試乗比較とレビュー、間違いいっぱいの自動車選び・トヨタ

RAV4辛口評価「5」
内装質感や使い勝手

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「前席・後席・ラゲッジ、内装で感じた印象」

  • グレード:“アドベンチャー4WD”
  • 年式:2024年式
  • 車両価格:371万円
  • 新車価格帯:270万円〜
  • デビュー年:2019年4月〜
RAV4・内装(昼)RAV4・内装(夜)

間違いいっぱいの自動車選び。RAV4試乗レビュー。

トヨタ・RAV4(2024年式MXAA54)ガソリン・グレード「アドベンチャー・4WD」。

  1. RAV4・特徴をサクッと一言で
  2. RAV4・乗り心地と静粛性
  3. RAV4・燃費とエンジン質感、加速感
  4. RAV4・ハンドリング
  5. RAV4・内装(フロント&リアシート)
  6. RAV4・小さな長所短所

関連ページ

  1. 記事と動画・RAV4のコンテンツ一覧

内装:フロントシート質感や使い勝手

RAV4:内装・昼

RAV4、アドベンチャー4WD。内装の質感や乗って感じた使い勝手。

特別感よりベーシックな質感

「華」や「質感」より「オーソドックス」。ライバル車ほど特別感を感じない造形ながら、要所は光り物でクラス感を表現。

内装造形は走りやすさにも影響を与えるから、オーソドックスとは悪って意味じゃない。使いやすくまとまり、でも使いにくい部分も少しあって、それは次ページで紹介。

シートベンチレーション装備

RAV4アドベンチャーの価格は371万円。この記事を書いている2025年現在、最も安価にシートベンチレーションを味わえるモデルかもしれない。

シートベンチレーション3シートベンチレーション4

簡単に言えばシートクーラー。シート内臓のファンが回って、シート表地の穴から空気を吸い込む

使ってみて思うのは、背中に汗をかかなくていい。パンツがびしょびしょになるって状況から開放される。するとアソコも爽やかにw

逆の面では、ファンの音が気になる
静かな夜間だとシューって音がずっと聞こえます。強さは3段階から選択可能。

いずれはよりベーシックなモデルで装着されるようになり、そしたら上級車はもっと大きなファンで、耳障りにならないノイズでファンが回ると思います。

オリジナリティあるエアコン操作部

クライメイト(空調)でもう一つ。エアコン操作部が印象的。RAV4らしいと一瞬で感じる部分。

シートベンチレーション1シートベンチレーション2

温度表示は大きく力強い文字体で表示される。実際見るとはっきり大きい。

AUTO、OFF、DUAL、ACの各スイッチは大きくわかりやすい。そしてロータリースイッチには螺旋状のゴムが巻かれ、ゴツく雰囲気満点

エアコン操作部1エアコン操作部2

よく使うスイッチと表示はメリハリあって好印象。DUALだって、下に戻す時にサッと戻せなければ、使いたくないからね。これも大事。

加えて、オリジナリティの重要性を言いたい
内装がすべて共通部品化されたら、つまらなすぎます。それこそ白物家電。

そのクルマのイメージってあるでしょ、それに合わせた独自デザインが望ましい。RAV4ではオリジナリティを感じるのがいいです。

トヨタっていうと内装でケチるとよく言われる。確かに質感はそれなり。でもオリジナリティという大きな要素はしっかり出してる。心配は次の型。どうだろう?

センターコンソールが立派

RAV4:内装・夜

高さがあってしっかりした区切り(=コンソール)、たくさんのボタンが用意され、美しく光るスイッチ。

高さのある仕切り

高級車が高級と感じやすい部分、コンソールの高さ。RAV4では膝の高さより高い位置まであります。

センターコンソール1センターコンソール2

横置きFF車だから演出でしょ、って言われればごもっとも。でもね〜そんなこと言える時代じゃない。

助手席との境がしっかりあると、男二人でもリラックスしてドライブできます。

光り方が美しい4WD制御スイッチ

カラフルなだけじゃなくて、じわ〜っとコントロールされた光り方。これが上品です。夜間の光り方を撮影したけど、じわっとした光り方は動画で。

4WDセレクト・青4WDセレクト・黄色

触っているのが4WDシステムの選択。青白黄色と色を変える。

4WDセレクト・白4WDセレクト・昼間

ドライブモードも各モード独立したスイッチが用意される。

操作すると液晶メーター全体を使って、切り替えたことを教えてくれる。

切り替えメーター表示1切り替えメーター表示2

この画面オーナーでも、定期的に見たくなるんじゃない?

2人で使いやすいアームレスト

RAV4:フロントシートとアームレスト

RAV4のセンターコンソール続き。アームレストについて。

センターのアームレストはちょっとずつ遠慮すれば2人で使える大きさがある。そして良いのは...。

アームレスト1アームレスト2

中央にステッチが入っていること。

これによって、どこまでが自分の場所と、言わなくても伝わる。シフト操作する時に「ちょっとごめんね」って毎回いうのは申し訳ないからね。
テリトリーをさりげなく伝えられるステッチは、考えられた気配り、のはず。たまたまじゃないよね。


