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ミラココア・ステアリング交換「1」

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ステアリング交換とシェイクダンパー取付

「元お車整備士」がお届けするメンテナンスコーナー
ステアリングを交換します。クルマは軽自動車のミラココア。同時にステアリングシェイクダンパーとハンドルカバーを試します。交換の様子とテストのレビューをまとめます。

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ステアリング交換と、ステアリングシェイクダンパー、それにハンドルカバーを試します。パーツはムーブのステアリングを購入して、本革ハンドルとシェイクダンパーをゲット。組み合わせ数タイプを試して実験します。

クルマはこのミラココア(L675S)。

他のダイハツ車でも同じように取り付け出来ると思います。

当記事の著者: / 

作業内容の概要

ウレタンから本革ステアリングへの交換、ステアリングシェイクダンパーの効果確認、極薄ハンドルカバーの使用感を比較しながら試します。

  1. 重量倍増の仮想ステアリングシェイクダンパーでシミュレーション。
  2. 本革ステアリングへの交換。
  3. 既存のウレタンステアリング+シェイクダンパーでテスト走行。
  4. 極薄ハンドルカバーを試す。
  5. もっとも気に入った組み合わせで完成させる。

使用する工具、ケミカル

  • 基本工具(ドライバーやメガネ、ラチェットなど)
  • T30トルクスドライバー(エアバッグを外す)
  • マイナスの精密ドライバー(コネクターのロックを外す)
  • 十字レンチ(ステアリングを外す)
  • 必要に応じて、ラチェットハンドルとT30サイズのコマ・ソケット、潤滑剤ケミカル

1.使用するパーツはこんな感じ

今回の目的は、「ミラココアの操縦安定性を改善させる」こと。そのためにいくつかのパーツを用意しました。

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最も重要な部品は、同世代ムーブ(LA100)用のステアリング。現状のウレタンステアリングに対し、こちらは本革巻きステアリング。そして内部にはステアリングシェイクダンパーが付いています。

ステアリング交換と同時にステアリングシェイクダンパーも試せるチョイスです。

ステアリングの本革は機能性に影響する部分で、表面の滑りやすさと弾力性の違いが操縦性に関係してきます。軽いチカラで操作できたり、手のひらでの微妙な操作を受け付けてくれると、クルマがシャープになったように感じます。

手のひらに力を入れて...と切り始めれば、どうしてもワンテンポ遅れますし、微妙な操作も出来ませんからね。

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画像中央の黒い部品がステアリングシェイクダンパー。元のステアリングにつけるなら、ビス2本で外して付け替えられます。運転席エアバッグを外せば作業できますので、比較的簡単な作業で完了します。

ミラココアのホーンボタン(エアバッグ部)は専用なので、ここは再利用する方向でプランを立てました。

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ステアリング、シェイクダンパーに続き3つ目のテストとして考えたのが、ハンドルカバー。

表面の滑りにくさは一番ながら、太くなりすぎるので致命的に操作性が悪くなります。そこで今回は、岡本ゴムみたいに極薄と言われるハンドルカバーを2種類用意しました。それぞれ4000、5000円前後と結構高価です。

2.ステアリングシェイクダンパー?

2-1.概要と期待される効能

ステアリングシェイクダンパーは、ステアリング中央部に取り付ける重りです。

02-08ステアリングは回転するものなので、中央部というのが重要。実際に取付するのは中心部わずかに上側ですがほぼ中央です。

重りとはいっても「ウェイト」ではなく、「シェイクダンパー」と名前がつきますから、単なる重りではなさそうです。

直訳すれば「振って衝撃吸収」でしょうか。強いチカラが加わると上部が振られて、振動を打ち消すもしくはウェイト効果がアップするかもしれません。

あちこちで説明されている効能も概ね同様です。

下は表側、裏側の写真です。

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2本のビスで取り付けします。ディーラーや部品屋さんで注文する時は、ビス2本も一緒にどうぞ。未装着のハンドルにはビスも埋まってません。

2-2.疑問な事もいろいろと

ステアリングシェイクダンパーをネットで調べると、予想通り良いことばかり。そりゃあ手間かけて取り付けすれば、良くなったと感じるものでしょう。
インターネットの常というか、「簡単で劇的によくなった」とか「分かる人にはわかる」的なレビューが多いです。

しかし頭で考えると疑問がいっぱい

大きなところでは「トヨタ&ダイハツ車だけ」「しかも特定の世代だけ」「元から重く作れば?」というあたり。

さらにはエアバッグだってグラム単位で軽量化されているのでしょうし、電動パワステのチューニングならコストかからないでしょうし、これは試してみるしかありません

実は今までにウィッシュやオーリスで、後付して試した経験があります。
それでも、軽自動車なら違いがわかりやすいというご意見を頂戴したので、テストしてみます。

3.作業の準備

大きなD.I.Y.作業を行うわけではありませんので、準備は最小限です。

購入した部品を箱から出して、車内トランクなどで整理して、工具箱の準備というくらいでしょうか。

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もしハンドル交換が初めてでしたら、イメトレが最大の準備です。

せっかくなので、クルマから外れているハンドルをじっくり眺めてみるのも良いかもしれません。エアバッグの取り外しとか、緊張しませんか??でしたらちょうどいいです。

トルクスねじの感覚とか、トルクスドライバーが間違ってないかのチェックもできますので、前もって試してみると安心です。

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それから、最初に試すことになる、ステアリングシェイクダンパーをシミュレートする用品。

大げさでわかりやすい環境を作り、効果を体感。プラシーボにならないテストを目指しました。

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エアバッグユニットを外し、ステアリングを外して交換。本革ステアリングへの交換を完了します。

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