間違いいっぱいの自動車選び。2018年式シャトル・ハイブリッドの試乗レビュー。
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ホンダ・シャトル(グレード:ハイブリッド無印・型式GP7)です。
インパネは素のフィットに近いイメージで、ボリューム感が立派です。それを基本にシャトルでは、使い勝手より質感重視な変更が見受けられます。
フィットから車両価格が上がった分、質感もしっかり上がっています。
上級車っぽく感じる部分は、センターコンソールの大きさ。左右をしっかり分けるだけの高さがあります。
またインパネも細部の加飾のみというわけではなく、思ったより変更点が多いです。
シートも座面クッションが上質です。低反発みたいな沈み込みと密度が感じれます。
オートエアコンの操作部は、変わらずタッチ式。
似ているようで変わっているインパネの助手席前。
助手席のパネルも、加飾だけではなく、パネルの形状が異なっているように見えます。
ドアパネルは同じように見えますが、もともと起伏があるデザインでしたので、安っぽさはありません。
助手席足元は狭く、かかと部分も構造物が気になります。あまり言われませんが、センタータンクレイアウトの弱点ですね。
もちろん、目の前の空間と頭上は十分です。
左の写真は助手席の足元。座面の下、カカトの部分に構造物が出っ張っています。
シートをもっと前に出せば気になりませんが、つま先側のスペースも狭いので悩みどころです。
一番うしろまで下げて座っても、足を伸ばして座ることはできませんでした。わずかですが膝が上がってしまいます。
身長によっては助手席にシートリフターがあれば解決すると思いますが、パワーシートのクルマ含め、助手席にリフターが付くクルマは少ないです。
※内容は辛口評価です。試乗時に確認したいポイントを重視!
内容は辛口です。また一部画像は拡大します(横長画像など)。
座面が長く、スライドドア系と比較すれば着座姿勢が良好。座面のクッション性も良好でシートの質感は高いです。
座面の大きさは写真でもおわかり頂けると思います。素のフィットも同様に大きいです。
シート下がフリーで、カカトの部分がフリーになります。乗車降車がしやすいですし、かしこまって座るのも座りやすいです。
今や、狭いと感じるクルマは極わずか。すると重要なのが着座姿勢、だと思います。
身長172cmの筆者がリアシートに着座した状態です。
写真で見るとアップライトな姿勢に見えますが、それはかしこまって座っているから。実際はけっこうゆったり座れます。
コンパクトなスライドドア系や、小さくて広いと言われるクルマと比較すれば、スペース的には普通です。
でもこの、ゆったり座れるという点は、筆者としては重視したいポイントです。
着座姿勢と広さはセットで比較したいと思います。
フィット系ではおなじみの、シート座面チップアップ。
使い方はオーナー次第。ラゲッジの広いシャトルでは、これを使う場面は限定的でしょうか?
フロアがフラットでない(センタートンネルが目立つ)事もあり、シート片側だけポップアップして使用。そんな使い方が有効そうだと思いました。
操作はワンタッチ。シート下のフックを持ち上げるだけです。
操作性は軽く、チカラは必要ありません。軽く持ち上がるからこそ、実用性があります。
センタータンクレイアウトいえばラゲッジの使いやすさ。もうお馴染みですよね。
奥行き十分なのはさすがワゴンタイプといったところでしょう。カタログ上の奥行き寸法は960mm、リアシート倒すと1930mm。加えてフロアが低く、開口部の最低地上高も低いです。
手前側の部分はゴルフバッグの横積みも出来ると思います。
アンダートレイも深さがあり、実用性の高い形状です。
ラゲッジアンダートレイって普通は、浅くて使いにくかったり、パンク修理キットで埋まっていたり、実際に使える車種は限られると思います。
シャトルは深さのあるアンダートレイがあって、その下にパンク修理キットが搭載されます。
ハッチの開閉感覚は、開けるのは普通ですが閉めるのは軽い印象でした。
ただ、滑らかという感じではなく、手を離してもバランスされて止まったりします。
ハッチの表面を叩いてみると、嫌な響きが抑えられています。プレス形状や内装内部は静粛性対策がされていると思います。
カップルディスタンスとは左右シート間の距離。シャトルではおよそ17cm!広いです。
コンパクトクラスそれも5ナンバーサイズでこの広さは最大を争うレベル。
広いほうが余裕があって、長時間ドライブでも疲れにくいです。同性同士で乗る機会が多ければ無視できないポイントですね。
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違いを感じる練習、試し失敗した経験、一貫性ある運転で試乗レポート。
受け売りでなく、カタログ的でない。紹介ではなくレビューです。
評論家さまとの違いは、率直な表現と自由度の高さ。辛口といえば辛口です。
評価評論・比較レビュー「間違いいっぱいの自動車選び」。