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エラーコード確認と格安イグニッションコイル「2」
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自己検診モードでエラーコード確認
「ヒラリー男爵」がお届けするメンテとカーオーディオコーナー。
警告灯から不良パーツを特定して修理。イグニッションコイルを交換します。格安な互換品をネット通販で購入し、使用しました。
メーター内の警告灯から、日産エラーコードを検出。裏モードでトラブル箇所を読み取る動画と、格安品を使用した感想も用意しました。
クルマはこのスカイラインクーペ(CPV35)。
フェアレディZやフーガなど関係が近い車種でも近い部分があると思います。
当記事の著者:ヒラリー男爵 / 元お車整備士
3.エラーコードの読み取り
メーター内に警告灯が付いた場合は、自己検診モードで内容を確認できます。
内容は、ディーラーや修理工場で確認してもらう場合とは異なり、簡易的なものになりますが、大凡の目安が付いている場合は十分でしょう。
3-1.自己検診モードへの入り方
必要なもの:時間(秒)が計れる時計
キースイッチとアクセルペダルを時間で操作して、自己検診モードに入ります。
- アクセル全開のままキースイッチをonにする。
- 3秒経過直後にアクセル全開にして全閉。続けて5秒以内にアクセル全開〜全閉を5回行う。
(3秒経ったら、1,2,3,4,5と、ペダルをパタパタと踏む)
- 最後の全閉から7秒後にアクセル全開。そのまま10秒間キープ。
- エンジン警告灯の点滅が始まったら自己検診モードに突入。
(アクセルを戻してOK)
3-2.エラーコードの読み取り
エラーコードは4桁です。
この4桁を、警告灯の点滅間隔と回数とから読み取ります。
表示と読み取り方
- 最初は「長い間隔で点滅」。これが一番左側(千の位)の数値です。
- 続いて3回「短い間隔で点滅」が繰り返されます。続きの(百の位、十の位、一の位)です。
- 点滅回数が数値を表します。1〜9回点滅は「1〜9」、10回点滅は「0」です。
エラーコードの例
「長い間隔の点滅10回」、「短い間隔の点滅10回」、「短い間隔の点滅10回」、「短い間隔の点滅10回」の場合。
エラーコードは「0000」です(0000は異常なし)。
3-3.「動画」エラーコード、警告灯の点滅
筆者の場合はエラーコード「0350 点火信号の不具合」でした。
4.日産エラーコード
今回の症状と関連性のありそうなコードを調べました。
- 0031 フロントO2センサーヒーター信号断線(右バンク)
- 0032 フロントO2センサーヒーター信号短絡(右バンク)
- 0037 リアO2センサーヒーター信号断線(右バンク)
- 0038 リアO2センサーヒーター信号短絡(右バンク)
- 0051 フロントO2センサーヒーター信号断線(左バンク)
- 0052 フロントO2センサーヒーター信号短絡(左バンク)
- 0057 リアO2センサーヒーター信号断線(左バンク)
- 0058 リアO2センサーヒーター信号短絡(左バンク)
- 0102 エアフロメーター信号系統
- 0103 エアフロメーター信号系統
- 0301 シリンダ1ミスファイヤ検出
- 0302 シリンダ2ミスファイヤ検出
- 0303 シリンダ3ミスファイヤ検出
- 0304 シリンダ4ミスファイヤ検出
- 0305 シリンダ5ミスファイヤ検出
- 0306 シリンダ6ミスファイヤ検出
- 350 点火信号系統
- 2122 アクセルセンサー1信号(短絡)
- 2123 アクセルセンサー1信号(断線)
- 2127 アクセルセンサー2信号(短絡)
- 2128 アクセルセンサー2信号(断線)
- 2135 スロットルセンサー信号(不整合)
- 2138 アクセルセンサー信号(不整合)
筆者が調べていた時に迷ったのが、マーチクラスとは「コードもしくは内容が異なる」可能性がある点です。
ネット検索で出てきた一覧だと、これ絶対違うでしょ!?みたいなこともありました。
次のページは「P3・交換と格安パーツ使用感」
エンジンの点火系統にエラーという事がわかりました。
すると可能性高いのはプラグかイグニッションコイル。交換作業と中国製パーツの使用感など。