間違いいっぱいの自動車選び。CX-30・2023年式(ハイブリッド)の試乗レポ。
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マツダ・CX-30(DM型DMEJ3P・2000ccガソリンMハイブリッド)グレード「e skyactiv G 20S」です。
CX-30、試乗時の燃費。燃費を意識して走った区間と、それ以外で走行した区間の燃費です。
今回のテーマは、2人のドライバーが交代でコースを1周。半々で走りました。
条件はACがonで、大人二人乗車。アイドリングストップを使用し、ドライブセレクターはすべてノーマル。
コースは交通状況に左右されにくい夜間の一般道、幹線道路メインです。
車載燃費計に表示された燃費は、約50km走って14km/L。
一般道でも6速に入っている様子なので、後半からは素早く6速に入る運転を意識。滑らかなブレーキ操作が難しく、意識がそっちにいっていた点など含めると、16km/Lくらいは出そうな様子でした。
走行中の様子は動画にしています。写真を撮り忘れたのもありますので、ぜひ動画をご覧ください。
ユーチューブにアップしています。
それ以外で走った部分での燃費では、110km走って10.3km/Lが表示されました。
一般道メインに一区間だけ高速道路を走っています。
またアイドリングストップをオフにしている部分も含みます。
強調回生ブレーキ採用ということで、燃費以上に興味津々だったのがブレーキフィール。
燃費優先のクルマだと、現状犠牲になる部分。マツダなら上手く調整してくれそうだけど...そんな希望を抱きつつ、試乗しました。
結果、滑らかな操作が難しい。ストップ&ゴーが続く時は、同乗者にごめんと言いながらブレーキしていました。
理由は停止前から停止するアイドリングストップ。またブレーキ緩めると再始動するエンジン。
エンジンの停止や指導の瞬間、同じ踏力で減速力変化=クルマが揺れる、ので、予想外に揺すられて頭がカックンと。
加えて、いつも同じ挙動を出すわけじゃないので、ドライバーが制御するのは難しい。
わかっていれば、多少はコントロールできるんだけどね。
完全に滑らかな停止はあきらめ、少しカクンと停止するくらいが気楽でカンタンだと思いました。
ISGマイルドハイブリッドの魅力はアイドリングストップ。エンジン始動が滑らかです。
これを活かすためにはアイドリングストップさせるしかないわけで、扱いやすさとどっちとるか、悩みます。
マツダ車のイメージからすると、ペダル踏力は軽く、初期の効きが強い印象。
慣れれば一緒だろうけど、ブレーキ好きの方でしたら物足りなく感じると思います。一方で、チカラの弱い方でも目一杯踏みやすいとも思います。
ブレーキホールドは、滑らかに出てくれる時もあるけど、滑らかに出てくれない時もある。一般的な印象でした。
内容は辛口評価です。試乗時に確認したいポイントを重視!
たくさんの魅力を持つCX-30。なので乗り心地はハッキリ言わせて頂けます。乗り心地はあまり良くないです。
加えて、静粛性は音質的に良いので、快適性が低いってわけでもないです。乗り心地だけね。
フロントサスペンションは普通に固め。ゴツゴツして荒っぽいと感じる場面もありますが、慣れればこんなものだよね、と思えるくらい。
リアサスペンションは、フロントより優しく、ゴツゴツは感じにくいんだけど、一定レベル以上の入力になると、ガツンと突き上げられます。
試乗しているうちに、「この段差はやばいな」というのがわかってきました。
つまりリアシートに乗員がいる時は、この段差は減速しようと、気配りができるように。
何も考えずに走れるクルマって、モノとしては優れていても、どこか退屈。CX-30ならそうした不満を解消してくれます。
フロントシートに座っていると、リアサスは動き良さそうに感じます。
リアシートに座っても印象は一緒なんだけど、たまに強い突き上げが。
でもそれより開放感や圧迫感が気になるかな。外が見えない夜間は平気なんだけどね。
ノイズの聞こえ方がマイルド!びっくりするくらいにマイルドでまろやかな音色。筆者の感覚でいうと、輸入車的な上級車感覚です。
前席でも後席でも印象は一緒です。
人間の耳が敏感な音域とか、刺激の強い倍音的な周波数がカットされたようなノイズ、そして車内静粛性。
しかもレベル高いと思えるくらいにしっかりしてます。
ゴーゴーとかゴロゴロした、路面やタイヤからのノイズはハッキリ聞こえてきます。
低周波はカットするのが難しいというのがあるかもしれないけど、わざと聞かせているのかもしれません。
ハッキリ鳴っているエンジンノイズも、高回転までマイルドな音質。
低音も高音もカットされたエンジンノイズです。
騒音規制の関係あるだろうし、贅沢いえないけど、音質的にはほどほどというのが率直な感想。
同じPE型エンジンを搭載するCX-5とも、異なる音質でした。
こんな感じで、聞こえてくるノイズの全体がマイルド志向。
極端に静かってわけじゃないけど、欧州車的な聞こえ方で上級というイメージに繋がります。
少なくてもうるさいとは感じないと思います。
低音域だけ目立つと、こもり音として疲れる音になりがちだけど、そこは大丈夫。試乗中、低周波ノイズが不快に感じるような時はありませんでした。
評価評論「間違いいっぱいの自動車選び」試乗レポートです。
試乗中に燃費チェックした場面です。パート1が加速感、リアシート印象と燃費前半。パート2が燃費後半です。
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違いを感じる練習、試し失敗した経験、一貫性ある運転で試乗レポート。
受け売りでなく、カタログ的でない。紹介ではなくレビューです。
評論家さまとの違いは、率直な表現と自由度の高さ。辛口といえば辛口です。
評価評論・比較レビュー「間違いいっぱいの自動車選び」。