評価評論「間違いいっぱいの自動車選び」。ダイハツ・ミライース。
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ダイハツ「Mira-e:s」ミライース・Xメモリアルエディションです。
燃費は車載の燃費計でチェック。少し渋滞する通勤時間帯で16km/L、夜間の片側2車線となる国道で20km/Lがおおよそのイメージでした。
走行状態は遠くの信号見ていち早くアクセルを戻すも、加速時は流れに合わせて全開近くで加速。特にエコランは意識していません。
他の軽自動車で考えるより1割ほど高燃費といった印象。
なんでかはわからないけど、排気量が一緒でも燃費の差はあるみたい。
燃費スペシャルなライバルといえば1番手はアルトエコ。車名にエコって付いちゃう格好良さ。トレンドの最先端です。現在の所、アルトエコの燃費チェックはまだ。ごめんなさい。
そのほかではアクアやプリウス、走行条件に応じた燃費を掲載しています。
2代目ミライースに試乗しました。条件違えど燃費はかなり良好でした。
ミライースの好敵手といえば、もちろんアルト。2015年式アルト(グレードL、車両価格89万円)と特徴を比較してみる。
イースは車両価格が79万円(モデル途中より75万円)で立派な内外装を持ち、わかりやすいコストパフォーマンスが素晴らしい。絶対的低価格というインパクトがすばらしい。
アルトはバンモデルを除くと、車両価格85万円。ミライースと比較すれば極端に安っぽい内外装で割高感強いが、走行的質感は予想以上の高さで、走りやすさで上回る。
なのでハンドル握った時に感じるコストパフォーマンスはなかなか。そしてボディデザインや超軽量といった話題性にインパクトがある。
どちらも非常に地味なクルマなようで、実は話題性十分。「走ればいいでしょ」的なイメージはミドルセダンの方がよほど強い。なので積極的に選べるクルマだったりする。
似ているライバル車だけど、インパネデザインの意匠、特徴は異なる2台。
左の画像がミライース、右の画像がアルト。
ボディデザインとか内装の質感は、イースの方が乗用車的というか優雅。現代風ともいえるし、単純な立派さならイースの方がよほど立派。というか普通の軽自動車という感じ。
ただちょっと、ミライースはおばちゃんぽさが強いかな。
アルトはレトロと言えば聞こえはいいけど、スイッチなどの質感も昔のまま。レトロというより古ぼかしい。その分、10年とか前の軽自動車を知らない世代には新鮮なんじゃないかと思う。
左の画像がイース、右の画像がアルト。リアシートも特徴は一緒。アルトはこれでも乗用車バージョンの方。しかもイースより車両価格が高い。立派に見えるのはイースでしょう。
内外装の見た目が立派なのはミライース。日本車的高級感を表現している軽自動車という感じかな。
しかしハンドル握って試乗すれば、立派なのはアルトというのが面白い。CVTやスロットル特性あたりはミライースの方が好印象だけどね。リアシートの乗り心地も、見た目とは裏腹にアルトの方がいい。
走行感覚はアルトの方が良いクルマ感がある。真面目に正統派のいいクルマを目指しているみたいなね。
一方でイースはトヨタ的な高級感。良いクルマ路線のアルト、高級車路線のイース。昔のトヨタvs日産もこんな感じだったのかな?
※続きはアルトのページで掲載しています。昔のカローラvs昔の軽自動車とか、プレミオvsライトエースみたいな例え話で表現しています。
※内容は辛口評価です。試乗時のお役に立てれば幸いです。
ミライースの燃費を20km/Lとして、ガソリン1Lあたり15km/Lの小型車と比較した場合の燃料代、それと税金などの維持費。ざっと計算してみます。
燃料代・ガソリン140円で1万km走った場合
燃料代・ガソリン150円で1万km走った場合
自動車税・1年分を1500cc区分と比較
車検時の合計金額・2年分を車重1500kg以下区分で比較(関東で最安レベルのお店の場合)
タイヤを交換する際のタイヤ価格(独断と偏見で選ぶ低価格タイヤ)
その他消耗品に掛かる料金は同じようなものだと思います。シミュレーションの結果、大きな違いはガソリン代と自動車税です。これで年間40000万円〜50000円くらいの差が出ます。
自動車税、代表的なエコカーでは、プリウスだと4万円弱、リーフだと29500円です。
その他、アイドリングストップ標準のクルマは、バッテリーが高価。「アイドリングストップ対応」なんてバッテリーを選ばなくてもいいけど、充放電サイクルが増え、寿命が短くなる可能性は大きい。
ミライースのグレードは基本4種類。このうち3グレードで4WDを選択できる。
(2013年8月に値下げしています。これは値下げ前の車両価格。)
最もミライースらしいのは79万円のDグレード。とにかくエコノミーという目的に合っている。条件的にはボディカラーが白しか選択できないという弱点があれど、昔の軽自動車と比較すれば極上でしょう。エアコンだって付いている。
一般的な乗用車を1台買うコストで、イースなら2〜3台買える。下取りだって3台分だよ。
次が89万円のLグレード。オーディオが付いて外観がリッチに。ただしキーレスエントリーはなし。必要最低限というか実用性に関係のないカラードドアミラーなどが追加されるカタチだから、積極的に選ぶ価値があるのかは疑問。
