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間違いいっぱいの自動車選び。RAV4試乗レビュー。
トヨタ・RAV4(2024年式MXAA54)ガソリン・グレード「アドベンチャー・4WD」。
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RAV4、アドベンチャー4WD。内装の質感や乗って感じた使い勝手。
「華」や「質感」より「オーソドックス」。ライバル車ほど特別感を感じない造形ながら、要所は光り物でクラス感を表現。
内装造形は走りやすさにも影響を与えるから、オーソドックスとは悪って意味じゃない。使いやすくまとまり、でも使いにくい部分も少しあって、それは次ページで紹介。
RAV4アドベンチャーの価格は371万円。この記事を書いている2025年現在、最も安価にシートベンチレーションを味わえるモデルかもしれない。
簡単に言えばシートクーラー。シート内臓のファンが回って、シート表地の穴から空気を吸い込む。
使ってみて思うのは、背中に汗をかかなくていい。パンツがびしょびしょになるって状況から開放される。するとアソコも爽やかにw
逆の面では、ファンの音が気になる。
静かな夜間だとシューって音がずっと聞こえます。強さは3段階から選択可能。
いずれはよりベーシックなモデルで装着されるようになり、そしたら上級車はもっと大きなファンで、耳障りにならないノイズでファンが回ると思います。
クライメイト(空調)でもう一つ。エアコン操作部が印象的。RAV4らしいと一瞬で感じる部分。
温度表示は大きく力強い文字体で表示される。実際見るとはっきり大きい。
AUTO、OFF、DUAL、ACの各スイッチは大きくわかりやすい。そしてロータリースイッチには螺旋状のゴムが巻かれ、ゴツく雰囲気満点。
よく使うスイッチと表示はメリハリあって好印象。DUALだって、下に戻す時にサッと戻せなければ、使いたくないからね。これも大事。
加えて、オリジナリティの重要性を言いたい。
内装がすべて共通部品化されたら、つまらなすぎます。それこそ白物家電。
そのクルマのイメージってあるでしょ、それに合わせた独自デザインが望ましい。RAV4ではオリジナリティを感じるのがいいです。
トヨタっていうと内装でケチるとよく言われる。確かに質感はそれなり。でもオリジナリティという大きな要素はしっかり出してる。心配は次の型。どうだろう?
高さがあってしっかりした区切り(=コンソール)、たくさんのボタンが用意され、美しく光るスイッチ。
高級車が高級と感じやすい部分、コンソールの高さ。RAV4では膝の高さより高い位置まであります。
横置きFF車だから演出でしょ、って言われればごもっとも。でもね〜そんなこと言える時代じゃない。
助手席との境がしっかりあると、男二人でもリラックスしてドライブできます。
カラフルなだけじゃなくて、じわ〜っとコントロールされた光り方。これが上品です。夜間の光り方を撮影したけど、じわっとした光り方は動画で。
触っているのが4WDシステムの選択。青白黄色と色を変える。
ドライブモードも各モード独立したスイッチが用意される。
操作すると液晶メーター全体を使って、切り替えたことを教えてくれる。
この画面オーナーでも、定期的に見たくなるんじゃない?
