間違いいっぱいの自動車選び。マツダ2・2024年式の試乗レビュー。
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マツダ・マツダ2(2024年12月登録のDJLFS)ガソリン・グレード「15C」の試乗レポート。ディーゼルは2025モデルから廃止されました。
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マツダ2の印象レビュー。ハンドリングやステアフィールについて。
ハンドルとブレーキは素早く大きく反応、アクセルも加速体制にあれば、少しの操作で大きく反応。ゲイン(入力レベル)高く反応します。
今までに試乗したマツダ2と比較し、スポーティ方向に振られた様子。マツダ2は性能からではなく、こうした部分からスポーティテイストと感じます。
もしくはSUV全盛の今「あえてコンパクトカーを選ぶユーザーって何を求めるか?」という疑問への答えや提案だと思う。
コンパクトハッチという言葉を連想する乗り味です。
操作に対する反応は、どんな方向でも統一感あるのが良いクルマの条件だと思っています。
マツダといえば本格的な踏みごたえ。扱いやすいブレーキのクルマが多い中で、今日のマツダ2はもうちょっと。
ペダルの遊びが少し大きく、その先でクッと効き出す。初期の効きが強いタイプ。探り探りになるので減速が遅れがちでした。
マツダ2に限らず唐突だと、丁寧に、探って、結果遅れます。
※ブレーキは個体差や年式による違いが十分に考えられます。
マツダ2の印象レビュー。ハンドリングやステアフィールについて。
ハンドルを回す感触はねばっとしていて、小さな操作では曖昧さがある。一方で、コブシ1個くらい動かせば、反応早くバシッと反応。
マツダ2の車重は1090kgと、同クラスにしては重め。でも、最も軽快感を感じるといっても過言じゃないです。
ハンドル初め操作に対する反応の早さや大きさから、軽さ感に繋がります。
エンジンと並んで変わらぬからこその魅力と言える部分がもう一つ。ステアリングで感じられるインフォメーション。
路面のわずかな傾きとか、加速中とか減速中とか、ハンドルの反力が変化することで様子を教えてくれる。なので運転が楽しいし、無駄な操作を減らせるし、タイヤが滑りそうになれば手応え減って教えてくれるだろうという安心感。
新しい車種では反力変化を打ち消し、上質という方向に進化している傾向です。
ハンドル切ったあとの戻してくる部分、コンパクトカー全般で粗さや電動感が出やすく、弱点となりがちなところ。
マツダ2ではここ、ハンドルを戻してくる時の印象が良く、ここは大きなクルマ感があります。
要所と言われる部分はしっかり。ストラットは3本のボルト締め。このクラスではボルト無しで挟み込むタイプも増えてきました。
ボルト留めは剛性面で有利かもしれないし、経年変化に強いと思われます。
リアサスのバンプラバーは、本格的なウレタンバンプストッパーに見えます。
ダストブーツがバンプラバーを兼ねるタイプよりストロークは制限されますが、これ自体がダンパー的に機能。それを常用として活用する設計かもしれません。
※内容は辛口評価です。試乗購入時のお役に立てれば幸いです。
マツダ2の乗り心地に関する印象。
サスペンションは硬いってほど硬いわけじゃないんだけど、乗り心地としては硬く感じやすい。
ゴツゴツってわけじゃないけど、粗さがあります。
反する要素をどこでバランスさせるか、といった面からハンドリングが重視されているように感じます。
理由は、4輪がバラバラに動いている感がなく、車体全体が伸びやすい。それと衝撃の角が立っていて、アタリが強め。
リアシートでも傾向は一緒。シートクッションはフロントよりボリュームあるんだけどね、やはりフロントよりは粗さが出やすいか。
サスペンションが動いた時のコトコトとした音が出やすく、目立ちます。
試乗したマツダ2のoddメーターは7000kmでした。
デビュー新しいモデルでは抑えられるノイズですから、マツダ2で妥協が必要なのはここでしょうか。
マツダ2の静粛性印象。ベーシックなグレードでも悪いってほどではありませんでした。
乗り始めて最初は、こんなもんだよねと感じていた静粛性。コンパクトカーだしベーシックグレードだしと。
低速走行の続く市街地ではこんな感じ。
でも郊外に出れば、意外と静かと印象変化。
市街地では6ATが忙しなく、郊外ではそれが減り、好印象に。
マツダ2、スイフト、フィット、ヤリス。記憶の範囲で比較すれば、マツダ2とスイフトを静かな方に分類します。
エンジンフード裏にはインシュレーター(防音材)。
ホイールハウス内にはフェルト的な加工もしくは軟質塗装。
コーナーや挟路地で気になる、ボディ見切りと車両感覚のとりやすさについて。
Aピラーは迫ってくる感じで多少圧迫感がある。長く売られているだけに、デビュー時とはライバル関係が異なるので、印象も異なります。
曲がるときは邪魔になりにくい方ですがそこまで特別なことはありません。
ボンネットは覗き込めば見えます。狭い場所での安心感は大きいです。
ワイドなナビモニターは高めに座れば気になりません。狭額ベゼル(フチが狭い)なのが効いています。
シート高は低く下げることが可能で、包まれるようなドラポジも可能です。そうした場合には、やはり左側の感覚を取るのに邪魔に感じます。
真横と斜め後ろの視界はよくないです。目視で巻き込み確認をするには神経を使います。ドアミラーをしっかり合わせてそっちで確認が安心です。
サイドはAピラー上部がタイトなのと、Bピラーが太いのが気になる要因です。
一方で、サイドの低い位置は見やすく作られています。
このくびれの効果は大きいです。低い垣根に寄せるときなど、感覚取りやすいですし、ギリギリを狙う場合は運転席からも覗き込みやすいデザインです。
評価評論「間違いいっぱいの自動車選び」。一部画像は拡大します。
価格を基本にした乗り味の印象、乗り心地やハンドリングなどレビューしています。
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ヒラリー男爵。自動車販売の経験あり。同僚のおクルマ整備士と試乗やメンテナンスを行い、レビュー記事にします。
経験や特技は豊富。現在は会社経営しながらYoutube動画の制作をしています。
少々変わった人生、かも。詳しくはプロフィールページで!著者:ヒラリー男爵
違いを感じる練習、試し失敗した経験、一貫性ある運転でインプレ。
受け売りではなく、カタログ的ではなく、レビューです。
評論家様との違いは、率直な表現と自由度の高さ。辛口といえば辛口です。
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