※内容は辛口評価です。試乗購入時のお役に立てれば幸いです。

フロントのシート

RAV4:フロントシート着座感

RAV4のフロントシート。アドベンチャーではコンビシートタイプになる。見た目に安心感あって、サイズやクッション性も余裕あります。

余裕と適度でバランスいい

サイドサポートは盛り上がるものの、適度に柔らかく邪魔に感じない。背中を預ける部分も緩く、体の大きな方でもよほどじゃなければきつくない余裕。

乗降性としてはシート高が少し高く感じられたけど、座面のサイドサポートが邪魔しないのがいい。

クッション性含め、広いユーザーに対応するであろう魅力。人気車らしい作り、こうした部分から感じられます。

パワーシート1パワーシート2

パワーシートは2のメモリー機能付き。調整箇所は前後と高さ、角度、ランバーサポート

パワーシートってランバーサポート(背骨支え)調整ができて当たり前だと思っていたけど、これがないパワーシートもあるので記します。

内装:リアシート着座感

RAV4:リアシート着座感

RAV4のリアシートはフロントシート以上に、幅広い層に対応するデザイン。特別感ない反面、どんな人でも座りやすく、不快感を感じない方向を狙っていると思う。

特別感なく座りやすい

余計なことをしないベーシックな魅力。おじいちゃんおばあちゃん、お父さんお母さん、お坊ちゃまお嬢様、どんなシートを好むか考えてみてください。

リアシート1リアシート2

柔らかければいい、という方が多いと思う。普通はね。

RAV4のリアシートは、どこもかしこも柔らかい。座面おしり、座面太もも裏、サイドサポート、シートバック

リアシート3リアシート4

シートバックの下の方、腰のあたりは盛り上がり背中を支えてくれる。低い位置というのがポイントで、トヨタ車に共通するシートの良さ。

体は沈み込んで支える。サポートを張り出すのではなく、沈み込みで揺れから体を支える。上級車的です。

普通がいいわ、という中に、ちょっとの高級感を入れてくる。トヨタの上手な部分をここからも感じます。

リアシートのスペース

RAV4:リアシートスペース

RAV4のボディ全長は4610mm。ホイールベースは2690mm。大型FF車用プラットフォームを使ってコンパクトに仕立てる。リアシートもラゲッジも効率よく感じられます。

身長182cmのスタッフが座る

身長182cmのスタッフが目一杯深く座って、こんな感じ。

リアシート5リアシート6

助手席の位置は172cmの筆者が運転する位置と合わせています。

これでも狭いわけじゃないけど助手席は大きく後ろに下がるので、少しは遠慮しないと後ろは座れません。なお頭上は問題ないとのこと。

リクライニング機構を生かして浅くダランと座るなら、もっとスペースが必要。でもそれは贅沢というもの。ミニバンしか選べなくなる。

リアシート膝前の空間だけなら軽自動車の方が広いわけで、でも横幅や着座姿勢だって重要。広さだけが快適性じゃないです。

出さずに座れるヘッドレスト

ヘッドレストは引き出さなくても座れます。シートバックが大きく、背中に邪魔をしません。短時間ならそのまま座ればいいし、不安を感じたら伸ばせばいい。

リアシート7リアシート8

伸ばさないと座れないシートって、降りるときには縮めないといけない。爪を押し込んで収納するのって、面倒です。

リアシートベルトの引き出し、滑らかで軽かったです。

内装:ラゲッジスペース

RAV4:ラゲッジスペース

RAV4のラゲッジスペース。パワーテールゲートがないと閉めるのがたいへんだけど、あとはパッケージング効率よいと思わせるサイズ。
ライバル車よりホイールベース短く、ボディ全高は高い。ラゲッジにとっては有利です。

ハリアーと一緒だけどハリアーより広い

ボディ全長はハリアーより15cm短いRAV4。それでいてラゲッジスペースはハリアーより広いというのがアピールポイントになっている。

ラゲッジスペース1ラゲッジスペース2

実際には一緒だけどね。寸法や容量としては少し大きいんだって。

奥行き1mは荷物を平置きできるのがいい。フロアの広さは日常でも役に立つ。縦積みよりスマートだし、ここでこのまま、バッグ開けて出し入れできる。

ラゲッジスペース3ラゲッジスペース4

RAV4の全高が高いのはわかる。それいがいは?メジャー当ててみたり、覗いて考えてみた結果、右側のくぼみが限界まで削っている可能性。

まあ一緒ってことだよね。全長の差を考えれば効率いいといえます。

パワーテールゲートはオプション

ラゲッジスペース5

テールゲートは高く上がり、重さもあって、閉めるのはたいへん。これは面倒で開けなくなるタイプ。

多用するならパワーテールゲート、パワーバックドアが欲しいところ。

RAV4ではグレード「G“Z package”」に標準。「アドベンチャー」は8万円程度のオプション


評価評論「間違いいっぱいの自動車選び」。一部画像は拡大します。

RAV4・4WD切り替えスイッチRAV4・メーター(夜)

動画:内装質感や使い勝手

RAV4の内装質感や使い勝手。単純な紹介以上の、感想その他も言及しています。さらに細かくは小さな長所短所という動画で(次ページ)。

準備中です

RAV4

MODEL(RAV4)
  • グレード:“アドベンチャー4WD”
  • 型式:MXAA54
  • 年式:2024年式
  • 車両価格:371万円
エンジン概要
  • 排気量:2000cc
  • エンジン型式:M20A-FKS
その他概要
  • 車重:1630kg
  • ボディサイズ:4610×1865×1690mm
  • ホイールベース:2690mm
  • 発売開始:2019年4月
  • 新車価格帯:270万円〜
試乗レポ・ライター

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レビューワー・著者情報

ヒラリー男爵

ヒラリー男爵。自動車販売の経験あり。同僚のおクルマ整備士と試乗やメンテナンスを行い、レビュー記事にします。

経験や特技は豊富。現在は会社経営しながらYoutube動画の制作をしています。

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