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「元お車整備士」がお届けするメンテナンスコーナー。
フロントのブレーキをオーバーホールします。オーバーホールキットとローター、ピストンなど。クルマは軽自動車のダイハツ・ミラココア。
通常あえりるブレーキの引きずりを低減し、フィーリングや燃費向上を目指してのオーバーホールです。
クルマははダイハツの軽自動車、ミラココア(L675S)です。
他のダイハツ車でも同じように作業出来ると思います。
目的は「ブレーキの引きずりを減らし、フィーリングと燃費の向上」を期待します。
ブレーキローター(フロント用2枚・互換品)。
使用状況によって減る、もしくは反るなどするため、目視で交換タイミングがわかります。筆者の使用状況では、経験上20万kmは平気です(国産車の場合)。
ブレーキキャリパーのピストン(フロント用2個・互換品)。
ピストンの穴の開いている方が、ブレーキパッドを押し出します。通常は交換の必要がない部品です。
通称「オーバーホールキット」。正式名称「ディスクブレーキシールキット」。1台分。
ピストンの戻しやダストブーツ、シールブーツを兼ねるであろうゴム材、グリスやスライドピンのゴムがセットに鳴っています。。
キャリパーを半固定しているスライドピン。純正の改良品。47714-B2020。
それからピンの戻しを作用させているゴムブーツ。
キャリパーの上下を固定しているピンなので、1箇所に付き2本、上用と下用があります。通常は交換の必要がない部品です。
ブレーキホース1台分4本。フロント用が2本4000円弱、リア用が2本2000円。
リア用は余裕があったら交換する予定です。余程のことがない限り、通常は交換の必要がない部品です。
ブリーダーバルブやキャップなどゴム部品や、左の写真に写っているような銅製ボルトやシール、パッキンなど。
傷んでいたら交換出来るように、一通り揃えました。
ホイールナットを緩め、外しやすい状態を作ります。ジャッキアップし、ウマをかましたらタイヤを外し、作業開始です。
工具やボルトキャッチを手元に用意しておくと、座ったまま作業が進みます。
ブレーキキャリパーとホースの接合部を緩めます。下の写真左側で写っているボルトとシールワッシャーで固定されています。
右の写真は完全に外れていますが、この時点ではまだ緩めるだけです。
一旦緩めて、ブレーキフルードが垂れてこない程度に締めておきます。
下側のスライドピンを抜いて、キャリパーを上に持ち上げます。
キャリパーは上下2本のスライドピンで固定されています。ピンは裏側から固定されています。
左の写真はキャリパーを吊っておく金具を写しています(キャリパーハンガー)。
右の写真は外したブレーキパッドです。
キャリパーは取り外さなくても、この状態でオーバーホールすることも可能です。
上下2本のスライドピンを抜けば、それ以外でキャリパーを固定しているのはブレーキホースだけ。これを分離すればキャリパーが取り外せます。
パッド外してスライドピン抜いたこの状態で、ピストンを押し出します。
やり方は簡単。ブレーキペダルを踏むだけです。
二人だったら片方がキャリパー手持ち。一人だったらキャリパーをハンガーで吊った状態で、車内に入ってブレーキペダルを踏みます。
すると、ピストンが外に出てきます。
全て抜けちゃうとピストンシリンダーからフルードが出てきますので、目安は半分ちょいでしょうか。
その後、キャリパーとブレーキホースの接合部を外し、完全に分離します。
ホースの先端には、青い洗濯ばさみのような工具、これを挟むことでオイルが垂れてくるのを防げます。
ホースを交換する時は、車両根本側もこれで挟みます。
キャリパー外した写真。この時にかかった時間は数十秒。
垂れてきたブレーキフルードはこれくらいでした(下で受けてました)。
そして、外したキャリパーです。
つながっているホースは自転車の空気入れです。
※用途は後述。
ブレーキローターを交換します(簡単なのでいつでもOK)。
ローターは挟まっているだけなので、固着していなければ、スポッと抜けます。
ハブボルトの位置を合わせ、新品を取り付ければ交換完了です。
ブレーキオーバーホールしての印象と、交換の様子を動画にまとめました。
意見ハッキリ!特徴と長所短所をわかりやすく!
違いを感じる練習、試し失敗した経験、一貫性ある運転で試乗レポート。
受け売りでなく、カタログ的でない。紹介ではなくレビューです。
評論家さまとの違いは、率直な表現と自由度の高さ。辛口といえば辛口です。
評価評論・比較レビュー「間違いいっぱいの自動車選び」。