間違いいっぱいの自動車選び。2020年式プリウス(後期)の試乗レポート。
2ページ目です!
トヨタ・プリウス。グレード「S」。4代目ZVW51型、通称50系後期モデルです。
試乗内容は限定的。第一印象重視です。暇つぶし程度にご覧下さいませ。
4代目プリウスの後期モデル。乗り心地や静粛性、ハンドリングに関する印象です。
時速にして50km以下、低速時の乗り心地が快適です。
フワフワってわけじゃないし、シートが柔らかいわけでもないし、それでいてゆったりした乗り心地が快適。
ちょうど気持ち良く感じる揺れ方が気持ちいい!
またエンジン停止で走れますから、タイヤに起因するノイズが目立たない低速時が快適です。
時速にして50kmあたりから上は、静粛性の低さが目立ちます。
ここでいう静粛性とは、車外からのノイズ。
静粛性はおよそ車格なりでしょうけど、音質的に気になりやすいノイズと気になりにくいノイズはあります。
このノイズと、入力が強くなるとカチャカチャ音を出すシャシー周り。あと、シートに伝わってくるブルブルした振動も目立つように。
リアシートに座ると、前述の車外からのノイズが明確にわかります。侵入してくるのは後方から。
つまり速度が増すほどに悪化する静粛性は、フロントシートより目立ちます。
乗り心地はフロントシート同様、低速時は良いです。TNGAらしいリアサスの動き方が、今でも良い感じ。
おしりの部分はクッション性があって好ましいのですが、太ももの裏は薄く固く。無意識に足を浮かすように座ってしまいます。
Cセグメントといわれるこのクラスだと、低速時での快適性最優先だと、ちょっと弱い可能性。コンパクトクラスだったら好ましいんだけどね。
逆にコンパクトクラスは、高い速度域を意識しすぎているように感じられるところが悩ましい。
プリウスの後期モデルは、得意なシチュエーションがハッキリ!市街地走行にピンポイント!中途半端なオールラウンドより、素敵と感じました。
4代目プリウスの後期モデル。ハンドル握っての操縦性に関する印象。
穏やかで回し心地も軽いプリウスのハンドル、操舵感覚。
ゆったりした乗り心地によくあったステアフィールです。
ブレーキフィールやフロントサスが沈む速度など合わせ、バランス良いと思います。
クルマ好きからすれば物足りない可能性。一方でラフに運転しても不快な挙動が出にくい長所。
多くのクルマで、どんどんシャープに進化しているステアフィール。丁寧に操作すれば良さを得られるし、刺激の欲しいときには気持ち良いんだけど...。
まま、過敏とか疲れると感じる時もあります。
このくらいにしてぇ〜って感じ。
なのでプリウスを新しいクルマと比較すると、反応ゆったり、細かな操作は曖昧。となる。
なるんだけど、これくらいが良いと思う気持ちも。
あとはハンドルから感じる自然さ。パワステの制御が強すぎると、人工的と表現したくなるフィーリングに。
ここは新しいクルマの方が自然と感じられる方向に進化している傾向。プリウスは人工的と言いたくなるタイプです。
前期プリウスに試乗した際、勝手に直進する直進性が好印象!と記述しました。
こっちの後期プリウスも、印象は同様。
車両感覚取りにくくて、車線内での自車位置を掴むのは瞬間的とは行きません。でも、勝手に直進してくれる感触が強いです。
コーナーや挟路地で気になる、ボディ見切りと車両感覚のとりやすさについて。
ダッシュボードには奥行きがあって、インパネ先端は遠いです。開放感はあるけど、筆者にとっては乗りやすいとはいえないタイプ。
またプリウスだと、インパネ先端の両脇が盛り上がった形状をしてます。
ギリギリまで視界を広めた結果かもしれないけど、感覚的には微妙に気になります。
だだっ広いダッシュボードは、目印がなくて感覚が取りにくいわけですが、プリウスには目印が付いています。
場所はダッシュボードとガラスの境目、中央下。
三角形のマークがついていて、これと車外を同時に見ることで、位置感覚が取りやすくなります。
マークはけっこう大きいです。他のトヨタ車にもついています。
前方は覗き込むとボンネットの中央部分が見える、くらいの感覚。
わずかですが安心感に繋がります。
外から見ると、ゆるい弧を描きながら膨らみが設けられていました。空力のためか運転のためか、もしくは両方か?
ボンネットが少しでも見えると前方の寄せやすさは変わってきます。
フロントドアのウエストラインは、前方に向かって低くなり、視界に貢献。内側から見るとグッとえぐれているように見えます。
切り落とされているのか、上がっているのかわかりませんが、この形状で、視界が良さそうに感じられます。
良さそうに感じられれば緊張しなくてすむ。これ重要だと思います。可能だったらより前方まで低ければ、より良いです。
プリウス伝統の2段グラスエリア。ハイデッキスタイルの弱点を感じさせず、視界良好です。
バックミラーで見ても、リアシート乗員が振り返って見ても、効果を発揮。
バックモニターにいまいち慣れないユーザーに良いでしょうし、リバースに入れなくても後ろが見える。便利です。
写真右、ボディ外側から見ると、違和感は感じません。
ブレーキの操作性は、良くはないけど思ったよりは良かったです。
フロントサスが柔らかい事もあって、細かな調整は難しいし、ショックのない停止も難しい。
難しい、でも、難しいけど神経使えばできます。
系列サービスです!
法人、個人事業主の「ETCカード」。複数枚契約が可能。
セディナなど法人ETCカード
系列サービスです!
「自動車保険一括見積り」の比較。見積もりはメールか郵送で安心。
保険一括見積りサービスの比較サイト
ネットでバッテリー価格を確認
国産車バッテリー
違いを感じる練習、試し失敗した経験、一貫性ある運転で試乗レポート。
受け売りでなく、カタログ的でない。紹介ではなくレビューです。
評論家さまとの違いは、率直な表現と自由度の高さ。辛口といえば辛口です。
評価評論・比較レビュー「間違いいっぱいの自動車選び」。