マークXジオ自動車比較P3/エンジン質感

自動車購入の試乗比較、中古車選びにも・メーカー別評価「トヨタ」
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(2011年記事 トヨタ マークXジオ
著:元自動車整備士)

マークXジオ試乗「3」

間違いいっぱいの自動車選び。マークXジオ・エアリアル(21年式)の試乗レポート。実際に購入して気になる点を言いたい放題で記しています。

当ページは3ページ目です。「エンジンの質感と加速力」など掲載。

ジオの内装5 ジオの内装6
トヨタ自動車
  • グレード:“エアリアル”
  • 型式:ANA10
  • 車両価格:278万円
  • デビュー年:2007年9月〜

内容は辛口評価です。試乗時に確認したいポイントを重視!

  1. 分割page - マークXジオ試乗「1-1」概要とドライビングフィール
  2. 分割page - マークXジオ試乗「1-2」内装とボディデザイン
  3. このpage - マークXジオ試乗「1-3」エンジン質感と加速力
  4. 分割page - マークXジオ試乗「1-4」乗り心地改善計画
  5. 分割page - マークXジオ試乗「1-5」操作性高いスイッチと評価総合

3500と2400、どっちのエンジンがいい?

エンジンルーム1マークXジオを購入するときに迷うのがエンジン排気量。用意される排気量は2400ccと3500cc。そして排気量だけでなく6気筒か4気筒かというレイアウトの違いがある。

質感をとるか経済性をとるか。比較の中心は2400ccでしょう。維持費など含め経済性の高さ優先、トレンドですからね。

マークXジオの2400ccエンジンはアルファードやハリアーなどにも使われている「2AZ-FE」という型式

2400ccでも余裕ある性能

同じエンジンといってもこの2車種は、車重が1800kgから2000kgと重量級のため、感覚は別物。アルファードなどでは、特に低速からの加速でパワー不足。日常でのパワー不足に不満を感じる方も多いと思う。4人乗車したらアクセル全開でも、そう加速しません。

マークXジオの車重は1600kg弱。200〜400kgぐらい軽いのでアルファードやハリアーよりは動力性能を高く、はっきりわかる違いがあります。
マークXジオはCVTも、高めの回転数を使いたがるという特性を持っていて、加速力を優先したキャラクターです。

200kg以上軽いその余裕はどこに使われる? 絶対的な加速力(瞬間馬力)は同程度だとすると、ハーフスロットルでの加速時はCVTが利用する回転数が異なる。パワーに余裕がない車種ほど効率を求めるセッティングになっていると感じる。

2400ccのミッションはCVT

フロントマスク(広角レンズ)

2400ccエンジンにはCVTが組み合わせられます。「Super CVT-i」といわれるCVTで、長所は多くのシチュエーションで高い性能を発揮短所はドライバビリティ。基本的に加速性能や燃費性能に期待がもてます。

マークXジオのカタログ燃費は13km/L。筆者の走行パターンでは12.5km/L(車載燃費計)前後がコンスタントに表示されます(信号少なめ郊外メイン)。

3500ccエンジン搭載車で同じように走行した場合の燃費は9〜10km/L。燃費の良さで選べばやはり2400ccということになるのでしょう。

高級感なら3500ccエンジン搭載車

3500ccはなんといっても6気筒。音、振動、レスポンス、高回転のスムーズさ、維持費や燃費とハカリに掛ける必要はないほど、様々なメリットがあります。そしてミッションは6ATに。

これらによって高級感ある走行が味わえます。スゥーと滑らかに発進し、低い回転数で加速。これを味わってしまうと2400ccはチープに感じてしまいます。

3500ccエンジン搭載車をチョイスするとどれだけ維持費が増額するか?価値観によってでしょう。個人的には、クルマが好きならそこまで維持費が変わるわけではないという範囲だと思う。自動車税が年間1万円アップ。ガソリン代が年間1万円といったあたりかな。エンジン質感を気にしたことがある方は3500ccが断然おすすめ。

燃費ばかりのエンジンは走って面白くない。はい、よく言われる言葉です。がさつなエンジンは色気がない。全くその通り。ジオなら大丈夫。月々の支出はいくら変わるか?計算してみて下さい。
月に1回残業すれば大丈夫そうじゃないですか??

