試乗比較とレビュー、間違いいっぱいの自動車選び・マツダ

マツダ2(2024年式)
ハンドリングや乗り心地、走行フィール

間違いいっぱいの自動車選び。マツダ2・2024年式の試乗レビュー。

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「統一感あるスポーティ感が今回の特徴」

  • グレード:“15C”
  • 年式:2024年式
  • 車両価格:155万円
  • 新車価格帯:155万円〜
マツダ2・内装1マツダ2・内装2

マツダ・マツダ2(2024年12月登録のDJLFS)ガソリン・グレード「15C」の試乗レポート。ディーゼルは2025モデルから廃止されました。

  1. マツダ2・変わっても変わらぬエンジンの魅力
  2. マツダ2・キュキュッと刺激的な乗り味
  3. マツダ2・内装質感と小ネタ

関連ページ

  1. マツダ2(2021年式)試乗レビュー

試乗:ゲイン高く統一される操作感

マツダ2:走行中・運転席

マツダ2の印象レビュー。ハンドリングやステアフィールについて。

ハンドル、ブレーキ、アクセルに統一感

ハンドルとブレーキは素早く大きく反応、アクセルも加速体制にあれば、少しの操作で大きく反応。ゲイン(入力レベル)高く反応します

ステアリング今までに試乗したマツダ2と比較し、スポーティ方向に振られた様子。マツダ2は性能からではなく、こうした部分からスポーティテイストと感じます。

もしくはSUV全盛の今「あえてコンパクトカーを選ぶユーザーって何を求めるか?」という疑問への答えや提案だと思う。
コンパクトハッチという言葉を連想する乗り味です。

操作に対する反応は、どんな方向でも統一感あるのが良いクルマの条件だと思っています。

ブレーキ扱いやすさをもうちょっと

ペダルレイアウトマツダといえば本格的な踏みごたえ。扱いやすいブレーキのクルマが多い中で、今日のマツダ2はもうちょっと

ペダルの遊びが少し大きく、その先でクッと効き出す。初期の効きが強いタイプ。探り探りになるので減速が遅れがちでした。

マツダ2に限らず唐突だと、丁寧に、探って、結果遅れます。

※ブレーキは個体差や年式による違いが十分に考えられます。

試乗:ハンドリング

マツダ2:ステアリング

マツダ2の印象レビュー。ハンドリングやステアフィールについて。

多少緩くもクイックな反応

ボディデザイン・サイドハンドルを回す感触はねばっとしていて、小さな操作では曖昧さがある。一方で、コブシ1個くらい動かせば、反応早くバシッと反応

マツダ2の車重は1090kgと、同クラスにしては重め。でも、最も軽快感を感じるといっても過言じゃないです。
ハンドル初め操作に対する反応の早さや大きさから、軽さ感に繋がります。

手から情報感じられるから楽しい!

エンジンと並んで変わらぬからこその魅力と言える部分がもう一つ。ステアリングで感じられるインフォメーション。

路面のわずかな傾きとか、加速中とか減速中とか、ハンドルの反力が変化することで様子を教えてくれる。なので運転が楽しいし、無駄な操作を減らせるし、タイヤが滑りそうになれば手応え減って教えてくれるだろうという安心感。

新しい車種では反力変化を打ち消し、上質という方向に進化している傾向です。

戻してくる部分が好印象

フロント足回りハンドル切ったあとの戻してくる部分、コンパクトカー全般で粗さや電動感が出やすく、弱点となりがちなところ。

マツダ2ではここ、ハンドルを戻してくる時の印象が良く、ここは大きなクルマ感があります。

作りの良さを感じる部分

要所と言われる部分はしっかり。ストラットは3本のボルト締め。このクラスではボルト無しで挟み込むタイプも増えてきました。
ボルト留めは剛性面で有利かもしれないし、経年変化に強いと思われます。

ストラットバンプラバー

リアサスのバンプラバーは、本格的なウレタンバンプストッパーに見えます。

ダストブーツがバンプラバーを兼ねるタイプよりストロークは制限されますが、これ自体がダンパー的に機能。それを常用として活用する設計かもしれません。

 


