間違いいっぱいの自動車選び。CX-30・2023年式(ハイブリッド)の試乗レポ。
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マツダ・CX-30(DM型DMEJ3P・2000ccガソリンMハイブリッド)グレード「e skyactiv G 20S」です。
CX-30の弱点と思えるのはリアシート。逆にラゲッジは所有満足度が高そうな点が伺えます。
ボディ全長に対して狭いリアシート。他の要素が優れるCX-30ですので、優先順位が低いというイメージです。
美しいボディデザイン、低く後ろに座るドラポジとオルガン式アクセルペダル、これらが優先事項で、スペースを使用してる感じ。
筆者がドラポジを取ると、シートバックはBピラー付近に。
狭いのは仕方ないとして、圧迫感も強い。乗り降りはしやすいから、お子様なら問題ないかもという印象。
狭いのは事実。でも、好感を持てる部分もあります。
写真左:センターコンソール後端は、スパッと切り落とされ、見た目より実用性が考えられたと思われます。
写真右:センターアームレストも装備されていました。
CX-30のリアシート、乗り降りはラクです。
頭上:低く身をかがめて乗車するクルマと比較すると、ラクです。ドアが小さく、上が絞られているのもいいです。
足元:ステップが高いSUVと比較すると、登るように乗車しなくて良いので、ラクです。
筆者がドラポジを取った位置でリアシートに乗り込む。すると、膝前はいうほど狭くはないです。
足元は、フロントシートのシートレール台座が邪魔をし、内側に足を寄せて座るカタチに。こっちの方が気になります。
ご覧の通りです。膝前も足元も頭上もギリギリです。
試乗中、彼は1日のほとんどをここですごしまして、降車後も足がだるかった様子です。短時間向けと思われます。
膝前のスペースより重要なのはフロントヘッドレストとの距離。圧迫感や閉塞感に直結します。
シートバックが立ち気味で、座面は低めという関係から、Bセグコンパクト程度の感覚です。
内容は辛口評価です。試乗時に確認したいポイントを重視!
CX-30のラゲッジスペース。広さより立派という満足感。筆者はそんな印象を受けました。
ラゲッジ奥行きは80cmということで、ミドルクラスとして一般的なサイズ。
横幅はサイドがえぐれてないから、少し劣るかもしれない。
でもこれがね、いいのよ〜!
予算やスペースの使い方が、リッチだね〜!と思います!普及価格帯という事を忘れてしまうこんな部分。
写真左:サイドのパネルまでカーペット仕上げ。毛は長そうもしくは密度が高そうで、質感を感じます。
写真右:テールゲート開口部がそのままラゲッジ横幅。つまりボディデザインが重視されたという特別感。
無駄と特別感て紙一重だと思うんだけど、それこそこだわり。実用性だけがクルマの魅力じゃないです。オーナーがこっそり味わえる満足感、素敵じゃないですか。
「SUV=ハッチが大きい=開閉が重い」となりがちなんだけど、CX-30は大丈夫と思いました。
何が大丈夫って、パワーテールゲートなくても大丈夫かと。
自分だったらいらないよ、っていえるくらいの開閉感です。
概要的な特徴を上げていきます。気になる部分ございましたら、詳細ページをご覧頂ければと思います。
一番前の柱=Aピラー。位置は比較的ドライバーに近く、長さは短いです。これによってなのか、右コーナーや右左折時にAピラーが邪魔になりにくいと感じました。
3各窓がないタイプはピラーが邪魔になりにくい確率が高いと思っています。
ドアミラーも後ろよりに感じられるので、ドラポジから全体的に後ろよりというか、後ろ寄りに座る方が運転しやすいと感じました。無理ない範囲でね。
ドライバー正面〜助手席側斜め前。筆者のドラポジだと、前かがみになるとボンネットが少し見えます。
可もなく不可もなくといったところでしょうか。
なんとなくだけど足元の感覚は取りやすかったから、SUVとしては低めに座らせる着座位置が効いているのかも。
脇の低い位置はちょっと見にくいです。感覚が取りにくいというより見えないという印象。
美しくて高級に見えるボディデザインを持つCX-30、ベルトラインとかウエストラインと呼ばれるドアとガラスの境目が高い位置にあります。
車内横幅的にも、覗き込むのも難しい。低い壁との距離感はドアミラーで掴むカタチになると思います。
CX-30はスペースや開放感だけでなく、乗り心地に関してもリアシート快適性は低いです(乗降性や静粛性は悪くない)。優先されているのはボディデザインやドライビングポジションでしょう。
リアシートの使用頻度が多そうなら、CX-5、もしくはマツダ3という選択肢があります。
CX-5とマツダ3。CX-5はスペースも快適性も明確に上です。
マツダ3はCX-30よりホイールベースで7cm長く、違いがあります。レッグスペースは同程度、エアコン送風口が省かれていたりしますが、開放感に違いがある印象です。
評価評論「間違いいっぱいの自動車選び」試乗レポートです。
CX-30に乗って感じた魅力を5選と人を選びそう3選。この動画は「クルマ好きヒラリー」というチャンネルにアップしています。
メインチャンネルより率直な言葉で述べていたり、より突っ込んだ話をしていたりします。こちらも応援いただけましたら幸いです。
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違いを感じる練習、試し失敗した経験、一貫性ある運転で試乗レポート。
受け売りでなく、カタログ的でない。紹介ではなくレビューです。
評論家さまとの違いは、率直な表現と自由度の高さ。辛口といえば辛口です。
評価評論・比較レビュー「間違いいっぱいの自動車選び」。