、価格分だけ立派!このあたりは大きいクラスが強い部分でもあります。

背もたれと座面高

シートバックはラゲッジ優先の直角スタイルから、座りやすい角度まで変化できるリクライング機構付き。

リアシート4リアシート2

シートの座面高は軽自動車と比べると適切と思える高さで、大人でも普通に座れます。

リアシート3またヘッドレストは、座る時に伸ばして座るタイプ。

伸ばさなくても座れなくはないですが、背中にちょっと違和感を感じます。

リアシート3

やっぱり気になったのが、スライドドアのインナーハンドル(開ける取っ手)。

位置が先端で、遠いしフロントシートに被るしで。ソリオに限ったことじゃないんだけどね。

写真のフロントシートは、後ろに下げているわけじゃないです。

リアシートのスペース

スペースは十分なのでさらっと。これより広くなると、静粛性上げてくれないと会話しにくい、くらいになっちゃいますw

リアシート3リアシート3

座り方によってはつま先が狭く感じるかもしれませんが、これは大型セダンなどでもあること。逆に足で体を固定することができます。

リアシート3

写真は太ももと膝の裏

身長172cmの筆者が座って、座面高はちょうどよく、座面長さは少し短いくらい。

お尻の滑り止めに違和感を感じるのを除くと、不満はありません。

リアシート3

こちらは外側の腕を逃がす部分。

ここにカップホルダーがデザインされることもありますが、ソリオは違います。

これならドリンクの有無関係なく、腕を置けます。カップホルダーはドア前寄りに用意されます。

その他内装で注目した箇所

ソリオ・ラゲッジスペース(MA26S)

乗って感じた細かな長所短所。

窓ガラスの角に圧迫感

シート下2

ちょっと神経質すぎるかな、とも思えるちょっとしたところ。

筆者と同じ様に神経質な方には、もしかしたら気になるかもしれません。

何がというと、窓ガラスの角。

カクンと角が立っていて、圧迫感というか無用な強さを感じます。写真ではなく実際見るとけっこうアレです。

荷物が転がっても安心!

当たり前だけど当たり前じゃないクルマもあるんで、ぜひご紹介したい点です。

下の写真は助手席シート下のフロア。高さのある隔壁が作られ、荷物が転がってもフロントシートまで転がりにくくなっています。欲を言えばもう少し!だけど、試乗中は安心を与えてくれました。

シート下1シート下2

右の写真は、ジュースを買った袋
リアシート足元においておいたら、運転中、実際に滑って移動してしまいました。

一瞬焦ったけど、スッポリ埋まっていて安心。普段セダンやクーペに乗っていると、ついリアシート足元に荷物を置いちゃいます。

もし運転席足元に転がってきたらと思うと、ゾッとします。

なお、ソリオでもハイブリッドの場合は未確認のため、どういう形状かはわかりません。

 


ソリオのセンターメーター(昼)ソリオのセンターメーター(夜間)

お馴染みだけどワクワクなシート下

スズキのハイトワゴン系ならお馴染みの、助手席下に用意されるトレイ。クルマ買ったらどうやって活用しようか考えると、ワクワクしちゃいますね!

シート下のトレイ1シート下のトレイ2

サイズ的には天地方向が短く、スニーカー入れるのも厳しいかな、という感じ。

ただ、取っ手を持って持ち運べちゃう!

例えば整備に出す時、お部屋に持っていくのも簡単です。
そんな特性を考えると筆者ならそうね...、ムフフなサプライズとか入れちゃいますw

スズキ ソリオ

スズキ

SOLIO(ソリオ) 試乗車概要

  • グレード:“G”
  • 型式:MA26S
  • 年式:2018年式
  • ミッション:CVT
  • 新車価格:157万円

エンジン概要

  • 排気量:1200cc
  • エンジン型式:K12C

その他概要

  • ボディサイズ:3710×1625×1745mm
  • 車重:930kg
  • 発売開始:2015年8月
  • 新車価格帯:145万円〜
試乗レポ・ライター

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