※内容は辛口評価です。試乗購入時のお役に立てれば幸いです。

試乗:乗り心地の印象

マツダ2:乗り心地

マツダ2の乗り心地に関する印象。

優先順位はハンドリングかな

タイヤサスペンションは硬いってほど硬いわけじゃないんだけど、乗り心地としては硬く感じやすい。
ゴツゴツってわけじゃないけど、粗さがあります

反する要素をどこでバランスさせるか、といった面からハンドリングが重視されているように感じます。

角が立った乗り心地

理由は、4輪がバラバラに動いている感がなく、車体全体が伸びやすい。それと衝撃の角が立っていて、アタリが強め

リアシートも一緒

リアシートでも傾向は一緒。シートクッションはフロントよりボリュームあるんだけどね、やはりフロントよりは粗さが出やすいか。

コトコト音が目立つ

サスペンションが動いた時のコトコトとした音が出やすく、目立ちます
試乗したマツダ2のoddメーターは7000kmでした。

デビュー新しいモデルでは抑えられるノイズですから、マツダ2で妥協が必要なのはここでしょうか。

試乗:静粛性の印象

マツダ2:ボディデザイン・サイド

マツダ2の静粛性印象。ベーシックなグレードでも悪いってほどではありませんでした。

郊外での静粛性はなかなか

マツダ2乗り始めて最初は、こんなもんだよねと感じていた静粛性。コンパクトカーだしベーシックグレードだしと。

低速走行の続く市街地ではこんな感じ。
でも郊外に出れば、意外と静かと印象変化

市街地では6ATが忙しなく、郊外ではそれが減り、好印象に。

マツダ2、スイフト、フィット、ヤリス。記憶の範囲で比較すれば、マツダ2とスイフトを静かな方に分類します。

えぇ!ベーシックグレードでもリッチ!

エンジンフード裏にはインシュレーター(防音材)。

エンジンフードホイールハウス防音材

ホイールハウス内にはフェルト的な加工もしくは軟質塗装。

試乗:ボディ見切りと車両感覚

マツダ2:ボディ見切りと車両感覚

コーナーや挟路地で気になる、ボディ見切りと車両感覚のとりやすさについて。

左右Aピラーとボディ前方

Aピラーは迫ってくる感じで多少圧迫感がある。長く売られているだけに、デビュー時とはライバル関係が異なるので、印象も異なります。

Aピラー左Aピラー右

曲がるときは邪魔になりにくい方ですがそこまで特別なことはありません。

ボンネットは覗き込めば見えます。狭い場所での安心感は大きいです。

ボンネット左ボンネット右

ワイドなナビモニターは高めに座れば気になりません。狭額ベゼル(フチが狭い)なのが効いています

シート高は低く下げることが可能で、包まれるようなドラポジも可能です。そうした場合には、やはり左側の感覚を取るのに邪魔に感じます。

真横と斜め後ろ

真横と斜め後ろの視界はよくないです。目視で巻き込み確認をするには神経を使います。ドアミラーをしっかり合わせてそっちで確認が安心です。

横の視界斜め後ろの視界

サイドはAピラー上部がタイトなのと、Bピラーが太いのが気になる要因です。

一方で、サイドの低い位置は見やすく作られています。

このくびれの効果は大きいです。低い垣根に寄せるときなど、感覚取りやすいですし、ギリギリを狙う場合は運転席からも覗き込みやすいデザインです。

 


評価評論「間違いいっぱいの自動車選び」。一部画像は拡大します。

マツダ2・メーター(昼)マツダ2・8.8インチディスプレイオーディオ

動画:価格と乗り味

価格を基本にした乗り味の印象、乗り心地やハンドリングなどレビューしています。

準備中です。

マツダ2(2024)

MODEL(マツダ2)
  • グレード:“15C”
  • 型式:DJLFS
  • 年式:2024年式
  • 車両価格:155万円
エンジン概要
  • 排気量:1500cc
  • エンジン型式:P5-VPS
その他概要
  • 車重:1090kg
  • ボディサイズ:4080×1695×1500mm
  • ホイールベース:2570mm
  • 新車価格帯:155万円〜
試乗レポ・ライター

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レビューワー・著者情報

ヒラリー男爵

ヒラリー男爵。自動車販売の経験あり。同僚のおクルマ整備士と試乗やメンテナンスを行い、レビュー記事にします。

経験や特技は豊富。現在は会社経営しながらYoutube動画の制作をしています。

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