試乗比較とレビュー、間違いいっぱいの自動車選び・スズキ

2024年記事 全5ページ
 & 

ソリオ試乗レビュー「4」
内装質感と使い勝手

間違いいっぱいの自動車選び。ソリオの試乗レビュー。

4ページ目

「特長いろいろ、内装(フロント〜リアシート、ラゲッジ)」

  • グレード:“G”
  • 年式:2023年式
  • 車両価格:165万円
  • デビュー年:2020年12月〜
ソリオ・内装(昼)4代目ソリオ・内装(夜)4代目

スズキ・ソリオ(2023年式MA27S)ガソリン・グレード「G」の試乗レポート。4代目ソリオです。


  1. ソリオ・特徴とボディデザイン
  2. ソリオ・燃費、乗り心地、静粛性
  3. ソリオ・エンジン加速感、ハンドリング
  4. ソリオ・内装質感と使い勝手
  5. ソリオ・ 小さな長所短所と評価総合

内装:フロントシート

ソリオ:内装インパネMA27S

ハイトワゴンとして歴代評価高いソリオの内装。「小さくて広くて便利」という矛盾を、軽自動車よりハイレベルに覆します。

大きな特長はセンターメーター

好み分かれるらしいセンターメーター。先代から続く、ひと目でソリオとわかる特長でもあります。
言い換えると、先代と見間違えやすいんだけどね。

内装インパネ1内装インパネ2

思うのは目の前がスッキリしているのは長所。あとは運転中、メーターを確認する頻度によって、良し悪しが分かれそう。

感想、メーター見る回数が少なかった

ふと気になって速度計を見る。意識して見ようとしないと、速度計に目がいかない。いつもの10分の1とか20分の1とかそれ以下。そんな感じでした。

内装インパネ3内装インパネ4

運転席から近い燃費計には目が行くんだけど、速度計はそれより左より。

気がつくと速度が落ちているってことが多かったです。慣れの問題かどうかはわかんない。

便利さが想像できる

続いては良い点。内装ダッシュボード、運転席前の収納には、盲蓋と12V電源ソケットがありました。

内装インパネ5内装インパネ6

調べると、ここにETC車載器が搭載されたり、グレードによってはUSB電源ポートが備わるそう

これはいいね!使いやすい位置だし、隠せるし。

ソリオ:内装

便利さをウリにするソリオの内装だけど、「そこまで生活感を感じさせない」という魅力を感じます。

メーター内、液晶部の操作

スズキらしいギミック的な機能がバッチリ。写真はGモニターとペダル踏力モニター。若い世代だけでなく、筆者も心躍ります。

メーター1メーター2

滑らかな運転に興味を持つ人が増えると思いたい。いやきっと増えるはず。

切り替えはハンドル左下のスイッチで順送りのみ。多機能なのにページをめくる感覚だから、切り替えはちょっと大変。

メーター3スイッチパネル

試乗したソリオだとステアリングスイッチは何もなく、それもあってここで。「info」というのプッシュとホールドで操作します。

スタートボタンは右側でわかりやすい位置。あるべきところにあるって安心。

クラスなり、と感じる部分

造形なりなんなりで、もうちょっとを望みたいのはこのあたり。

エアコン操作部1シフトセレクターとエアコン

素材でレベルアップしなくても何かあるんじゃない?って思っちゃう。ここはバンディッドでも基本一緒。

実用的な部分が重要だろうから、見た目じゃなくて。でも操作性はもうちょっとと思わなくもない。シフトとかエアコンとか。他のスズキ車も基本一緒。

シフトセレクターにはSモードのスイッチが付いていて、場所は親指のところ。これは使いやすいし、わかりやすい

機能的には165万円のベーシックグレードからオートエアコン。先代ソリオはマニュアルエアコンが存在したから、それと比較すればぐっと立派!

フロントシート

シートはふんわりソフト。端から端までとても柔らかい

シート印象は長いので、次ページで記しています。

 


※内容は辛口評価です。試乗購入時のお役に立てれば幸いです。

内装:助手席

ソリオ:内装・助手席側

ソリオの助手席から見た、内装印象など。

大味に見せないドアパネル

まずはドアパネル。平面的な処理に触れさせていただいたインパネに対し、ドアトリムは飾り気や立体感が感じられます。

ドア内装ドアトリム

腕を置くところのくぼみと、それを強調するストライプ。カットもアグレッシブです。

アームレスト後端は盛り上がり、厚みはわずかでも布張り処理がされた内装です。

フロントのスピーカー(ミッドレンジ)は、最下部ではなく、中段くらいにレイアウト。高い位置にある方が、車内音響特性その他、有利な点ばかり。
スピーカーって位置と反射、耳やツイーターとの距離、これらがすごく重要。

バケツがついても!柔らかいシート座面

助手席下にはおなじみの収納。通称バケツが備わります。
これがあるのに、シートの座面はきちんと作られていて、めちゃくちゃ柔らかいのに底突きしません。

シート下の収納ウォークスルー

正確にいえば、筆者の体重で内部フレームの硬いところにあたりません。

右の写真、ウォークスルーできるのと、シートヒーターのスイッチ。間違えずに押せ、手探りでも押せる位置に。
寒くて真っ先に暖めたい時、素早く確実に押せます。運転中の切り替えも超簡単!超安心!

