評価評論。5代目スバル・レガシィ(BR9)。「2.5i」の試乗レポート。暇つぶし程度にご覧下さいませ。
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2.5iはベーシックなグレード。日本での発売前、大きなボディと割安な価格設定で、これはレガシィじゃない!なんていわれたクルマです。
試乗内容は限定的。第一印象重視です。
レガシィの価格はミドルクラス、ボディサイズはクラウンクラスと、トヨタ車基準で比較すればお得なポジション。
ですが、アテンザやアコード、ティアナなど世界基準なミドルクラスと比較すれば逆に標準的です。
エンジンは海外ではVWパサードなど、このクラスに「小排気量コンパクトエンジン+ターボ」をパワーユニットにに持つケースも増え、欧州車を基準にすると2500ccメインなのははデビュー直後から時代遅れな感も...。
ただ実際に運転すれば、エンジンはやはり大きい方が良い面が目立ちます。やっぱりレガシィのお得感が評価できる。欧州車的基準なら、マイナーチェンジで追加された「DIT」グレードが近いです。こちらは排気量2000cc+ターボ。
日本ではFFセダンは全く見向きされない状況で、セダンと言えばプレミアムクラス。大きくて高級、中途半端はかっこ悪い。こんな現実だってあります。
どうしても「お値段高い=内容が良い」というピラミッドがセダンの基本。ここから抜け出すならミニバンか軽自動車しかありません。いや最近じゃミニバンもアレですか。
トヨタ車で良ければFR+6気筒のマークXもほとんど同価格帯(最廉価グレードで240万円程度)。エンジンは2500ccでミッションは6AT。
トヨタ車苦手という理由でも選ばれるスバルのクルマ。昔ながらの価値観と高級感で選べば最もお得なのはマークX。
セダンはイヤだといえば、ワゴンのように使えるマークXジオ。こちらは「FF+4気筒2400cc+CVT」が基本。車両価格はおよそ250万円〜。
レガシィのライバルとしてはちょっと違う。とてもクルマ好きが選ぶ車種ではないイメージですが、優雅なエクステリアデザインが輸入車の雰囲気を出しています。ミニバン風といっても全高は低め、ドラポジは高めです。
※内容は辛口評価です。試乗時に確認したいポイントを重視!
4気筒2500ccで車両価格250万円弱なのが、マツダ・アテンザ。セダンボディと5ドアボディ、それにワゴンボディがラインナップ。
スバルと同様、走行性能を重視したドライバーズカーをウリにしているマツダ。その同クラスライバルがアテンザ。レガシィよりコンフォート性能は低めで車格感はちょっと厳しいか。
その分、マツダらしい独特な走行フィールを持っています。
スバルと言えばマニアック! しかし今度の5代目となるレガシィは違います。普通になりました。
ボディデザインはスバルらしからぬ大変身、価格設定も含め市民権を得るための気合が感じられます。こういうクルマはきっと、長く乗れる予感。
従来までのレガシィのイメージからの脱却と、お手頃価格、そしてアメリカでも売ってやろうというボディサイズ。また精悍さより優雅さをイメージしたデザイン。どれもが今までのレガシィとは違っています。同じなのは車名だけ?
BR9型レガシィの特徴は、割安に感じる価格設定。軽自動車やコンパクトクラスは年々値上げされ、マイナーチェンジで10万円アップされることもある。
そんなこんなで価格は上昇。だからレガシィはBセグ/Cセグのクルマとだって比較できるこの価格。安いは正義。価格から感じる満足感は購入後も続くことでしょう。
過剰な燃費性能で価格が上がるより、枯れた技術を安く提供して欲しい。と考えればレガシィの魅力は大。アルミ合金だった外板を鉄に戻すなどローコスト化には感動さえ覚える。特別なモデルじゃなくて実用車だからね。フェンダーの重さが数kg変わっても、荷物積めば違いなし。
インプレッサの2000ccが200万円強、レガシィのセダン220万円、ワゴン236万円の価格は絶妙です。レガシィとインプレッサって、クルマ好きからすれば同じクルマだけど、世間一般では別のクルマ。メーカーだってしっかり上級下級の差別をしているはず。
他車と比較すれば、相当高いお得感。4WDなんておまけのおまけ。安っぽい部分もガマンできるってものです。
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ドリンクホルダーに蓋が付くのは良い。レクサスCT200には蓋がないので上級装備かもしれない。
違いを感じる練習、試し失敗した経験、一貫性ある運転で試乗レポート。
受け売りでなく、カタログ的でない。紹介ではなくレビューです。
評論家さまとの違いは、率直な表現と自由度の高さ。辛口といえば辛口です。
評価評論・比較レビュー「間違いいっぱいの自動車選び」。