評価評論「間違いいっぱいの自動車選び」。2015年式ハスラーG。
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スズキ・ハスラー(型式MR41S)「Gツートン」の試乗レポートです。
大人気の軽自動車。個性的なエクステリアで注目度高し!カスタムベースとしても魅力的。
ちょっとレトロな質感で適度に個性的。室内の質感や利便性など。
光沢なカラーパネルが大きく使用されるハスラーのインパネ。最も目を引くのはここでしょう。
試乗前は、映り込みで目が疲れるんじゃないかと思ったけど実際には平気だった。
今回色が白だったのもよかったのかもしれない。これが黒などダークカラーだったらまた印象違う可能性も。
この光沢パネルとミゾの浅いシボでできたプラスティックパネルの組み合わせは、どことなくレトロな感じ。メインメーターが単眼式タイプなのやシフトセレクターのパネルが黒梨地なのも影響しているだろう。ハスラーのイメージによく合ってるんじゃないかな。
メーターのデザインはシンプルだけど、液晶部は切替式でタコメーターや燃費計を表示できる。必要な情報のみ表示という賢いタイプ。ただタコメーターは確認しづらく、飾りの意味合いが強い。
インパネ全体的には同世代の軽自動車と比較して、シンプルで力強い印象を受ける。複雑にうねり、所狭しとデザインされた他車よりも好感を感じる方も多いと思う。そのぶん立派さは少ないけどね。
細かいところで良かったのは、ハザードスイッチ。スイッチ表面は細かなザラザラのある昔ながらの素材感で、反射を押さえてくれる。
写真は後ろから強い夕日があたったところ。カメラとか画像調整のせいではなく、実際に眩しくない。
他車だとこのハザードスイッチが、テカテカして反射したり、眩しく光る車種がある。ここを見た目重視にしても全体の質感が上がるとは思えず。
同じようにシルバー塗装された部分。触るとザラザラしてて、一見磨きが足りないように感じるかもしれないけれど、やっぱり反射は少なめ。鈍い感じになって乗員が気になりにくい。
画像左。ドアトリム(内張)上部のアップ。シボのミゾは相当に浅い。
画像右。意外なことにドアにカップホルダーはなし。上のカップホルダーに灰皿置くと、ドリンクを置く場所を考えなくちゃいけない。
フロントシートをいっぱいまで後ろに下げれば、助手席足下はそれなりのスペースが確保されている。足の先は多少窮屈だが、足を前に投げ出すスタイルで着座することも出来る。
広さをウリにしたホンダNシリーズ、実はかなりフロント足下が狭い。シートがもっと後ろに下がってくれればいいんだけどね。
ハスラーもリアシート足下には十分なスペースがあるのだから、できればもう少し、フロントにスペースを与えてくれたらウレシイと思う。
その他、運転席右下にあるシートヒーターのスイッチ。「R」って書いてあるけどなんだろうって思った。
そしたらこれ、Rightシートの事だと思った。助手席から運転席に乗り換えたら、シートがとっても熱くて、それで閃いたw
※内容は辛口評価です。試乗時に確認したいポイントを重視!
リアシートの広さは十分実用的。身長182cmの男性がヒザ前にコブシ2個分近く入る。条件はリアシートを最も後ろにセットし、身長172cmの筆者がドラポジを取った状態。
リアシートにスライド機構が装備されているから、調整も可能。何もラゲッジを広げるためだけではなく、例えば声の小さな乗員を乗せる場合は前寄りにしたり、一番前にセットすれば運転席から手に持つにアクセスすることも可能だったり。どうせなら積極的に活用したい。
乗り心地はそれなり。ただサスペンションの関係か前後左右に揺すられやすいから、ドライバーは乗員に配慮した運転をする必要がある。
ハンドルもアクセルもブレーキも、素早い操作が必要な時でも丁寧にどうぞ。あっ、緊急時はそんな事考えちゃダメよ。
ハスラーは最低地上高が高いタイプなのに、ステップ部分は意外に低い。他の軽自動車とそんなに変わらないんじゃないかな。理由はやはりフラットなサイドシル。お子様もお年を召された方も乗り降りしやすいと思う。
普通車でSUVっていうと、高くてぶっといサイドシルがあるから、ここを乗り越えなくちゃいけない。ハスラーなら十分に普通。
画像左がフロントシート座面で、画像右がリアシート座面。
シート長はそれなりに長い。そして先端形状も横に伸びている。長さ的には普通車のミニバンとあんまり変わらないくらいの印象を受ける。
フロントシートの場合、座面長い方が立派な反面、体型によってはペダル操作がやりにくくなったり、太ももの裏に圧迫感を感じて疲労を感じる場合も。
ハスラーの場合は一般的な男性ドライバーにちょうどいい感じかな。身長160cmの女性ドライバーだと多少圧迫感を感じた。それでも座面全体が後ろ下がりでないから、多少で済んだ。短時間ドライブなら問題なし。
リアシート座面は流石にフロントシートより短いけど、それは他車も一緒。フロントに近い長さがあって、長さ的には十分。
ハスラーのラゲッジスペースで注目したい点は2点。
樹脂系というかプラスティックっぽい素材のラゲッジボード。簡単に汚れが拭き取れるだろうし、濡れたモノも無問題。またこれによってSUVらしい雰囲気がバッチリ。
リアシートをフラットにした時も同じように使えるように、リアシート背もたれの裏側は、撥水加工されているように見える(未確認)
ここもクルマのイメージに合ってるからこそ魅力的な部分。質感という面ではカーペット張りに負けちゃうけどね。大事なのは統一感だね。
もう一つはリアシートを寝かせてフラットにした時、段差が小さい。
写真で見えるより実際はもう少し段差があるんだけど、段差が小さいことには変わりない。大きな荷物を積む時に良さを発揮することがあるかもしれない。
ハスラーのリアシートを寝かす際は、シート座面が前進して潜るように倒れる。もちろん長所。
倒したリアシートを起こす時は、肩部分にあるレバーを操作する。
ここが結構固いんだけど、頻繁に操作するわけじゃなければ許容範囲内かと思います。
スズキの軽自動車ではお馴染み、助手席座面下に収納トレーがついている。ここ、運転用のスニーカーを仕舞っておくのにも最適。開けるのにちょっとチカラが必要なんだけどね。
背もたれを倒せば、テーブルとして利用が出来る。
手順はヘッドレストを抜いて、座面を前に開けて、背もたれを前に倒すの3ステップ。
気を付ける点は、外したヘッドレストをテーブル上に置いてしまうと、4分の1以上のスペースを使ってしまう。助手席足下には置けないから、リアシートに放り投げるしかないw
それから座面を引っ張り上げる紐、閉め方によっては中に入り込んでしまう。見えなくなったらシートの下からグリグリ押し上げて、上から引っ張る。
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内装パネルのシボは薄い。
エアコン液晶部はスイッチによる切替で外気温が表示可能。
フロントシート座面長。普通車レベルに長め。ドライバーによっては長すぎの可能性もある。
リアシート足下スペース。
フロントシート座面長。フロントよりは短いけど、普通車レベルに長め。
違いを感じる練習、試し失敗した経験、一貫性ある運転で試乗レポート。
受け売りでなく、カタログ的でない。紹介ではなくレビューです。
評論家さまとの違いは、率直な表現と自由度の高さ。辛口といえば辛口です。
評価評論・比較レビュー「間違いいっぱいの自動車選び」。