ただし他の軽自動車と比較すれば車両価格は安い方に分類される。
その次、99万円のXグレード。このグレードになれば現代の軽自動車らしい装備になる。さらに液晶メーターなど付加機能も付く。
その分車両価格はワゴンRのベースグレードなどに近づく。このグレードだと普通の軽自動車といえる内容。
最後がトップグレードのGグレード。安全装備の追加プラス、革巻きステアリングとアルミホイールが付く。安全装備の内訳はサイドエアバッグと横滑り防止装置、オートエアコン。装備内容からすれば割安感は一番。
この装備内容を知っちゃうと「D」の価格が高く感じてしまう。ただし価格はホンダN-ONEとほぼ一緒のレベル。ミライースの本質に疑問が。
トヨタと付き合いがあるから軽自動車は買いにくい。でも、「ヴィッツにするよ!」なんてガマンはもういりません。
実用車の中の実用車、ミライースがトヨタディーラーでも販売されています。名前は「トヨタ・ピクシスエポック」。基本的な販売店はカローラ店とネッツ店。
トヨタの営業マンて親切丁寧。クルマに詳しくないお客様には特に安心。こうした特徴って軽自動車を選ぶお客様にこそ合ってると思います。
実際にトヨタでピクシスを見せて頂きましたが、全然無問題。OEMといってもグループ会社ということもあってか、敷居の高さは全然感じません。
ミライースを買うなら79.5万円の「D」というグレードがオススメ。いやこれでないとイースの旨味を味わえないといっていいほど比較の中心。
エアコン付き、デュアルエアバッグ、ABS付き。リアハッチにはショックアブソーバーも備わる。20年前の軽自動車からは想像出来ないほど豪華な装備。
タイムマシンで30年前に持って帰ったら未来のスーパーカー。それが79.5万円で買えちゃう!
このグレードではCDオーディオがなくなってしまうが、そもそも車内オーディオなんて音楽を聴きたくなるような音質でないから問題なし。
ボディカラーはホワイトしか選べないけど運転中は見えないからどうでもよし。
独断と偏見はもちろんジョーク。しかしこれなら話題のカーシェアリングと比較しても、マイカーとして十分魅力ある選択肢かなと。浮いたお金で旅行にでもいけちゃう余裕が良いですね。
ミライースの価格が大幅に値下げされました!それも1万円や2万円じゃありません。なんと5万円!!
しかも最廉価グレードの「D」が5万円値下げされ、これにより79.5万円が74.5万円に。
さすがダイハツ様、ミライースのポジションをわかっていらっしゃる。経済性を重視したクルマだから、安ければ安いほど価値がある。技術の陳腐化による価格の下落は世の常。様々な電化製品などでは当たり前ながら、自動車の世界ではあまりみられませんでした。
これはデフレじゃなく当たり前のこと。ようやく当たり前にユーザーに還元してくれるようになりました。
軽自動車は高い!そう感じていらっしゃる方も多いと思います。
グローバルなコンパクトカーと比較すれば、ほぼ国内専用の軽自動車が高いのは仕方ない。実際、税金が安くなければ買う人いないでしょ?
高級になりすぎた軽自動車に何の価値が?重宝するのは駐車場が狭い場合くらい。
そこでミライース、車両価格が安いから魅力大!マイナーチェンジで値下げしてくるほど気合い入ってる!他の日本車は値上げばっかりですよ!
所有満足度という点では不満を感じるかもしれない。でも洗濯機や電子レンジといった白物家電と同じに考えれば充分以上。ローコストに徹した移動の手段と考えれば、この清さが素晴らしい。
ダイハツの軽自動車全般で走行性能は重視されていないという印象があり、その中での比較では、他のダイハツ軽自動車と大きく変わらない運転感覚。
ミラやその派生車種とほとんど変わらない走行性能や快適性。ムーブと比較しても大差なし。結局、内装質感と装備の差だよね。
まとめれば、筆者的にはただ安いだけではないと思える。ただ安いだけしかも割高に感じるのは素のミラだ。こちらは昔のように60万円を切る価格で販売してくれることを願います。
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ココだけ見ればトヨタの高級車ともさしたる違いはない?
テールライトはLED、ハッチの面は真っ平らでないのもわかる。
グレードによりグリルがメッキになる。
単純明快、わかりやすいCDプレーヤー。フィルムスイッチの押し心地は残念。
コンビニフックが使いやすい。助手席足下のコンビニフック。
フューエルリッド(燃料タンクの蓋)をあけるノブはセンター部分にある。外車みたい。
最近流行となる、外すか伸ばすかしないと邪魔なだけのヘッドレスト。座ると背中に当たる。
クルマに詳しくないゲストをお迎えする際、毎回伸ばしてというのもちょっと・・・。きっと言ってもわからないな。
フロア、空気抵抗等は考えてなさそうだ。
ドアは前後共に90度くらい開きます。
違いを感じる練習、試し失敗した経験、一貫性ある運転で試乗レポート。
受け売りでなく、カタログ的でない。紹介ではなくレビューです。
評論家さまとの違いは、率直な表現と自由度の高さ。辛口といえば辛口です。
評価評論・比較レビュー「間違いいっぱいの自動車選び」。