「プラクティバBP01」タイヤ比較と評価

タイヤ使ってみました!
格安ヨコハマタイヤ!

コンフォート性能として乗り心地をメインにステアフィール、耐久性などレビューを掲載中。

「ヨコハマ・プラクティバBP01」の使用感

誰もが知ってるヨコハマタイヤ&誰もが知ってるイエローハット。
一流メーカーと販売店による安心のコラボタイヤ。

プラクティバはイエローハットPB(プライベートブランド)です。

輸入と国産の輸出向けタイヤ、筆者はここで購入

タイヤの位置づけや価格イメージ

タイヤ01-03

軽自動車サイズで1本4000円!めちゃくちゃ安いヨコハマタイヤ。

「プラクティバBP01」は国内メーカーしかも一流タイヤメーカーのヨコハマ製。
サイドウォールにはしっかり、メイドインジャパンと明記されていました。

製造年月は「4324」。2024年43週目に製造されたタイヤです。

プラクティバ BP01 の参考価格

  • 155/65R14 ・・・ 約4000円
  • 185/60R15 ・・・ 約8000円
  • 175/65R14 ・・・ 約4700円
  • 205/60R16 ・・・ 約9200円

タイヤ通販サイトで価格チェック(イエローハットのタイヤページ)

https://www.yellowhat.jp/store_service/tire/practiva/

ネットから購入、指定店舗での交換を予約して購入しました。
価格と取扱の有無は変動しています。

タイヤを使用した車

プラクティバBP01をダイハツ・ミラココアで使用しました。

タイヤサイズは「155/65R14」

(試乗レポ:ダイハツ・ミラココア試乗インプレ

タイヤを見て、使って、思うこと

銘柄とサイズ

ヨコハマ PRACTIVA BP01 155/65R14
ロードインデックスと速度記号は「75S」負荷能力387kg、最高速度180km

タイヤのキャラクター

「安い!静か!雨の日も安心!」がアピールされる国産ベーシックタイヤ。

タイヤについて概要的なもの

イエローハット専売の、低価格国産タイヤです。

 

特徴概要:長所と短所を一言で!

ここが凄いよプラクティバ

タイヤ01-07ほんとにヨコハマ製?疑っちゃうくらいの安さ

軽自動車用サイズでは1本4000円!工賃合わせて23000円!めちゃくちゃ安い。

乗れば静粛性は価格以上と評価したいところ。乗り心地に多少難があっても、この静粛性で滑らかと感じられます。

ここが残念プラクティバ

タイヤ01-10手応えのないステアフィールと、プカっとした乗り心地

ステアフィールは交換直後から。乗り心地は最初ゴロゴロしてて、1000kmほど走ったらプカプカした感覚が目立つように。

硬すぎるよりはいいけど、価格を感じさせる乗り味です。

最初に、交換直後の印象

交換した当日の印象

タイヤ01-01プラクティバBP01、装着直後の印象です。
今までに使ってきたタイヤたち、交換直後の印象くらいは残っているので、それらとの比較です。

乗り心地は細かな凹凸で並、段差らしい段差でイマイチ。静粛性は予想より印象よかった。

また転がり抵抗の低さは、悪いわけじゃないけど予想ほどじゃなくて、それとセットで考えたい接地感やグリップ感はよくない。

端的に印象まとめれば、静粛性がプラクティバのウリで、ハンドルで感じる接地感や応答性は良くない。初日の印象。

走行的質感については、国産最安タイヤ。流石によいってことはないです。

同価格帯の輸入タイヤと比較すれば、国産メーカーしかもヨコハマタイヤという安心感、当たり外れを心配せず買えるという点が、プラクティバの魅力と感じました。

当日夜〜翌日、交換後300km走っての印象

タイヤ01-02(12月の)夜になって気温が下がり、路面温度も下がった状態での印象。硬さを感じることもなく好印象。

タイヤによっては寒い夜、硬さや重さを感じます。それこそ1時間走ってもゴロゴロしてるとか。

プラクティバではそうした感覚を受けず、嬉しい点です。

もう一点、翌日まで走っての変化。交換直後にはザラザラ感やガツンとくる硬さを感じた乗り心地が、相当にマイルドになりました。

逆にハンドル周りの曖昧さ、手応えのなさ、走りにくさは変わらず。

詳しくは動画で!

