間違いいっぱいの自動車選び。クロスビーの試乗レポート。
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スズキ・クロスビー、グレード:ハイブリッドMV、2024年式MN71S)。2017年12月もしくは2018年1月登場のSUVタイプ。
クロスビーの内装、インパネなどフロンシート周辺の質感や使い勝手。
白いパネルを除くと、オーソドックスにハイトワゴン的なインパネ。
妹的存在のハスラーが、極限までにゴツカワイイを表現しているのと比較すると、奇抜さなくまとまっています。
インパネは最大限にスペースを稼げるであろう絶壁系。シフトセレクターも真下に動かす感覚。
力が入りやすいので、実際より滑らかに感じられる長所と、現在のポジションがわかりにくいという短所があります。
スズキと言えば凝った内装!クロスビーではエアコン操作パネルにこだわりを感じます。
プッシュスイッチはクロカン的。グローブをしていても確実に押せるような仕立て。隔壁は高く、スイッチは置くまでストロークします。
上下に動かすレバーは未来的。スイッチの質感も良いです。安っぽくない。
アクリルパネルはラウンドしていて、曲面で統一感ある構成と感じられます。
夜はアンバー照明で明るく、視認性もくっきり。
ナビモニター下の部分は、何かを連想させる作り。
筆者は、テレビの下に置くバータイプのスピーカーを連想しました。もしくはバズーカ型のサブウーファーとかね。
車内にリビングの発想を取り入れる。私のお部屋って感じですね。
メーターでもスズキらしい特徴を感じます。
タコメーター、スピードメーターともに、垂直ゼロ指針。
針が一番下から始まり、もっとも見やすいのが6000回転&160kmというデザイン。ユニークです。
ただね、普段のスピードメーター視認性は良くないです。下の方でちょびちょび動くだけ。目盛りが細かいから針の動きはゆっくりだし、細かな速度を認識するには時間がかかります。
エッジを際立たせるシルバーのモールが入り、表地の表情も複数。
質が高いとかそうした座り心地は感じないけど、見た目に華やか。華やかでいて、ヤリスクロスで見られるような変わった茶色だったりもしません。
オシャレ感だそうとしてオシャレじゃなくなってる例って多いけど、クロスビーはその逆。女性でも男性でも、20代でも50代でも、って感じです。
クロスビーぽいのかぽくないのか?ゴツゴツを深い造形のドアトリム。
取ってつけたようなホワイトパネルが、好み分かれそう。
筆者的には、余計なことしなくていいから〜って思っちゃう。もしくは、ドア内装の上半分を白くしてほしい、とかね。
ドリンクホルダーは充実しています。もっとも使いやすいインパネサイドは、穴に深さがあって、安定して置ける。四角い紙パックも入ります。
すごく安心感高いレイアウト。ただ、エアコンの風はアタリません。
ドアポケットのドリンクホルダーは気配り感じます。
乗員の方(後ろに向かって)に傾いていて、シートを後ろに下げて座るときにちょうどいい!感動しました。
いつも思うんだけど、トヨタ車で気配り、本音で凄いと思った記憶が...。最大手なのにね。
自分はシャワールームで思い浮かんだようなアイデアに感動します。好きで仕事してるって感じするでしょ。
逆にいうと、スズキとかホンダとかダイハツとかマツダとか、なるほどねって嬉しくなることがよくある。
次の写真はハンドル下の小物入れ。
ペットボトルは入らないから、折りたたみ傘用かな。
走行中に落ちてこないように設計されていると思うけど、落ちてペダルの下に転がったら大変。あとつま先が引っかかるので、自分のクルマだったら外したいところ。
クロスビーの大きな魅力である、アイデア詰まった内装。細かな部分でも考えられているよね!と感じる部分がありました。
※内容は辛口評価です。試乗時に確認したいポイントを重視!
クロスビーの内装、助手席で感じたこと。
エンジンや路面の微振動がシートでカットされ、最も滑らかに感じられる場所が、助手席です。
シートを触ると、運転席より助手席が柔らかい。運転席も柔らかいので、助手席はフワフワです。
ハンドル握らなければダイレクト感とか関係ないし、短時間・低速走行なほどに良さを味わえます。
広いと言われるクルマでよくあるのが、助手席の狭さ。クロスビーもしかり。
足元はもう少し奥行きが欲しいし、左足側はホイールハウスが真横にきます。
腰を押し込んでしっかり座ってギリくらい。ダランと座ろうとすると、スペースが欲しくなります。
おなじみのシート下バケツ。座面を持ち上げると出てきて、取っ手が付いていて取り外しできます。
これを単純に紹介しても面白くないから、リアシートから取れるか試してみました。
中に残った飴ちゃん、どうしても食べたい!
頑張って手を伸ばしたら、開けて取ってと出来ました。
クロスビーのリアシート。アイデアの塊みたいな軽自働車と、同じように考えられているリアシートです。
広いだけではなくて、合理的と思えるリアシート。スペースをラゲッジと分け合う形で使用できます。
シートは前後スライドとシートバック角度が調整可能。位置的に、乗り込んでからは操作しにくいけど、できないことはないです。
ヘッドレストは多少なりとも凹んでいて、シートバックとの一体感が強められています。
筆者の身長(172cm)だと、伸ばさなくても座れます。伸ばさないと背中にあたって座れない車種もあります。
前後方向も頭上もスペースがあって、広さはご想像の通り。軽自動車の親分的な作りと思えます。
横幅に余裕はなく、センターのアームレストはありません。でもそれくらい。腕に窮屈さを感じず、2人が座れます。
座面の前後長が短いので、より広く感じられます。この長さは小柄な方にピッタリだと思います。
シート下まで足を伸ばすと、運転席後ろと助手席後ろで差があります。
走行用バッテリーが搭載される関係でしょう。助手席下にはストッパーがあり、奥まで足が入らないようになっています。
運転席と助手席の隙間はわずかですが、ウォークスルーもできます。
実際に試してみると、できなくはないといった感じ。
ゆっくり時間をかけて足の角度を決めれば、あとはガバっと跨ぐだけ。
フロアは、フロントシート側が盛り上がっていて、リアシート側はフラットに近づいています。
室内高に余裕があるので、この上に立ってしまうのもいいです。フロアマットもしっかり被っています。
クロスビーのラゲッジスペース。アンダートレイは次ページで取り上げています。
リアシートが前後にスライドするので、奥行きの調整が可能。
これが便利で、広すぎれば荷物がグラグラ動いちゃうから、固定のために調整することができます。
リアシートを最も後ろまで下げても広い軽自働車と同程度のスペースがある。
リアシートの前後と角度は、ラゲッジ側からも調整可能。
前後の調整量は16cmとのことで、シートバックの厚み分くらいの調整ができます。
写真に写っているベロの部分は、フラットにした時の隙間対策。シートと一緒に前後します。
こんな状態になっちゃうと、リアシートからベルトに手が届きません。
こうならないためにフックが付いています。
写真でいうと手の先。そこに引っ掛けてからリアシート位置を調整します。
クロスビーで、キレイな映像で、ナイトドライブしながら走行フィールレビュー。
サブチャンネルにアップしている動画なので、メインよりハッキリと、感じたことをそのままの言葉で表現しています。
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違いを感じる練習、試し失敗した経験、一貫性ある運転で試乗レポート。
受け売りでなく、カタログ的でない。紹介ではなくレビューです。
評論家さまとの違いは、率直な表現と自由度の高さ。辛口といえば辛口です。
評価評論・比較レビュー「間違いいっぱいの自動車選び」。