トヨタの場合は高質な6気筒があるから、4気筒は割り切っている。キャラクターがハッキリ分かれているから、だから選べる嬉しい選択肢。350Gという3500ccエンジン搭載車の価格は330万円なり。


追記:3500ccの燃費は、リッター当たりだいたい10km/Lでした。走行条件としては夜間の走行限定ですが。2400ccより、2キロ強、悪い数値となります。
(同時に運転したアルファードの6気筒モデルは、車載燃費計で9.3キロ)。自動車税の差は、年間約1万円。

参考データ1:中間加速タイムや巡航時回転数

同乗者による手元のストップウォッチでマークXジオの中間加速力を計測してみました。

計測した条件と結果

計測条件は大人の男性2人乗車。ガソリン残量はメーター読み2分の1。風は体感上なし。タイヤ空気圧フロント、リヤともに不明。道路は直線。タイヤ・ホイール共にツインエア・スポーツ純正。

  • メーター読み時速10kmから60kmまでの加速タイム ・・・ 3.95秒
  • メーター読み時速30kmから80kmまでの加速タイム ・・・ 5.29秒
  • メーター読み時速50kmから100kmまでの加速タイム ・・・ 6.46秒

一クラス下になるウィッシュやストリームなど1800ccクラスよりは格段に速いタイムです。速度が上がるほどこの傾向は強くなります。現在のトコロ、他車の比較タイムが少ないので比較が難しいデータになります。

巡航時のエンジン回転(メーター読み)

  • 時速80kmの時 ・・・ 約1500回転
  • 時速100kmの時 ・・・ 約1800回転

エンジンの質感

エンジンルーム2エンジン型式はお馴染みとなった「2AZ-FE」型。この2400ccエンジン、一言で表せばかなりガサツ。2AZ-FEのエンジンのひどさは、例えばエンジンノイズのチープな酷さでは、このクラスの4気筒エンジンの中でもワーストを争うほど。振動出るし音もガサツ。ちょっと回転を上げればガラガラガラガラまるでディーゼル車のような感じ。間違っても精密感を感じたりだとか、気持ちよさを感じることはない。

とてもクルマ好きが乗れるエンジンではありませぬ

ただし全く質感がないかといえばそうではなく、乗用域の静粛性は褒められるだけの評価ができる。4気筒エンジン搭載車として、特にアイドリング時の静粛性は高く、このあたりはさすがトヨタ。エンジン自体は質感低いですが、トヨタ自慢のポイントはしっかり押さえています。外で聞こえる音に関しても、周りのことまで考える気配りの良さはさすが日本車。

それから高回転側のトップエンド500回転。実はココが美味しいポイント!クルマが新しかった時、たしかフラットトルクに感じた覚えがある。しかしいつの間にか、この最後の500回転で加速力が強まるようになった。プログラムの書き換えを行った変化かもしれないし、当たりが付いたのかもしれない。
特別にエンジン音が変化することはないから、官能性能的には今一つ。だけどついタコメーターに目が入ってしまうだけの伸びがある。アクセルを少し緩めてシフトアップ。

エンジンルーム1

こんな感じでマークXジオ・2400ccエアリアル、車両価格280万円のクルマとしては若干クエスチョンマークもつきますが、トヨタの中級クラス、妥当といえば妥当でしょう。多くのクルマで実売価格が上昇しているわけだから、ある程度はガマンしなくちゃならない。

4気筒2400ccのエンジンはチープ!そしてエアリアルを選ぶなら同じ価格でオデッセイ・アブソルートが買える!このこと知った上で購入を考えて方がいいと思います。

ジオとレカロシートレカロシートはずいぶんと安く手に入るようになった。長距離移動はとてもラクになる。

CVTの印象

また巡航時は、CVTがとにかく低回転を利用しようとするので、エンジンの存在自体が遠い存在。時速60km巡航ペースかつ、ゆっくり加速の流れに沿って走っていると、交差点曲がっての再加速時も1500回転くらいまでしか使いません。

問題はキビキビ走りたい時や上り坂が多い道、そんな時には嫌な面が顔を出します。例えば出だしや中間加速時、アクセルペダル開度20%程度から30%程度で、コンパクトクラスのように高めの回転数を使いたがる特性。こういった場面では非常に違和感を感じるし、各種ノイズが非常にうるさく感じる

トヨタ マークXジオ

トヨタ

markXzio (ジオ)

  • 試乗グレード:“エアリアル2010y”
  • 年式:2010年式
  • ミッション:CVT
  • 新車価格:278万円

概要

  • 排気量:2400cc
  • エンジン型式:2AZ-FE 4気筒

その他概要

  • 型式:ANA10
  • ボディサイズ:4705/1785/1550mm
  • 車重:1570kg
  • 発売開始時期:2007年9月〜
  • 新車価格帯:247万円〜382万円
試乗レポ・ライター

当記事は「元自動車整備士」がお届けします
元自動車整備士

 
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ジオとシロッコ
フロントマスク(広角レンズ)
広角レンズで撮影すればこれまた個性的。


バニティミラーと照明。明るいレンズのカメラを購入したので撮影してみました。

フロア下

エンジンルーム1
エンジンルーム2


写真は6人乗り&ブラックカラー。前期はプラムと呼ばれる赤茶系の内装色が多い。不評とのハナシ。

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