プラクティバBP01に交換直後の印象。youtube動画として撮影、アップしています。

プラクティバ・ヨコハマタイヤ使ってみた

空気圧、ちょっと多めってどのくらい?

※記事中のタイヤ空気圧、圧力単位は「kgf/cm2」。キロと略します。

タイヤ01-11

イエローハットで交換作業完了、その時「空気は多めに入れておきました」と店員さん。

さあどれくらいかと移動してチェック。

使うタイヤゲージは知る限り最も信用できるブリジストンブランド。しかも今回は新品を下ろしてきました。

そして空気圧は...2.62キロ。4本揃ってました

半端を狙うとは考えにくいので、2.6キロ入れてくれたっぽい。

規格については説明なかったので、一般的なJATMA規格だと思います。すると車両記載の空気圧で良いはずだから、「多めとは+0.2キロ」だったと考えられます。

普通のタイヤと違いはどこ?

プラクティバはイエローハットのプライベートブランドで、格安のヨコハマタイヤ。

気になるのはより一般的なタイヤと比較したら何が違うの?という部分。

タイヤ01-05タイヤ01-04

パターンは旧エコス

調べてわかることは「トレッドパターンが旧エコス一緒」見比べれば確かに一緒です。確実なのはこれのみ。

あとは予想と可能性

サイドウォールの硬さや、ゴムの下に隠れるワイヤーや鉄板の層、ナイロンやポリエステルなど化学繊維の層。これらの違いから重量の違い。こうした部分にローコストな施策が盛り込まれてるの可能性があります。

あとは公差(許容される誤差)の違い。1本あたりの重量や真円率、許される誤差が大きい可能性があります。

使用レポート:快適性能

静粛性の印象

タイヤ01-06乗り始めから変わらず、静粛性は普通に良いです。

もし筆者がイエローハットのPR担当だったら、静粛性を大きくアピールします。

それくらいですから、プラクティバ最大の魅力だと思います。

乗り心地の印象

乗り心地は交換直後から10日後の1000km走行まで、印象が変わり続けました

「ちょっと柔らかくなったね」「ちょうどいいね」「柔らかいけどゴツゴツもあるぞ」「プカプカするぞ」と印象変わり続ける。
平たく言えば、どんどん柔らかい方向に変化。

現在は、それなりに柔らかく、プカプカと腰砕けのようなフワフワ感があります。固くてゴツゴツよりは良いものの、クルマのレビューだったら「収まり悪い」「減衰弱い」と表現してます。

動いたあとにプカプカと揺れる感覚がちょっと安っぽいです。
ただ「とにかく柔らかい乗り心地が好き!」という方には良いと思います。

使用レポート:ハンドリングと運転しやすさ

わかりやすいのは、ハンドルが軽い!これは反力が弱いことを意味します。

タイヤ01-08反力とはタイヤと路面の抵抗。つまり接地感グリップ感そのものです。100%滑ったらハンドルはスコンと回ります。

プラクティバは中心から90度回す部分、よく使う部分が軽く、手応えが薄いです。また操舵した後の応答も遅いです。

手応えがなく応答性が悪いということは、細かい操作に反応してくれない。微調整が難しいとなります。

つまり、直進が難しい傾向です。

一方で、路面からの影響、これの伝わり方もマイルドです。イコール、ハンドルを取られにくい。路面からの反力が伝わったきにくい。となります。

車重とマッチング

ガソリン警告灯が付いてしばらく走行。重量変化による違いを知りたくギリギリまで走って給油しました!