内装:リアシート

ソリオ:内装リアシート1

小さくても広い!アレンジいろいろ。ソリオの特長つまったリアシートです。

凄いリクライニング

まず飛び道具的な部分。リアシートの背もたれは大きく倒れます。その角度、実に56度!

つまり45度以上、倒れます。

リアシート1リアシート2

シートを一番前に出して、肩のレバーを引くと、一瞬でグワッと!。
ストンと倒れて最初はびっくり。

倒した状態の視界はほんとにこう。天井しか見えない。全く盛ってないです。

リアシート3リアシート4

2023年2月登録のソリオだと、ショルダー部のレバーはリクライニングのみ。年式によりスライドもここに

シートバックは前方にもボコンと倒れます。ハイトワゴンってこういう部分にお金かかってると思います。

スライドも余裕ある

リアシートのスライド量は165mmとのことで、しっかり意味が感じられるだけ前後します。

リアシート5リアシート6

試乗したソリオでは、スライドさせるのは足元のバーを持ち上げる方式。同じスズキ車で同じシートに見える車種同士でも違いがあったり。

リアシート7

どうでもいい小ネタでひとつ追加。

シートベルトは遠くて後ろの方にあります。

最後端まで下げて、リクライニングさせている時は良いけど、そうじゃない時は、遠くて引くのが大変でした。

フロントシートと変わらぬ質感

ソリオ:内装リアシート2

ソリオのリアシートはフロントシートと同レベル、というか同じ質感が確保されています。シート座面もシートバックも同様のクッション性、着座感も似てます。

リアシートのレベルが下げられていなのが嬉しいところ。同じなら喧嘩にならなくていいね。

リアシート8リアシート9

押しても座っても、非常に柔らかい。どなたでも柔らかいと感じられるはずです。それくらい最高レベルの柔らかさ。

リアシート10

ヘッドレストは伸ばさないと座りにくかったです。

同じスズキのクロスビー、クロスビーの時は伸ばさなくても座れて、ソリオも同じ作りに見えるんだけど、わずかに違いそう。シートアレンジも似てるけど異なります。

内装:ラゲッジスペース

ソリオ:ラゲッジスペース

2023年式ソリオのラゲッジスペース。年式と駆動方式で若干の違いがあります。

使いやすくサイズ可変の奥行き

ラゲッジスペースは軽自動車の親分的感覚で見ると、広いね!って感じます。幅、奥行きともに手荷物なら困らないであろうスペースがあります。

ラゲッジスペース1ラゲッジスペース2

リアシートはラゲッジ側から、背もたれの角度が変えられます。
(グレードまたは年式により、ラゲッジから前後も可能)

かなり寝るので、寝かせればリアシート優先、逆に立てればラゲッジ優先になります。

床面のボードはベロが伸びるタイプですが、しっかり厚みがあって丈夫そう。安心感が高いです。

ラゲッジスペース3ラゲッジスペース4

厚みがあるからか、後ろ下がりが気になりました。上り坂に止めると、荷物が滑り落ちてきそうな感覚。次ページで触れます。

大きなアンダートレイ

ラゲッジスペース5

ラゲッジフロアのボードを持ち上げると、大きなアンダートレイが顔を出します。

ジュニアシートが入るサイズです。

ここは2WDと4WDでサイズが異なるそう。写真は2WDモデルです。

 


評価評論「間違いいっぱいの自動車選び」。一部の画像は拡大します。

ソリオ・内装助手席・4代目ソリオ・メーター(夜)4代目

動画:内装とソリオの話

準備中です。動画アップしたらリンクします。

ソリオ


MODEL(ソリオ)

  • グレード:“G”
  • 型式:MA27S
  • 年式:2023年式
  • 車両価格:165万円

エンジン概要

  • 排気量:1200cc
  • エンジン型式:K12C

その他概要

  • 車重:960kg
  • ボディサイズ:3790×1645×1745mm
  • 発売開始:2020年12月
試乗レポ・ライター

「元お車整備士」「ヒラリー男爵」がお届けします
元自動車整備士ヒラリー男爵

系列サービスです!

法人、個人事業主の「ETCカード」。複数枚契約が可能。
セディナなど法人ETCカード

系列サービスです!

「自動車保険一括見積り」の比較。見積もりはメールか郵送で安心。
保険一括見積りサービスの比較サイト

 
ネットでバッテリー価格を確認
国産車バッテリー













試乗や比較が難しい中古車も、より具体的なレビューでぜひ!
自分の言葉で!研ぎ澄ました感性で!

違いを感じる練習、試し失敗した経験、一貫性ある運転で試乗レポート。
受け売りでなく、カタログ的でない。紹介ではなくレビューです。

特徴を明確に!写真もできる限り!

評論家さまとの違いは、率直な表現と自由度の高さ。辛口といえば辛口です。
評価評論・比較レビュー「間違いいっぱいの自動車選び」。

開設22年!最新が最良です 転載はご遠慮ください
総合サイトマップ / 間違いいっぱいの自動車選び / 運営会社