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2016年記事 スズキ
 & 桃花

スズキ・ハスラー試乗評価「4」

評価評論「間違いいっぱいの自動車選び」。2015年式ハスラーG

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「視界と見切り、乗ってわかった長所短所」

スズキ
  • グレード:“G (ツートン・CVT)”
  • 年式:2015年式
  • 車両価格:132万円
  • デビュー年:2014年
ハスラー・インパネ1ハスラー・インパネ2

スズキ・ハスラー(型式MR41S)「Gツートン」の試乗レポートです。

大人気の軽自動車。個性的なエクステリアで注目度高し!カスタムベースとしても魅力的。


  1. ハスラー「1」エンジン・ミッション
  2. ハスラー「2」ドライビング感覚と乗り心地、静粛性
  3. ハスラー「3」内装とラゲッジスペース
  4. ハスラー「4」乗ってわかった長所短所
  5. ハスラー「5」他車比較と評価総合

関連ページ

  1. 次の世代:2代目ハスラー試乗レポート

細かな長所短所「1」

試乗してわかった細部の長所短所。

収納時のシートベルトがナイス!

長所短所1

使っていない助手席のシートベルト、カチャカチャと音を立てて不快。なんてクルマが多いこと多いこと。2000ccオーバーの車種でも普通にある。

このハスラーはクルマが揺れてもバックル部からのカチャカチャ音は気にならず。確認してみれば写真のように、ベルトのたわみが工夫され、緩衝材として機能していた。

大きな段差だと意味薄れるけど、そんな時はクルマ全体からノイズを発するから無問題。こうした工夫は他車でも取り入れて欲しいし、ユーザーはディーラーでも簡単にチェックできるから、クルマを試乗した際にはチェックしてみると良いかも。

使いやすいエアコン操作部

長所短所2

軽自動車全般で操作性の高い「エアコン操作部」。オートエアコンのタイプね。ハスラーはその中でも特に使いやすいと思う。

良い点は2つ。よく利用する「オート」と「オフ」が大きくわかりやすい位置にレイアウト。これだけあれば良いって方も多いんじゃない?

また温度の調整はダイヤル式で、この回し心地が適度な抵抗感で重めの回し心地。運転中の揺れる車内で、手元を見ずに操作するにはこれくらい抵抗があった方がいいと思う。

ボタンの押し心地はホンダのNシリーズに負けちゃうけど、あちらはレイアウトもコンパクトに高級車然として並んでる。使いやすさで評価すればハスラーの方が上じゃないかな。


※内容は辛口評価です。試乗時に確認したいポイントを重視!

細かな長所短所「2」

気になる位置が青く光るメインメーター

長所短所3

ヘッドライトをハイビームにすると、メーター上部が青く光る車種って想像できます?? ハスラーはエコノミー運転を評価する青いライトが、メーター上部に光る。

これが夜間運転中、ハイビームかなって間違えちゃう。筆者含むスタッフは皆揃って、思わずレバー位置を確認してしまった。

もちろん慣れれば問題ないだろうけど、すると他車を運転した時に問題起きないかな?できればこんな部分まで気遣かわれて開発された車種こそ、素晴らしいクルマの可能性が高いと思う。ちょっと残念な部分。

ワンタッチ3回点滅、解除方法は?

長所短所4

ハスラー(2015年)のウインカーは、軽くタッチすると3回点滅するタイプ。最近増えてきたタイプだよね。

このタイプはちょこっと動かすとレバーは中立に戻り、ウインカーは3回点滅する。そこで疑問。3回点滅を途中解除する方法はあるのか?今回のハスラーではちょっとわからなかった。

他メーカーの普通車では反対方向に軽く動かすと、キャンセルできた記憶がある。でもハスラーでは、反対方向に3回点滅してしまった。

間違えたり、そうじゃなくても急に解除したい場合は必ずある。この機能を使用するなら確認してみて下さい。

スズキのドアガラスは反射が強い?

長所短所5

もしかしたら間違いかも、と前置きした上で、スズキのドアガラス(フロント)は外光が反射しやすい気がする。比較したわけではなく完全に感覚なんだけど、このハスラーと、同スズキのソリオもそう感じた。

写真は助手席側のフロントドアガラス。運転席側から夕日があたっている。こんな場面と夜間、ネオンの強い市街地で気になる事がある。

ドラポジと視界

ピラー左ピラー右

運転席から見た斜め前。コーナーでフロントピラーが邪魔になる感覚を意識してみた。写真で見てわかるように、ここのピラーは相当に立っている。

そして予想通り、コーナーで邪魔にならず。ボディとミラーの間も十分に活用出来きて、交差点でも周囲の安全確認に問題なし。ほんとはもう少し細ければ嬉しいんだけど、それは贅沢ってもんでしょうw

フロント見切り1

ちょっと背伸びして前を見下ろした感覚。ボンネットが先の方まで視認できる。これは狭い曲がり角などで役立つ。

補足としては、フロントから壁に寄せるのはちょっと厳しい。例えば前にパイロンがあるとする。するとパイロンが見えない。ボンネットに高さがあって、先端まで高いからね。

位置は良いけどちょっと遠いルームミラー

フロント見切り2N-BOXのフロントウインドー

左の画像がハスラー。右の画像はN-BOX

ご覧頂いておわかりの通り、ハスラーは常識的な位置にルームミラーがある。運転中、無意識に後方確認ができるだろう。一方のN-BOX、もっと内側よりの天上からミラーが付いている

ワイドで開放的な雰囲気だけど、後方確認は意識してミラーを見るしかない。視点移動が大きく、だんだん面倒になってきて、後方確認の頻度は減ってしまう。

筆者的に好ましいのはハスラー。ただこれも弱点があって、ミラーの位置が遠い。だから調整時、ドライバーはシートバックから体を離して調整せざるをえない。思い通りの位置に調整するのは数回繰り返す事になりやすい。

ハスラー・メーター昼ハスラー・メーター夜間

メーター液晶部は切替で回転数も表示可能

メーター

メインメーターはシンプルな単眼式。速度以外の情報は下部の液晶部に表示される。

ここの液晶部は切り替え表示式になっていて、タコメーター(エンジン回転数)や車載燃費計などを表示できる。この辺りの切り替えにはメーター右側のスイッチを使用し、左側のスイッチを押すことでオドメーターに切替ができる。

実際にはホントに表示される必要があるか疑問の、アイドルストップ積算時間みたいのが表示されたり、それでいて切替は順送りのみなので、切替は普通に面倒。だから好みの情報1種類を表示されることになるんじゃないかな。

タコメーターは小さくてセグメント式だからほぼ飾り。またこれを表示させると燃費計は表示できないわけで。ポジティブに考えれば、「燃費気にしたら気持ち良く走れない」そんな方は隠してOK。「タコメーターいらんで」という方は瞬間燃費計を見ながらマニアックに走行OK。

さらに複数表示させたければハスラーの面白さを生かして後付メーターを追加するのもいいね。

スズキ ハスラー

スズキ自動車

ハスラー

  • 試乗グレード:“G(ツートン)”
  • 年式:2015年式
  • ミッション:CVT
  • 車両型式:MR41S
  • 新車価格:132万円
試乗レポ・ライター

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走行中回り込むコーナーでの視界は優れたレベル。



バックミラーは前屈みになって調整する。


給油口ふたを開けるレバーはここ。

試乗や比較が難しい中古車も、より具体的なレビューでぜひ!
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