間違いいっぱいの自動車選び。ソリオの試乗レビュー。
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スズキ・ソリオ(2023年式MA27S)ガソリン・グレード「G」の試乗レポート。4代目ソリオです。
2020年12月登場のソリオ。2023年式のグレード「G」試乗時の燃費です。車両重量は960kg、WLTCモード燃費は16.0km/L。
走行条件は1人乗車でエアコンON、タイヤ空気圧を確認してスタート。外気温は15〜16度。
ソリオだって様々な乗り方がされるはず。
なのでアクセル全開からのブレーキを試したり、雑な踏み方を試したりしながら山道中心に走った時の燃費。
49.3km走って燃費16.4km/Lが表示されました。
燃費チェックの動画撮影を兼ねての走行時。高速道路と一般道の組み合わせ。
49.3km走って燃費16.4km/Lが表示されました。
この時の様子、走り方やコースは動画にしています。
試乗時に200km走っての燃費、メーターに表示されていた燃費は20km弱を示していた時間が長かったです。
走行パターンは朝の軽い渋滞に20km、残りは高速道路含む幹線道路です。
撮影や燃費チェックの関係からこまめにリセットしていたので、大雑把な燃費です。計測できるのは1系統でした。
※内容は辛口評価です。試乗購入時のお役に立てれば幸いです。
2023年式ソリオに乗って感じた乗り心地の印象。見た目からのイメージそのままだから、ほんと期待通りだったという安心感。
サスペンションがリッチにストロークするわけじゃないし、質だってそれなり。でも、段差でのショックを感じにくい乗り心地。
また足回りは柔らかいけど、大きくはフワつかない。動き早くも唐突な伸び縮みは抑えられる。
タイヤやブッシュなどゴム部品が快適方向と思われ、ついでにシートも柔らかく、ソリオらしい乗り心地を感じます。
ショックは乗員に優しく、フワフワは適度といった乗り心地。そして質感より実質的とも感じられるオブラート感。
「ゴツゴツするけど質が高い」なんて意味不明な注釈はソリオにはいりません。
先々代、先代から続くソリオらしさは当モデルも健在。その上で走りやすさがレベルアップしてます。
試乗したソリオのタイヤサイズは165/70R14。厚みある70扁平です。上位グレードでも65扁平。
扁平率は幅に対する厚みだから、実際はそこまで厚くはないです。それでも衝撃吸収という面ではわかりやすい。
ざらついた路面では微振動が感じられたけど、カッチリしたクルマだったらより強く伝わってきた可能性考えると、マイルドって良いです。
ソリオの弱点と言えるのは前後の揺れ。前が沈んだり伸びたり、後ろが伸びたり。加速減速だけなく段差でも、ピッチングと呼ばれるこれが目立ちます。
ドライバーがコントロールしようにも難しい部分があって、滑らか運転をこなそうとすれば驚くほどゆっくりした加速しかできません。
減速だってシビアにブレーキ調整しないと前後に揺すられ、ABS作動したらそれでグワングワン。
半分はドライブトレーンや車重に起因するであろう部分。半分はボディ全長短くて背が高いから、許容しなければって部分です。
路面からの衝撃小さく、前後の揺れは目立ち、ザラつきは適度に伝える。
一般的に「乗り心地って何を指すのか?」
って考えたらこの順番だよね。
衝撃がマイルド!普通はこれが乗り心地って認識でしょう。
柔らかいシートは乗り心地に貢献。実は重要な部分です。
シートは全面的に柔らかく、言葉にすれば超ソフト。それもコシのある柔らかさではなく、ただただソフト。
これが良い意味でも悪い意味でもオブラート感に繋がります。衝撃や微振動には貢献しているはず。
同じくスズキのクロスビーと同様です。
シートは体型や慣れの問題と前置きしつつ、体をスポッと包んでくれる感覚は希薄。どちらかといえば腰掛けてるって感覚で落ち着かない。
背もたれが少し凹んでいればまた違っただろうけど、座面角度に対して盛り上がり気味。現状だと意識して背骨をまっすぐ保つように気を使いました。
気を抜くと背が丸まったり、横に曲げたり、ほんのわずかでも姿勢が崩れ、気になって修正を繰り返してました。
筆者の体型(172cm62kg)だとシートはちょっと小さめ。なので小柄な方にはピッタリだと思います。サイズ感も柔らかさもね。
ボディの全幅は一般的な5ナンバーサイズより小さく、ウォークスルーも可能。そして主たるお客様を考えれば、ぜんぜん悪いわけじゃないです。
リアシートのクッション性はフロントシート同様。シートアレンジが豊富かつ、着座感は前席と変わらず。犠牲になってません。
座面は柔らかくコシがなくても、沈みすぎてフレームの硬いところが顔を出すとはならなそう。
チャイルドシートの付けやすさはわかんない。ここに関していえば硬いほうがいいかも。
また柔らかくて姿勢的に崩れやすいとしても、いくらでも座り直せるだけのスペースがあるので、これだって広さの利点。足を伸ばしたくなった時だっていくらでも伸ばせます。
うるさいけど嫌味のない音質のノイズは、静かでも音質的特性が気になるクルマより良いかもしれない。そう感じさせてくれるソリオの車内静粛性。
エンジンやCVTのノイズは単純に大きいです。
ロードノイズや車外からのノイズ、聞き疲れしない音質で良いです。音質的なバランスが耳に優しい。
圧力の高い低音域が抑えられ、中音域はふんづまってなく、特性的に不快感を感じにくい音質。
うるさいのは事実だけど、耳障りじゃない音質だから疲れにくい。筆者の耳にはそう感じられました。一人乗車での印象ね。
軽自動車からソリオクラスあたりだと、こう感じるクルマが多い。これには小柄なタイヤサイズが効いてると考えられます。
路面を叩く音、微振動が大きなノイズになるから、幅は狭く柔らかいタイヤが良い。トレッドのブロックだって剛性低いほうが好ましいだろうから、実用的なタイヤだってメリットあります。
高回転では盛大な吸気音を気持ちよく聞かせるエンジン。でも日常域での静粛性では、気になる部分がいくつか。
市街地では「回転上げて加速して、素早く回転落として巡航」が繰り返される。この時の、音が盛り上がって盛り下がるが頻繁です。グワーン、一息、グワーン、みたいなね。
CVTからのノイズであろう音も目立ちます。
キュイーンやらフゥーンやらカコンやら、メカニカルなノイズで賑やか。
これらノイズは、丁寧な運転を心がけていてこんな感じ。常時スポーツモードで走ればノイズのレベル変動が減って落ち着くけど、やっぱりうるさいからどうするか悩みます。
評価評論「間違いいっぱいの自動車選び」。一部の画像は拡大します。
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違いを感じる練習、試し失敗した経験、一貫性ある運転で試乗レポート。
受け売りでなく、カタログ的でない。紹介ではなくレビューです。
評論家さまとの違いは、率直な表現と自由度の高さ。辛口といえば辛口です。
評価評論・比較レビュー「間違いいっぱいの自動車選び」。