タイヤ01-09軽自動車だから給油は30L。ほぼ30kg。たった30kgで違いが感じられるのか?

結果は大アリ!リアタイヤだけバタバタしてた乗り心地、給油したらしっとりしました!

ミラココアはスライドドア系(ハイトワゴン系)軽自動車と比較して、100kg軽いです。すると主たるターゲットはそっちかもしれません。例えばN-BOXだったらどうなるか?気になります。

タイヤの購入と取付(組換え)

プラクティバBP01はイエローハット専売です。いわゆるプライベートブランド。

今回はネットから購入、指定店舗での交換を予約して購入しました。

カムリとピレリタイヤ・P7EVO同様のタイヤとして、「ピレリP7 EVO」というのを使っています。
こちらはトヨタ・カムリでの使用です。

レビューはこちら!格安ピレリタイヤ・P7 EVO使ってみた

「プラクティバBP01」インプレ総合

ミラココアとプラクティバ

本音をいえば、レビューとか見ない方向けのタイヤ、でしょう。きっとね。

なんといっても国産メーカー最安ですからね。 これで良ければ商品ラインナップとして成立しません。

性能は低くもヨコハマタイヤですから、普通に使えるのは当然。誰でもちょっと考えればわかります。

同じ予算で選べる輸入タイヤと比較すれば、静粛性最優先ならプラクティバ!安心かつ無難で間違いない選択肢です。

逆に乗り心地や転がり抵抗、そしてハンドリングというか接地感グリップ感のトータルバランスを求めるなら、輸入タイヤの方がアタリを引く可能性があります。

アタリを探す楽しさに惹かれるなら輸入タイヤ、失敗引いても付き合っていけるクルマ好きなら輸入タイヤ。そうした楽しさと無難さを天秤にかけて。ということになります。

タイヤメーカーのアピールしている点

  1. 排水性を高めて確かなウェット性能を実現したタイヤ。
  2. 大きさの異なるブロックパターンでパターンノイズを低減。

タイヤのレビューその他

その他はこちらから!
「タイヤレビュー見出しページ」輸入タイヤを中心にレビューをしています。

安いタイヤの場合は組み付け工賃がネック。だからアルミホールセットがとてもオトク。送料が無料になったりするのも含め、差額は最小限です(例えば1万円とか)。

ミラココアで使用した輸入タイヤで比較

ライバルっぽいタイヤと簡単に比較

outrun M-20outrun M-1

DAVANTI DX240の前はMOMOブランドのタイヤを2種類使用しました。ミゾ半分くらいまで使用して交換しています。

  1. MOMO・outrun M-1。硬めでハッキリしたフィールを持つ輸入タイヤ。硬めの乗り心地さえ気になられなければ、欠点を感じにくいタイヤでした。
    タイヤを追い込まない(滑るまで使わない)、スポーティ走行にも良さげです。
  2. MOMO・outrun M-20。やっぱり硬めな方向でハイレベル。落ち着きあってフラつきにくく、切り込めば手応え増して反応もハッキリ。ブロック大きいけど静粛性も悪くない。その分お値段も、国産ベーシックタイヤに近い価格。
  3. CEAT・EcoDrive。転がり抵抗の低さと接地感など手応えのバランスがハイレベル!静粛性は多少ゴロゴロ。
関連ページ-ミラココアで使用した他銘柄のタイヤ
MOMO M-20(使用レポート)MOMO M-1 (使用レポート)CEAT EcoDrive(使用レポート)
タイヤに関する基本ページはこちらです
輸入タイヤや空気圧についてなどタイヤ基本ページ

輸入&国産の輸出用、筆者ヒラリーが購入してるお店

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評論家さまとの違いは、率直な表現と自由度の高さ。辛口といえば辛口です。
評価評論・比較レビュー「間違いいっぱいの自動車選び」。

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