RAV4のセンターコンソール続き。アームレストについて。
センターのアームレストはちょっとずつ遠慮すれば2人で使える大きさがある。そして良いのは...。
中央にステッチが入っていること。
これによって、どこまでが自分の場所と、言わなくても伝わる。シフト操作する時に「ちょっとごめんね」って毎回いうのは申し訳ないからね。
テリトリーをさりげなく伝えられるステッチは、考えられた気配り、のはず。たまたまじゃないよね。
※内容は辛口評価です。試乗購入時のお役に立てれば幸いです。
RAV4のフロントシート。アドベンチャーではコンビシートタイプになる。見た目に安心感あって、サイズやクッション性も余裕あります。
サイドサポートは盛り上がるものの、適度に柔らかく邪魔に感じない。背中を預ける部分も緩く、体の大きな方でもよほどじゃなければきつくない余裕。
乗降性としてはシート高が少し高く感じられたけど、座面のサイドサポートが邪魔しないのがいい。
クッション性含め、広いユーザーに対応するであろう魅力。人気車らしい作り、こうした部分から感じられます。
パワーシートは2のメモリー機能付き。調整箇所は前後と高さ、角度、ランバーサポート。
パワーシートってランバーサポート(背骨支え)調整ができて当たり前だと思っていたけど、これがないパワーシートもあるので記します。
RAV4のリアシートはフロントシート以上に、幅広い層に対応するデザイン。特別感ない反面、どんな人でも座りやすく、不快感を感じない方向を狙っていると思う。
余計なことをしないベーシックな魅力。おじいちゃんおばあちゃん、お父さんお母さん、お坊ちゃまお嬢様、どんなシートを好むか考えてみてください。
柔らかければいい、という方が多いと思う。普通はね。
RAV4のリアシートは、どこもかしこも柔らかい。座面おしり、座面太もも裏、サイドサポート、シートバック。
シートバックの下の方、腰のあたりは盛り上がり背中を支えてくれる。低い位置というのがポイントで、トヨタ車に共通するシートの良さ。
体は沈み込んで支える。サポートを張り出すのではなく、沈み込みで揺れから体を支える。上級車的です。
普通がいいわ、という中に、ちょっとの高級感を入れてくる。トヨタの上手な部分をここからも感じます。
RAV4のボディ全長は4610mm。ホイールベースは2690mm。大型FF車用プラットフォームを使ってコンパクトに仕立てる。リアシートもラゲッジも効率よく感じられます。
身長182cmのスタッフが目一杯深く座って、こんな感じ。
助手席の位置は172cmの筆者が運転する位置と合わせています。
これでも狭いわけじゃないけど助手席は大きく後ろに下がるので、少しは遠慮しないと後ろは座れません。なお頭上は問題ないとのこと。
リクライニング機構を生かして浅くダランと座るなら、もっとスペースが必要。でもそれは贅沢というもの。ミニバンしか選べなくなる。
リアシート膝前の空間だけなら軽自動車の方が広いわけで、でも横幅や着座姿勢だって重要。広さだけが快適性じゃないです。
ヘッドレストは引き出さなくても座れます。シートバックが大きく、背中に邪魔をしません。短時間ならそのまま座ればいいし、不安を感じたら伸ばせばいい。
伸ばさないと座れないシートって、降りるときには縮めないといけない。爪を押し込んで収納するのって、面倒です。
リアシートベルトの引き出し、滑らかで軽かったです。
RAV4のラゲッジスペース。パワーテールゲートがないと閉めるのがたいへんだけど、あとはパッケージング効率よいと思わせるサイズ。
ライバル車よりホイールベース短く、ボディ全高は高い。ラゲッジにとっては有利です。
ボディ全長はハリアーより15cm短いRAV4。それでいてラゲッジスペースはハリアーより広いというのがアピールポイントになっている。
実際には一緒だけどね。寸法や容量としては少し大きいんだって。
奥行き1mは荷物を平置きできるのがいい。フロアの広さは日常でも役に立つ。縦積みよりスマートだし、ここでこのまま、バッグ開けて出し入れできる。
RAV4の全高が高いのはわかる。それいがいは?メジャー当ててみたり、覗いて考えてみた結果、右側のくぼみが限界まで削っている可能性。
まあ一緒ってことだよね。全長の差を考えれば効率いいといえます。
テールゲートは高く上がり、重さもあって、閉めるのはたいへん。これは面倒で開けなくなるタイプ。
多用するならパワーテールゲート、パワーバックドアが欲しいところ。
RAV4ではグレード「G“Z package”」に標準。「アドベンチャー」は8万円程度のオプション。
評価評論「間違いいっぱいの自動車選び」。一部画像は拡大します。
RAV4の内装質感や使い勝手。単純な紹介以上の、感想その他も言及しています。さらに細かくは小さな長所短所という動画で(次ページ)。
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ヒラリー男爵。自動車販売の経験あり。同僚のおクルマ整備士と試乗やメンテナンスを行い、レビュー記事にします。
経験や特技は豊富。現在は会社経営しながらYoutube動画の制作をしています。
少々変わった人生、かも。詳しくはプロフィールページで!著者:ヒラリー男爵
違いを感じる練習、試し失敗した経験、一貫性ある運転でインプレ。
受け売りではなく、カタログ的ではなく、レビューです。
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