間違いいっぱいの自動車選び。ソリオの試乗レビュー。
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スズキ・ソリオ(2023年式MA27S)ガソリン・グレード「G」の試乗レポート。4代目ソリオです。
ハイトワゴンとして歴代評価高いソリオの内装。「小さくて広くて便利」という矛盾を、軽自動車よりハイレベルに覆します。
好み分かれるらしいセンターメーター。先代から続く、ひと目でソリオとわかる特長でもあります。
言い換えると、先代と見間違えやすいんだけどね。
思うのは目の前がスッキリしているのは長所。あとは運転中、メーターを確認する頻度によって、良し悪しが分かれそう。
ふと気になって速度計を見る。意識して見ようとしないと、速度計に目がいかない。いつもの10分の1とか20分の1とかそれ以下。そんな感じでした。
運転席から近い燃費計には目が行くんだけど、速度計はそれより左より。
気がつくと速度が落ちているってことが多かったです。慣れの問題かどうかはわかんない。
続いては良い点。内装ダッシュボード、運転席前の収納には、盲蓋と12V電源ソケットがありました。
調べると、ここにETC車載器が搭載されたり、グレードによってはUSB電源ポートが備わるそう。
これはいいね!使いやすい位置だし、隠せるし。
便利さをウリにするソリオの内装だけど、「そこまで生活感を感じさせない」という魅力を感じます。
スズキらしいギミック的な機能がバッチリ。写真はGモニターとペダル踏力モニター。若い世代だけでなく、筆者も心躍ります。
滑らかな運転に興味を持つ人が増えると思いたい。いやきっと増えるはず。
切り替えはハンドル左下のスイッチで順送りのみ。多機能なのにページをめくる感覚だから、切り替えはちょっと大変。
試乗したソリオだとステアリングスイッチは何もなく、それもあってここで。「info」というのプッシュとホールドで操作します。
スタートボタンは右側でわかりやすい位置。あるべきところにあるって安心。
造形なりなんなりで、もうちょっとを望みたいのはこのあたり。
素材でレベルアップしなくても何かあるんじゃない?って思っちゃう。ここはバンディッドでも基本一緒。
実用的な部分が重要だろうから、見た目じゃなくて。でも操作性はもうちょっとと思わなくもない。シフトとかエアコンとか。他のスズキ車も基本一緒。
シフトセレクターにはSモードのスイッチが付いていて、場所は親指のところ。これは使いやすいし、わかりやすい。
機能的には165万円のベーシックグレードからオートエアコン。先代ソリオはマニュアルエアコンが存在したから、それと比較すればぐっと立派!
シートはふんわりソフト。端から端までとても柔らかい。
シート印象は長いので、次ページで記しています。
※内容は辛口評価です。試乗購入時のお役に立てれば幸いです。
ソリオの助手席から見た、内装印象など。
まずはドアパネル。平面的な処理に触れさせていただいたインパネに対し、ドアトリムは飾り気や立体感が感じられます。
腕を置くところのくぼみと、それを強調するストライプ。カットもアグレッシブです。
アームレスト後端は盛り上がり、厚みはわずかでも布張り処理がされた内装です。
フロントのスピーカー(ミッドレンジ)は、最下部ではなく、中段くらいにレイアウト。高い位置にある方が、車内音響特性その他、有利な点ばかり。
スピーカーって位置と反射、耳やツイーターとの距離、これらがすごく重要。
助手席下にはおなじみの収納。通称バケツが備わります。
これがあるのに、シートの座面はきちんと作られていて、めちゃくちゃ柔らかいのに底突きしません。
正確にいえば、筆者の体重で内部フレームの硬いところにあたりません。
右の写真、ウォークスルーできるのと、シートヒーターのスイッチ。間違えずに押せ、手探りでも押せる位置に。
寒くて真っ先に暖めたい時、素早く確実に押せます。運転中の切り替えも超簡単!超安心!
小さくても広い!アレンジいろいろ。ソリオの特長つまったリアシートです。
まず飛び道具的な部分。リアシートの背もたれは大きく倒れます。その角度、実に56度!
つまり45度以上、倒れます。
シートを一番前に出して、肩のレバーを引くと、一瞬でグワッと!。
ストンと倒れて最初はびっくり。
倒した状態の視界はほんとにこう。天井しか見えない。全く盛ってないです。
2023年2月登録のソリオだと、ショルダー部のレバーはリクライニングのみ。年式によりスライドもここに。
シートバックは前方にもボコンと倒れます。ハイトワゴンってこういう部分にお金かかってると思います。
リアシートのスライド量は165mmとのことで、しっかり意味が感じられるだけ前後します。
試乗したソリオでは、スライドさせるのは足元のバーを持ち上げる方式。同じスズキ車で同じシートに見える車種同士でも違いがあったり。
どうでもいい小ネタでひとつ追加。
シートベルトは遠くて後ろの方にあります。
最後端まで下げて、リクライニングさせている時は良いけど、そうじゃない時は、遠くて引くのが大変でした。
ソリオのリアシートはフロントシートと同レベル、というか同じ質感が確保されています。シート座面もシートバックも同様のクッション性、着座感も似てます。
リアシートのレベルが下げられていなのが嬉しいところ。同じなら喧嘩にならなくていいね。
押しても座っても、非常に柔らかい。どなたでも柔らかいと感じられるはずです。それくらい最高レベルの柔らかさ。
ヘッドレストは伸ばさないと座りにくかったです。
同じスズキのクロスビー、クロスビーの時は伸ばさなくても座れて、ソリオも同じ作りに見えるんだけど、わずかに違いそう。シートアレンジも似てるけど異なります。
2023年式ソリオのラゲッジスペース。年式と駆動方式で若干の違いがあります。
ラゲッジスペースは軽自動車の親分的感覚で見ると、広いね!って感じます。幅、奥行きともに手荷物なら困らないであろうスペースがあります。
リアシートはラゲッジ側から、背もたれの角度が変えられます。
(グレードまたは年式により、ラゲッジから前後も可能)
かなり寝るので、寝かせればリアシート優先、逆に立てればラゲッジ優先になります。
床面のボードはベロが伸びるタイプですが、しっかり厚みがあって丈夫そう。安心感が高いです。
厚みがあるからか、後ろ下がりが気になりました。上り坂に止めると、荷物が滑り落ちてきそうな感覚。次ページで触れます。
ラゲッジフロアのボードを持ち上げると、大きなアンダートレイが顔を出します。
ジュニアシートが入るサイズです。
ここは2WDと4WDでサイズが異なるそう。写真は2WDモデルです。
評価評論「間違いいっぱいの自動車選び」。一部の画像は拡大します。
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違いを感じる練習、試し失敗した経験、一貫性ある運転で試乗レポート。
受け売りでなく、カタログ的でない。紹介ではなくレビューです。
評論家さまとの違いは、率直な表現と自由度の高さ。辛口といえば辛口です。
評価評論・比較レビュー「間違いいっぱいの自動車選び」。